2019年8月後半の雑記~『チャイルド★プラネット』と『ぼくらの勇気 未満都市』の比較、『(ドラマ版)凪のお暇』への不満など

チャイルドプラネット 表紙

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ドラマ版『凪のお暇』第5話への原作厨としての大いなる不満

8/16 「静まれ…静まれ俺の、…原作厨っ!!」とか叫び出したくなったドラマ版『凪のお暇』の5話目。

そりゃあね、尺の都合とか、原作漫画が終わってない都合とかで色んなエピソードやシーンを削ったり、オリジナル展開を入れる必要があるのは理解しているよ。『スナックバブル』を慎二の行きつけのキャバクラと設定を統合して1話目から登場させて、ママをオネエに、ロンとジェーンのキャラをまとめて、杏という一人のキャラにまとめたのは良いと思った。

でもね、海に行く下りについて、うららちゃんママのセリフを削ったのは頂けない…これ、重要な所だろうが!!原作漫画5巻のあの下り、結構好きなのに!!

隣人のゴンに恋し、肉体関係を結んだものも、良くも悪くも”誰にでも平等”なゴンの在り方に苦しむようになってしまった凪。欲しい時に欲しい言葉、態度で接してくれ、ドキドキときらめきを与えてくれるゴンから凪は離れることが出来ず、依存症の様になってしまう。

しかし、凪はそのことについて元カレの慎二から『ゴンとの関係を保つために空気を読んで、自分の心を誤魔化している』と指摘されてしまい動揺する。その現場を見ていたうららちゃんママに、凪はゴンとの関係を打ち明ける。ゴンにバイクで連れて行ってもらった海がいかに輝いて見えたかも。

すると、うららちゃんママはそんな凪を否定することなく、むしろ『バイクで海に連れて行かれたら恋に落ちるのは当然』『実は自分が亡き夫と恋に落ちたキッカケもそれだ』と語る。二人はキャッキャと盛り上がるのだが、次のうららちゃんママの言葉に凪は衝撃を受けるのだ。

「だから私、その翌日すぐにバイクの免許取りに行きましたもん!!」

凪のお暇5巻 コナリミサト 23/163

バイクの免許を取ればどこまでも行けると思った…そう事も無げに言ううららちゃんママを見て、凪は『自分が自分の力でどこかに行こうとしたことが無かった』『いつも誰かに乗っかているだけの人生だった』という事に気付き、自分の意志で自分の運転でゴンと行った海に行くことでゴンへの依存をやめることを決意し、自転車でアパートを飛び出す。

…とまあ、原作ではそういう流れなのに、ドラマ版では上記のうららちゃんママのセリフはバッサリとカット。原作と同じく、うららちゃんママは凪に『私で良ければ話を聞きます』と凪に寄り添おうとするのだが、ドラマ版では打ち明けた様子はない。そのため、何で凪が突然、自転車で海に行こうと思ったのかがよく分からなくなっている。それも一緒にいたうららちゃんを置いてけぼりにする形で出発しちゃうので、『大人としてそれどうなの?』とすら思ってしまう。

坂本さんはブラック企業で働きだしちゃうし、今後ドラマオリジナル展開がどしどし来ちゃうんだろうけど、なんかちょっと不安になってきたなあ。

『歴史秘話プリキュアヒストリア』~内容は良いと思ったけど

8/17 『歴史秘話ヒストリア』が何故か『プリキュア』とコラボして、歴代のプリキュアについて分析と考察を語っていた。

内容は良かった。内容はいいんだけど、NHKがテレ朝系列の番組である『プリキュア』について真正面から取り上げていることに非常に驚いた。今までもちょいちょい、他局のアニメについて取り上げたりすることあったけど、こんなに一つのアニメを特別にかつ長い尺を使うのは珍しい気がする。どうした。

まあ、長寿番組だからなのかな、歴史としても長いし…と思わなくもないけど、『全プリキュア大投票!!』というのはやり過ぎでは?NHK、お前がやるべきことじゃないんじゃないか?…そう思ってしまう。やるならテレ朝だろうと。

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『ザ・ノンフィクション 新・漂流家族2019~美奈子と夫と8人の子供~後編』
…星音君に思うこと

8/18 フジテレビの『ザ・ノンフィクション』は定期的に美奈子と子供達を追っていて、今回も先週に引き続き、この大家族の姿を放送。相変わらず、長男の星音(しおん)と長女の乃愛琉(のえる)は母、美奈子の再婚相手の義人と折り合いが悪く、度々険悪な雰囲気になる。特に今回は家を飛び出していた星音が戻って来て空気が張り詰めるもののとりあえず美奈子と義人は迎え入れる。しかし、星音は19歳になりながら明確な将来の夢を持たず、中々バイトをしようとしない。やっとバイトを始めて慣れて来たかと思った矢先、『辞めたい』と言い出したため、美奈子、義人が怒るといった内容であった。

