【漫画】あなたがしてくれなくても7話【感想・ネタバレ・考察】明るく振る舞うみちだったが、新名に本心を見抜かれ泣き出してしまう…

あなたがしてくれなくても2巻表紙

結婚5年目、レスになって2年目の32歳の吉野みちと35歳の夫、陽一。みちは同じく妻とレスである会社の同僚の新名誠に悩みを打ち明けたことをきっかけに陽一とレスについて話し合うことを決意。しかし、結果はケンカになってしまった上、陽一からは『EDだ』と嘘を吐かれてしまうのであった…。

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Contents

以下、あらすじとネタバレ

陽一の度重なる逃げの姿勢に冷めてしまったみちは心が楽になる

朝、出勤するため家を出るみちは妙に明るく機嫌がよく、陽一も困惑する。

みちは出勤しながら考える。ケンカして家出した陽一から呼び出された時、みちはきちんと話し合うことが出来ると期待したのだ。しかし、陽一は『自分はEDかもしれない』というあきれる様な嘘をついて、逃げようとした。しかし、みちは腹が立つどころか、

スッと何かが冷めた気がした
でも 何でだろう
楽になった

あなたがしてくれなくても7 ハルノ晴  5/23

そう思うのであった。

会社では後輩の華が会社の上半期の合同飲み会を楽しみにしていた。まだ諦めず新名を狙っている華にみちは『新名さんのどういう所がいいの?』と尋ねた。すると華は『包容力があって心を満たしてくれそうだから』と答える。華は『心と体とお金の3つを満たす必要性』を語り、『3つ揃ってる人はなかなかいないから、それぞれを満たしてくれる人がいればいい』と言うのであった。

華の言葉に妙に納得したみち。

私が欲張りだっただけ
心も体も満たされたいなんて贅沢だったんだ

あなたがしてくれなくても7 ハルノ晴 7-8/23

そう自分に言い聞かせるのであった。家に帰ってもみちはもう陽一と喧嘩することもなく穏やかな気持ちで過ごす。しかし、陽一はそんなみちに秘かに溜息をつくのであった。

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会社の飲み会でみちは新名に『気持ちが楽になった』と語るが…

そして会社の上半期の合同飲み会。みちが調子良く酒を飲んでいると『隣いいですか?』と新名がやって来た。『最近どうですか?』と尋ねる新名にみちは笑顔で『ヤバめのケンカをしちゃったけれども、逆にさっぱりして楽になったんですよ』と告げた。

「私気づいたんです。夫との生活にわざわざ波風立てることなかったなって」
「夫婦ケンカなく生活するのが一番ですよね!」

あなたがしてくれなくても7 ハルノ晴 12/23

新名はみちの言葉に黙る。するとそこに華が二次会の人数確認のためにやってきて会話が中断され、みちは席を立つ。

ほろ酔い気分で歩きながら『久しぶりにいい気分だ』とご機嫌なみち。だが、後ろから新名が『吉野さん』とみちを呼びながら追いかけて来た。

「楽になったって本当ですか?」 

あなたがしてくれなくても7 ハルノ晴 14/23

少し驚きながらも笑顔で『どうしてそんなこと言うんですか』と尋ねたみち。すると新名はこう答えた。

「全然そんな風には見えなかったので」

あなたがしてくれなくても7 ハルノ晴 15/23

新名のその言葉にみちは涙を浮かべる。すると華が新名を探しに近づいてきたため、新名はみちを店の外、階段に連れ出した。

新名に正直な気持ちを吐き出し大泣きするみち…すると新名はそんなみちを抱きしめた

新名と二人になったみちは涙を抑えられなくなり、こぼし始める。

喫茶店での陽一とのやりとりを思い出すみち。陽一が好きだから求めたくなる、しかしそれは叶わない。だったらせめて陽一があの時みちの心に寄り添ってくれれば良かったのだが、陽一は下手な嘘で逃げた。

「私 夫への気持ちに一線を引いたら楽になったんです。期待せずに済むから」
「そしたらもう、自分が傷つかずに済むと思ったんです」

あなたがしてくれなくても7 ハルノ晴 18-19/23

みちはそう、大泣きしながら正直な気持ちを吐き出した。

すると新名は黙ったままみちの頭に手を回し軽く抱きしめる。泣きながら新名にもたれ掛かるみち。

期待しなければ傷付かないというのは嘘だ。陽一に拒否され無視され挙句逃げられたみちの心はもう壊れる寸前で、助けを求めていたのだ。

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以下、感想と考察

陽一の浅い嘘がみちを追い詰める

陽一が馬鹿な嘘を吐いたせいでみちの心が限界に。

腹が立ちすぎるとムカつきを通り越して相手のことが至極どうでもよくなるという気持ちはとてもよく分かるのだが、それで空元気になるのは精神状態としてはかなりヤバい。まだ冷たく当たった方がマシだよな。みちは本当に陽一が好きなんだな。みちが泣くシーンは胸に来る。

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ここまで来ると華の存在が救いに

というか『体の相性がいい人と経済的にサポートしてくれる人がいる』とサラッと既に男が二人いることを語る華…ここまで来ると逆にある種の”ゆるキャラ”っぷりに和むわー。本筋がちょっときついからなおさらね。

表紙の変化と意味を考える

1巻の表紙は陽一と背を向け合うみちが誰かと手を伸ばし合ってる(まあ、新名なんだけどね)。そして2巻の表紙はみちと新名。みちは陽一っぽい人(見切れている)と手を繋いでいているけど、同じく誰か(見切れているけど妻)と手を繋いている新名から手を伸ばされている。みちはまだ、新名の手を取っていない。しかし、手を繋ぎたそうにしているのを我慢している感じがする。

果たして、この表紙の変化は何を意味しているのか…。

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