【漫画】あなたがしてくれなくても40話【感想・ネタバレ・考察】昇進試験を受ける決心をしたみちに陽一は協力することを約束する

あなたがしてくれなくても 7巻表紙

旅行に行く直前に、『したくてもできない、みちの態度がプレッシャーだった』と正直に打ち明けた陽一。旅行は中止になりみちは失意のまま職場に戻る。するとそこには新名がいて、みちに寄り添うと同時に今までの感謝と別れを告げる。新名の言葉に背中を押されたみちはもう一度陽一と向き合う決意をするのであった…。

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Contents

以下、あらすじとネタバレ

翌朝、仲直りしたみちと陽一は高いホテルの朝食ビュッフェに行くことに

いつの間にかソファに寝転ぶ陽一に寄り添う様に眠ってしまったみち。気がつくと朝の9時で目覚めた二人は『マジか!?』『ウソでしょ~』と悲鳴を上げながら出勤の準備をしてタクシーを呼ぼうとする。しかし、そこでタクシーを呼ぼうとスマホを見た陽一が気付くのであった。

「待てみち!」
「今日 土曜…」

あなたがしてくれなくても40 ハルノ晴

そこでみちと陽一は昨日旅行に行く予定だったのに、結局行かなかったことを思い出す。遅刻じゃなくて良かった…そう互いに溜め息をつく二人。みちが『せっかく用意したのに』と呟くと陽一がこんなことを言い出す。

「朝メシでも食いにいく?」

あなたがしてくれなくても40 ハルノ晴

出不精で面倒くさがり屋の陽一がそう提案したことに驚いたみちは思わず『東プリの朝食ビュッフェ』と答えてしまう。しかし、すぐにそこが一人3千円もすることを思い出す。だが陽一はみちの首に腕を回すと『行くか!』と言う。

みちがそこが高いと教えても陽一は笑って『食って太れ』と軽口を叩く。そんな陽一にみちは『一言多い!』と嗜めながらも喜んで一緒に出掛けるのであった。

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出勤したみちは部長から昇進試験を受けるか聞かれて迷う

月曜日。会社に出勤したみちは華から旅行のお土産をねだられてギクリとする。結局行けなかったとは言えないみちは『うっかり忘れちゃって…』と謝るが、華は『お土産忘れるほど楽しかったんですね!』と笑いみちは少々胸が痛むのであった。

すると、そんなみちに部長が声を掛ける。

「今年の昇進試験どうする?もし受けるのなら今週中に返事してくれないかな」

あなたがしてくれなくても40 ハルノ晴

そう言われたみちは『もうそんな時期か』と思いながら『はい』と答えた。しかし、華から試験を受けるのかと聞かれると返事に困ってしまうのだ。

それというのも、みちは去年昇進試験を受けて落ちてしまったからだ。

去年みちは休日に時間を見つけて勉強しようとしたものの、陽一はゲームをしながら『お昼ご飯は?』『洗濯機が終わったよ』というばかりで全然家事を分担してくれず全く協力してくれなかったのだ。みちが『なんで協力してくれないの?』『状況分かるよね?』と怒っても陽一は何故怒られるのかが分からない様で困惑するばかりであった。

そのあげく、試験に落ちてしまった…。就活以来”合否”というものに無縁だったためかみちはかなりショックを受けてしまった。そのため、今回もあまり前向きになれないのであった。

そんな昨年の様子を思い返すみちと華。悩むみちに対して華は堂々と『自分は25歳までに寿退社するから試験を受ける必要はない』と宣言するのであった…。

悩むみちだったが『自分を変えるために挑戦したい』という田中の言葉に突き動かされる

仕事が終わり会社を出てもみちは昇進試験を受けるか否か迷い続けていた。

落されてしまうと自身が否定されたような気になってしまう…そう消極的になっていた時だった。ちょうど本屋の前で後輩社員である田中とバッタリ出くわしたのだ。

田中は自身も昇進試験を受けるつもりで新名から薦められた参考書を買いに来たのだと言う。大人しい田中は周囲から『お前が昇進試験を受けるのか』と言われてしまったと語り、みちが『そんなことないですよ!』と励ますと『新名さんもそう言ってくれました』と笑う。そして言うのだ。

「僕 自分を変えたくて…これはその一歩なんです」

あなたがしてくれなくても40 ハルノ晴

田中のその言葉はみちの胸に強く響いた。そして、みちは深く反省する。

皆知らない所で前に進んでる
それなのに私は言い訳を探して
また一人嘆いて立ち止まるつもり…!?

あなたがしてくれなくても40 ハルノ晴

みちは昇進試験を受けることを決意するのであった。

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みちは昇進試験を受ける事、家事を協力してほしい事を陽一に告げ、陽一も了承する

参考書を買って帰宅したみちに、陽一は『今年も試験受けるの?別にいいけど…』と言う。そんな陽一にみちは真面目にこう切り出す。

「…陽ちゃん 私きっと余裕なくなると思うんだ」
「だから家事を手伝ってほしい」
「洗濯とか夕飯作りとか」

あなたがしてくれなくても40 ハルノ晴

みちのその言葉に陽一は一瞬考え込んだものの、『ちゃんとしたものは作れないけど、いい?』と答えた。

陽一の返答にみちは満面の笑みで『スーパーのお惣菜でもOKだよ』と答え、陽一はどこか照れたように『おう』と言う。『じゃあ早速夕飯作るの手伝って』と言われると『え!?』と叫ぶものの陽一はちゃんと手伝う。そんな陽一を見ながらみちは『今回は前よりも頑張れそう』と明るい気持ちになれるのであった。

三島の助言のおかげで上手く行っている…そう語った陽一に三島は…

翌日、職場の喫煙室でどこか機嫌が良さそうな陽一に三島が『奥さんと上手く行ってるんだ』と言う。

すると陽一は『三島さんの言う通りだった』と煙草を吸いながら笑う。以前三島は陽一に『言いにくい事でも感情的にならずに伝えれば信頼関係がある人にならちゃんと伝わる』と助言した。その助言に従った結果、陽一は正直な自分の思いをみちに伝えることができた。最近は互いに冷静に思いを伝えられるようになったためか、陽一も以前と比べてみちの言葉を素直に聞けるようになったのだ。

「ふ~ん 余計な事言っちゃったかな…」

あなたがしてくれなくても40 ハルノ晴

陽一の話を聞いた三島は小さくそう呟く。陽一が聞き取れず『え?』と言うと、三島は『上手く行っててよかったね』と満面の笑みで言うのであった…。

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以下、感想と考察

昇進試験を受けることにしたみち…全てはこのまま順調に行くか??

旅行キャンセルの翌朝、あっさりと仲直りできたみちと陽一。そして、話は少し変わってみちの昇進試験に。久々にモブ田中が活躍。

田中さん、さり気なくみちの人生が変わるきっかけ作る事多いよね。みちと新名が近づいたのもこの人がキッカケだったわけだし。でも昇進試験に向けて頑張るのは非常にいいことだと思う。今思い返すとみちって常に陽一とのセックスレスや新名とのことしか頭にないような状態だったからね。他のことに意識向けるって大事だよね。

そして、三島さん…陽一とみちが仲直りしたことを一緒に喜びながらもどこかちょっと残念そう…なんだかんだと未練があるんだろうな…。

なんかこのままいい感じに進んで終わってほしい感じもするし、読者としてはもう一波乱来てほしいような気もするし…どっちなんだろう。

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