星音君は学校もアルバイトも長く続かず転々としており、美奈子、義人、番組スタッフが将来のビジョンを尋ねても、曖昧なことしか答えない。何故学校やバイトを辞めたのか等を問うても、一応答えはするものの、真意は分からない。そのため、番組の感想の大半が美奈子と義人への批判と星音君への同情で占められてはいるものの、『将来のことを何も考えず、やる気がなく甘えている星音もヤバいんじゃないか』という声も少なくない。

星音君は受動的で大人しい性格ではあるものの、いわゆる“コミュ障”ではない。どちらかと言うと可愛がられるタイプだ。それなりに器用で適応力もあり、バイトにもすぐ慣れ順調に働いている様に見えた。

それなのに、『遅刻してしまったから』『飽きた』という理由で行かなくなってしまった。当然それに、美奈子も義人も激怒するのだけど、私は「本当にそれだけかな」と思ってしまう。本人も何故自分が頑張れないのか分からず戸惑っているように見える。

私は彼の知り合いでも無いし、事情を深く知っている訳でもないのだが、彼の心理と行動について勝手にこう分析している。

星音君は長期的な人間関係の築き方が分からない、そして人と深い関係になるのを避けてしまうのではないかと。

父親が何度も変わるだけでなく、自身も母、美奈子と共に各地を転々としてきた星音君。美奈子のwikiを見るだけでも分かるのだが、凄いときには一年に4回も引っ越ししている。

そう考えると星音君は冗談抜きに『さよならだけが人生だ』という様な日々を幼少期から思春期にかけて送ってきたことになる。こんな感じでは中々信頼できる友人も出来ないだろう。それでも出来た友人と同じ普通科高校に行くことを望んでいたが、親の都合でそれも叶わなかった。

星音君はその出自から、新しい環境に馴染むためのコツ、浅い人間関係を築くコツはきっと掴んでいる。でも、長期的なそれを築いた経験が圧倒的に少ない…というより、意識的か無意識的かは分からないが、誰かと深い関係になることを避けて生きてきたのではないだろうか?何故なら、深く人と関われば関わるほど別離が辛くなってしまうから。

だから『ある程度慣れてしまうと、その先どうしてよいか分からず辞めたくなってしまう』ということを繰り返してしまうのではないか。これは最早『ヤメ癖』『だらしない』『甘えている』なんて言葉で括って良い次元を超えているだろう。根性論で発破を掛けてもどうにもならない位、根深いものに思える。星音君の今の姿勢を真に正すには、心理的なサポートが必須だ。

散々子供達を振り回しておきながら『今までのことを謝らない』と断言した美奈子、感情的で何かと暴力的な態度を取る義人、どちらも問題アリアリだが、星音のことを心配しているのは本当だろう。でも、あの二人が星音君の複雑な気持ちや考え方を理解して寄り添うのはかなり難しいと思う。星音君に幸あれ…

『チャイルド★プラネット』と『ぼくらの勇気 未満都市』の比較~よりリアルなのはどっちか

8/21 Renta!で『チャイルド★プラネット』(原作・竹熊健太郎、作画・永福一成)を一気読み。…前から気になってたんだよね。それは何故か。

ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』にこの漫画を盗作した疑惑があると前々から言われているからだ。私は1997年のこのドラマが大好きだった。始めて自主的に夜更かし(といっても21時から22時)して真剣に見たドラマだった。だが、このドラマの設定が『チャイルド★プラネットに類似している』と原作者の竹熊健太郎氏が指摘し、日テレは原作・制作協力という形でドラマのテロップと出したのだが、どうやら円満解決では無かったようである。そのため、2017年に『ぼくらの勇気』の20年後を描く特別ドラマを放送する直前、原作者の竹熊健太郎氏が再びTwitterで改めて『盗作だったこと』『日テレの対応が不誠実だったこと』等を主張し、話題になったのだ。

