【漫画】不倫サレて離婚しました。4話【感想・ネタバレ・考察】離婚後2か月目の精神的ダメージ、そして離婚後、元夫に会う?会わない??

不倫されて離婚しました 表紙

不倫されて離婚したあめ子。しかし離婚後もフラッシュバックや自殺衝動が起きたり、不可解な夫の両親の言動に振り回され、無神経な友人の発言に傷付く等、まだまだ険しい道のりは続く!?

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Contents

以下、あらすじとネタバレ、感想

離婚2か月目のダメージとは?寂しすぎて虫を飼ってしまうあめ子とモエ

『離婚までは体力、離婚後は気力がいる』…そう世間的に言われている通りになったあめ子。夫の不倫発覚後はショックで不眠、吐き気、嘔吐に悩まされたあめ子は離婚してホッとして元気になれるかと思いきや、そうでもなかったのだ。

あめ子は以前、離婚経験者から『離婚して2か月目に来る精神的ダメージ』について聞かされたが、身をもってそれを体験することとに会った。

『独りになった寂しさに気付くのがそれ位のタイミングなのでは?』と言うのはあめ子と同じく夫に不倫されて離婚したモエ。モエは実家に戻っていたにも関わらず、寂しさから部屋にいたハエに名前を付けて飼っていたというのだ。

その心理状態に理解を示すあめ子。あめ子もその頃、トイレで蜘蛛を飼っていたのだ。だが、モエのハエは1週間で死に、あめ子の蜘蛛も冬を越せなかった。

あの心理状態は何だったのかと思い返しどうにかしてたと思うあめ子とモエなのであった。

「今なら秒殺する」

不倫サレて離婚しました。3話 ななしなあめ子 7/28

…部屋にいる虫に妙な愛着を持ってしまうって結構あるあるだと思うのだがどうなのだろう。それも、その時のメンタル次第で生かしたり殺したり、どう対処するか違ったり…。…Gには決して容赦しないけどね。

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手続きだらけの離婚後の暮らし、元夫の不倫相手に水をかけた話の裏話~そして”きゃりーちゃん”の影に怯える日々

離婚後、苗字や住所、戸籍の変更等、手続きだらけの日々を送る中、ある日あめ子の元に差出人が書かれていない封筒が届いた。

それは元夫から送られてきたもので、中身はあめ子宛てに元夫の元に届いた大量のDMで、更に『住所変更してください』と書かれた付箋までついていた。『私だって色々と住所変更しているのに』と苛立つあめ子。それでも、元夫のところへ届くあめ子宛てのDMはまだなくならず、未だに差出人名無しの封筒があめ子の元に届くのだ。

そして、あめ子は元夫の不倫相手”きゃりーちゃん”と対面した時に水を掛けたのだが、それは事前に準備していたことであった。”きゃりーちゃん”との話し合いは義兄夫婦の家で行ったのだが、先に義兄夫婦に相談した時、『せめて水くらいかけてやりたい』と言ったあめ子。すると、義兄夫婦は『やればいいんじゃない?水くらい』『濡れたら拭けばいいだけだし』と言って、なんと話し合い当日、危なくないように氷を抜いた水を入れた紙コップを用意してくれたのだ。

アイコンタクトで『水をかけてもいい』とあめ子に告げる義兄。『ここまでされたら絶対に失敗できない』と緊張したあめ子はタイミングを見計らって”きゃりーちゃん”に水を掛けたのだ。

だが、それをしたこともあってか、あめ子は未だに街中で、”きゃりーちゃん”に似たボブヘア―の若い女の子を見ると”きゃりーちゃん”に思えて怯えてしまうのだ。不倫騒動中に、”きゃりーちゃん”の自撮り画像、他撮り画像、はたまた加工済みの画像を見過ぎた結果、本当の”きゃりーちゃん”の顔が分からなくなってしまったため、少しでも”きゃりーちゃん”に似ている人を見ると『今度こそ』と思ってしまうのだ。

そして、あめ子は離婚直後に引っ越した家でラップ音が続くのも、Siriが勝手に反応するのも、『水をかけられたきゃりーちゃんの生霊では?』と恐れる様になってしまう。

しかし、その後再び引っ越した後、ラップ音もSiriの誤作動も無くなり、あめ子は”きゃりーちゃん”に対して『疑ってゴメン』と思うのであった。

…よくドラマ等で水やコーヒーを掛けるシーンってあるけど、現実ではどれくらいあるんだろう…。”水かけ”に義兄夫婦の許可と準備があったとは…。あと、Siriとかの誤作動って何が原因で起きるんだろう。私のOKグーグルも勝手に話し出すぞ。

