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32歳の吉野みちは夫、陽一とレスになってから2年経過していた。その悩みを会社の同僚の新名誠に打ち明けたところ、彼もまた妻とのセックスレスで悩んでいた。それからみちは新名に事あるごとに励まされるようになった。
その後、みちは陽一から『2週間後に仕事が落ち着くまで待ってほしい』と言われるが、忙しいと言っておきながら新作ゲームに夢中になる陽一の態度に傷付く。
ある日、みちは一度退勤したものの、華から仕事を押し付けられ残業をしていた田中を助けに会社に戻った。するとそこでは新名が田中の仕事を手伝っていた。新名はみちと田中に『三人で飲もう』と誘うのであった…。
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Contents
以下、あらすじとネタバレ
みちは新名に何故田中の仕事を手伝ったのかを尋ね、新名の語った言葉に衝撃を受ける
居酒屋で乾杯するみちと新名と田中。田中は仕事を手伝ってくれた新名とみちに感謝し、上機嫌でおごると言った。明るく店員に注文をする田中を横目に『私も新名さんみたいに最初から手伝えばよかった』とこぼすみち。『吉野さんだってわざわざ戻って来てくれたじゃないですか』という新名に『それは自分のためでもあった』と思わず言ってしまう。
すると新名も寂しそうに『オレも私情が入っていたかも』と言う。みちは驚くも田中が注文を終えたのもあり、その場ではそれ以上何も聞けなかった。
それからしばらくすると、田中が飲みすぎて完全に寝てしまった。そこでみちは『さっき言っていた私情について聞いてもいいですか?』とためらいながらも新名に尋ねた。
すると新名は『北原さん(華)が田中さんに何度も仕事を頼んでいるのを見ていて、フェアじゃないと思っていた』と答え、自身の生まれ育った家庭について語る。
新名の父は典型的な亭主関白で、専業主婦の母は何でも言うことを聞いていた。そんな二人の関係を見て、昔から『夫婦なのにフェアじゃない』と感じていたという新名。母親に本音を聞いたことはないが、不満を持っていてもただ言えないだけなのではないかと思っていたという。自己満足だと分かっている…そう前置きしたうえで新名はみちに言った。
「でも相手の為にって我慢してる人がいるのなら力になりたいんだ」
あなたがしてくれなくても4 ハルノ晴 8/23
その言葉を聞いてみちはハッとさせられる。その後、新名はみちを一人タクシーに乗せ、自身は泥酔した田中を抱えながらみちを見送った。
家に着いたのは遅くであったが、陽一はまだ起きていた。『おかえり、遅かったじゃん』という陽一に『残業後に皆で飲んだ』と答えるみちは何故か動揺し言い訳をしているような気持ちになる。陽一は特に咎める訳でもなくそのまま『おやすみ』と言って寝てしまう。
みちは新名の言葉が嬉しかった。新名はあくまで自分の気持ちを語っただけだと分かっている。
でも陽ちゃんが考えてくれない私の気持ちを分かってくれてるみたいでうれしかった
あなたがしてくれなくても4 ハルノ晴 12/23
まるで私に言ってくれてるかのようでドキッとした
『私のためなんかじゃない』とう自身に言い聞かせながらも、ベッドに入ったみちは新名の言葉を何度も思い出して寝付けないのであった。
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ついに約束の日を迎えたみちと陽一…ところが…
そして、ついに『2週間後』…陽一との約束の日がやってきた。後輩の華に飲みに誘われたみちはそれを断る。ヒマだと言う華に彼氏はどうしたのかと尋ねると、華はあっさりと『別れました』と言う。驚くみちに華は『一人の人と長く続かない』『トキメキがないとダメ』『長くなるとマンネリ化して男と女じゃなくなるのが耐えられない』…そう平然と言う。みちは華が発した『トキメキ』という言葉について考えさせられる。
自身と陽一の間にトキメキが無くなっていたことを認めるみち。しかし、それが無くなったからといって陽一を大切に思う気持ちまでが無くなった訳では無い。陽一より先に帰宅したみちは『いつもと違う雰囲気を作ろう』と意気込み、ローストビーフ等いつもより手の込んだ料理を作り陽一を待った。
帰宅した陽一は仕事の関係で昼を食べることが出来なかったと空腹を訴える。そして、卓上の豪華な食事を見て驚き黙った。
どこかはしゃぐように『おいしい?』と尋ねるみちに陽一は『うまい…』と返す。みちはそんな陽一に『余計なことは言っていないし大丈夫だよね』と思いつつも期待に満ちた眼差しを送るのであった。
その後、二人でソファーに座りテレビを見ていたみちと陽一。時刻は23時を過ぎ、”いい時間”になっている。しかし、陽一はぼんやりとテレビを見続けており、みちは『もしかして忘れてる?』と不安になり、陽一に声を掛けようとした。
その時だった。みちは体に違和感を覚え、トイレに行く。そして戻ってくると陽一に『今日の事覚えてた?』と尋ねた。すると陽一はぎょっとしたように『わかってるよ』と答える。
そんな陽一にみちは『生理になってしまった』と伝える。
「そ、そーなんだ。それじゃ仕方ないね」
あなたがしてくれなくても4 ハルノ晴 22/23
そう慰めるように言った陽一。しかし、みちは夫婦だからこそ分かってしまう。陽一が一瞬ホッとしたことに…。
以下、感想と考察
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新名さんがいい人過ぎて怖い
新名さんがいい人過ぎて、最早怖い。みちが望むタイミングで素晴らしい言葉を掛けてくれる。しかも、下心とかなく、自身の心持として。それでもって行動も伴っていて、華に仕事を押し付けられた田中(モブ)を手伝うとか。聖人ですかね?
とはいえ、これはあくまでみちの目から見た新名さん。彼の本音や人間像はまだまだ分からないので注意していきたいところ。
陽一とみちの擦れ違いが辛い
約束の日に張りきるみちと、陽一の温度差が辛い。陽一がいつもと違うごちそうにプレッシャーを感じて、というよりも引いてしまっているのがありありと伝わってくる。でも、なんだかその気持ちも分からなくはない。みちが悪い訳では無いのだけれども。
そして、みちに生理が来たことを聞いたときの陽一の表情が本当にホッとしているのがまた…。これは正面切って何か言われるよりも、よっぽどみちは傷付くだろうな…。
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