類似点は以下

  • とある都市に『大人だけが死んでしまうウイルス(微生物)』が蔓延し、大人だけが死滅し、子供だけの状態になってしまう。(『チャイルド★プラネット』では米軍基地のある横浦市。ウイルスは米軍が開発したもの。『ぼくらの勇気』では千葉県幕原市。落下した人工衛星に付着していた日本政府が秘密裏に開発していた微生物が原因)
  • 政府はこの事実を隠蔽し、感染が広がらない様に巨大な壁を築き街を封鎖。子供たちは取り残され、脱走を許されない。(『チャイルド★プラネット』では生存者がいないと政府と米軍が事実を隠蔽。『ぼくらの勇気』では巨大な地震が起き、政府が救援に当たっていると情報操作する)
  • 衝突したりトラブルが発生しながらも、少年少女達は協力して、脱走&事実を外の世界に公表しようとする

…うん、限りなく黒に近いグレーだな。当初は原作無しということで作られた『ぼくらの勇気』だが、制作陣の誰かしらが『チャイルド★プラネット』を読んだりして影響を受けた可能性は高い。マンガの連載が1996年~1997年だったのに対して、ドラマは1997年の10月スタートだし。

しかし、読んだ感想としては、上述の通り基本的な設定が酷似しているものの、登場人物や展開が全然違うので、少なくとも同じ作品だ…とは思えない。雰囲気もかなり違っており、乱暴な言い方をすれば、『チャイルド★プラネット』では少年少女が狂気に陥っており、モラル崩壊が起こっており、色々と『ヒャッハー』な状態。人も死にまくる。政府、米軍も容赦なく、脱走しようとした少年達を平然と射殺し、最終的には市に気化爆弾を投下して皆殺しにしようとしてくる。対して『ぼくらの勇気』は子供たちは絶望しきって心が荒れ、いじめや小競り合いは起こっているものの、『チャイルド★プラネット』程のモラルハザードには陥っていない。まあ、純粋に子役を使っているテレビドラマでそこまで描けないというだけかもしれないが、争いで人が死にまくることはない。

どっちがリアルかというと、ちょっと悩ましい。『ぼくらの勇気』は皆大人しすぎ、いい子すぎな気もするし、『チャイルド★プラネット』はパニックホラー要素が強すぎる様な気もする。非常事態、少年少女はどこまでモラルを保てて協力し合えるのだろう。理性と本能はどちらが勝つのだろう。『十五少年漂流記』か『蠅の王』かみたいな話になってしまうけど。

ちなみに、竹熊健太郎氏に物凄く失礼な気がするが、私は『ぼくらの勇気』の方が好きだ。いわゆる思い出補正が掛かっているのもあるが、妙に現実味のあるビターエンド(政府が隠蔽しようとした真実を暴露しようと証拠を持って立てこもるも、軍事力を前に『汚い大人にならない』と誓い合って政府に投降する)とキャスト陣の瑞々しさと美しさだな。主人公のKinKi Kidsの二人もそうだけど、男装の少女ユーリを演じた宝生舞が魅力的だった。モリ役の当時14歳だった松潤が本当に美少年で「天使ですか?」という感じ。相葉も中途半端なヤンキー役が合っている。…基本的に男の子中心で、あまり性的なトラブルが描かれなかったから物語として美しく見えるのかも(日テレ土曜日21時というところから察せられるよう、典型的なジャニーズドラマだし)。…スズコ(矢田亜希子)?ヒロインはユーリじゃい!

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『凪のお暇(ドラマ)』6話について

8/23 かなりがっつりドラオリ展開来たなぁ…。まあ、ドラマオリジナル展開が来ることは序盤から分かっていたことだけど(原作で花火果たされていない母親との決着がクライマックスだってこともね)。

坂本さんがブラック企業に入っちゃったのはまだ良いとしても、凪が『卒業』ばりにセミナー中の坂本さんの手を取って連れ出し&逃走するのはどうなんだろう。そんなことができる性格ならそもそも、空気読みすぎて過呼吸で倒れたりしない。それぞ、海に行ったくらいでそんな凪に行動力が生まれたとも思えないし、不自然。なんだ、百合推しなのか、ドラマのスタッフは。そこに慎二も絡んでくるのも尚更変だし。大体、社給料未払いとか平気でするブラック企業だ。セミナーを台無しにしたことを口実に坂本に対して損害賠償を求める位しそうなものだけど。

ワガママでしかないが、ドラマオリジナルをやるなら原作のエピソードや展開を超えるものを持ってきてほしい。7話以降はもっとオリジナル要素増えるのだろうけど、本当にどうなるんだろう。不安だ。

『ロールパンナとめいけんチーズ』にビビる

8/29 娘と出掛けた先でたまたまアンパンマンを観る。それも、古いものの録画。2001年放送の『ロールパンナとめいけんチーズ』だ。最初は真面目に見ていなかったのだが、バトルシーンがあまりに過酷なのでいつの間にか引き込まれてしまった。