不倫されるのは恥ずかしい!?あめ子を悩ます『恥ずかしい』『みじめ』という感情~老夫婦を見るとしんどくなるあめ子

離婚後しばらくしてから、あめ子は『恥ずかしい、みじめ』という気持ちに悩まされ、外に出るのが嫌になってしまった。しかし、仕事や付き合いがあるのでそうは言っておられず、重たい話だからと話を濁すと、逆に噂になったり話が変わってきてしまう。そして、引きこもると今度は逆に心配されたり、探りを入れられてしまうのだ。

その事をあめ子が話すと、モエは『私はどうでもいい人には適当な話をしている』と言う。モエは仕事でたまにしか会わない人には『夫に仕事と俺のどちらを取るんだと言われて仕事を取った』と言っているのだ。

その結果、職場ではモエは『夫より仕事を取った女』と言われているのだが、大切な人だけが本当のことを知っていてくれれば良いとそのままにしているのだと言う。

それを聞いたあめ子は『まあいいや…』と割り切る事が大切だと思うのであった。

しかし、あめ子はそれでも老夫婦を見るとしんどいと思ってしまう。若いカップルや、家族連れを見ても何も思わないのに、老夫婦を見ると『あの二人は色んなものを乗り越えてきたんだ、私はあんな風になれないんだ』と思って落ち込んでしまうのだ。

そんなあめ子にモエは『分からなくもない』と理解を示しながらも『私たちもこれからまた出会えるかもしれない、老夫婦だって再婚夫婦かも知れない』と励ます。モエの言葉に最もだと思いながらも、あめ子には前向きなモエが眩しく見えるのであった。

…噂ってどうしても絶えないから、いっそ自ら『こう言われた方がマシ』という方向に噂を持っていくのもありだと思う。しかし、浮気、不倫ってした方が悪いのに、”サレた”ことを叩く人って何を思っているんだろうね。

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離婚後の関係~離婚後、元夫と会う?会わない??あめ子とモエの違い

あめ子は離婚後元夫に会っていないが、モエは定期的に会っているという。

モエは同居していた姑の猫に会いに行くのもあるが、元夫とも良好な関係を築いているのだ。

『モエちゃんみたいな女をいい女と言うんだろうな』と羨ましく感じるあめ子。

あめ子は実は離婚後一度、元夫と会う約束をしていた。長年一緒にいたので『これまでの思い出全てを嫌な思い出にしたくない』と思っていたのだ。

しかし、不倫発覚から離婚まで元夫も嫌なところ、見たくないところを沢山見てしまった結果、元夫にまつわるもの全てに吐き気を催す様になってしまい、叶わなかったのだ。

『そういえばこの間、元旦那に久しぶりに会ったんだけど…』等あっけらかんと話せるモエをあめ子は羨ましく思うのであった。

以下、感想と考察

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離婚後、顔も見たくないと思う方が普通では??

今回もややネガティブな話が続いた。

離婚後、元夫と会うか会わないかという話について。離婚しても子どもがいたりすると、否が応でも交流せざるをえなかったりするけど、間に子どもがいなくて、慰謝料等の金の精算が出来てしまえばトラブルになっていない限り、繋がりは無くなる。

あめ子は離婚後もサバサバと元夫に会えているモエちゃんを見て『うらやましい』『モエちゃんはいい女』とか思っている訳だけど、離婚の経緯を考えると会いたくないと思うのが自然な感情だろう。モエちゃんがすごいだけなので、そこは『離婚前に探ってしまった自分が悪い』とか卑下しなくてもいいのに…と思ってしまう。

差出人の無い封筒から感じ取れる元夫の無神経さと反省の無さ

あめ子宛てのDMを差出人無しで送って来る元夫。『不倫サレ日記。』でも感じていたけど、この元夫、不倫であめ子を傷付けたことに対して申し訳なさとか一切感じていないよね。

普通、悪いことしたら相手に対して後ろめたさを持ってある程度下手に出るものだと思うけど、付箋に書いてあった住所変更の件でも『めんどくせーからさっさと住所変更しろよ』みたいな態度で、生活が変わって大変な元妻あめ子に対する気遣いが一切ない。封筒も送料不足ってどういうことなのか。

こういう所が一々ムカつくなー。あめ子は『きゃりーちゃんと出会うまではこんな人じゃなかった』と語っているけど、どうなんだろう。もし、それが本当なら、不倫って薬物並みに人をダメにすると言えるのではないだろうか…。

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