元々ロールパンナちゃんの設定はアンパンマンワールドには似つかわしくない複雑なもの。ジャムおじさんの手で”パンの仲間の兄弟”…”メロンパンナちゃんの姉”という形で生まれてくるはずだったロールパンナ。しかし、出生間際、ばいきんまんの手によって悪の心を植え付けられてしまったうえ、『アンパンマンは敵である』と洗脳されてしまう。紆余曲折あって今は落ち着き寡黙ながら優しく人助けに勤しむものの、未だにロールパンナの中には”善の心(ピンクのハート)”と”悪の心(青いハート)”の二つが存在し、常に悪の心と戦い続けている。そして、ばいきんまんの洗脳の後遺症で未だにアンパンマンを見ると憎しみの心が沸き上がって来るので、パン工場で暮らすことが出来ず独りどこかで野宿して暮らしているのだ。…重い!!

そんな訳なので、ロールパンナちゃんが登場する回は基本的にシリアス回になりやすいのだが、『ロールパンナとめいけんチーズ』はそのバトルシーンがなかなかだった。パンの仲間と離れながらも人助けをして過ごす優しいロールパンナがばいきんまんに再洗脳され、アンパンマンに襲い掛かるのだが(これ自体はよくあるパターン)、アンパンマンへの攻撃の仕方がえげつなかった。

今回ロールパンナはロールリボンという特性の武器(新体操のリボンみたいなやつ)でアンパンマンの足を捉え、地面にアンパンマンを叩きつけるのだ。作画が良いのもあって結構激しい。というか痛々しい。よくよく思い返すと、普段ばいきんまんがアンパンマンに攻撃する時って、大体顔を濡らしたり、顔をへこませる位しかしないから、アンパンマンがこう、身体を痛めつけられるってことは滅多にない。そのせいか、やたらこの回がハードに感じられる。

そもそも、ロールパンナは登場頻度が少ないから目立たないけどかなり強い。ロールリボンという飛び道具持っている上に、身体能力も非常に高く素早いうえパンチやキックもできる。メロンパンナやクリームパンダと違って、初期三人のパン戦士に匹敵する、あるいはそれ以上の強さを持っているのだ。そのため、本気でアンパンマンが戦ったとしても勝てる保証はない。

その上、アンパンマンはロールパンナを敵ではなく、仲間、妹だと認識している様で、絶対にロールパンナのことを攻撃しないので防戦一方。なんか熱く語ってしまったけど、とりあえずアンパンマンが徹底的にやられる回だった。普段バトルシーン大好きな娘がビビって後退ってたし。うん、私もちょっとビビったよ。

…なんかアンパンマンについて語る頻度が増えてきたな。たまにアンパンマンって『えっ』となる良回や神回があるから油断できない。

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『偽装不倫(ドラマ)』8話目~どこから突っ込めば良いのだ

8/29 録画していた8話目視聴。どこから突っ込めばいいのだ、もう、これ。もしかして杏への罰ゲームか何かなのか?アヒル口でいつも『どうしよ~う』と叫ぶ鐘子。控え目に言ってもただのバカ。うっかり風太に姉の葉子が既婚者であることをばらしてしまう鐘子。どう見てもバカ。姉のことを妬んで、陥れるためにわざとばらしたとかの方がまだマシなレベル。

そして、丈サイドにも『?』の連続。勝手にスマホ見るなよ、丈の姉。しかも勝手にメッセージ消すとか。それでもって、メッセージを消されたことで何かが起こるのかと思いきや、メッセージの内容をちゃんと丈に伝えるのでそれもなし。何なんだよ!

そして、ドクターよ。勝手に患者の親族に病気ばらすなよ。下手すりゃ訴訟ものだぞ。

んでもってなんやかんやと本当のことを話して思いを伝えたい鐘子と脳腫瘍の手術をすることを決意した丈は会って話をするのだけど、独白が多いし長い。言葉にしなくてもそれを伝えるのが脚本や役者の仕事じゃないのか。大体、独白の内容もずっと前から言ってたことの繰り返しだし。くどいわ。

んでもって丈。彼は脳腫瘍の手術をしても死ぬかもしれず、それで鐘子を傷付けたくないがために鐘子を振る…が、その振り方が酷い。『不倫の方が後腐れなくて良かった』…こんなん男性不信になるわ!

一緒に見てた夫が「丈、死ぬの?」と言うので「記憶喪失にでもなんじゃね?(投げやり)」と答えたのだが、次回予告を見る感じ本当に記憶喪失になるっぽい。一体いつの韓流ドラマだよっ!?…なんだかなー。

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