【アニメ】BEASTARS(ビースターズ)11話【ネタバレあり感想】全てを捨てる覚悟を決めたルイ…そしてレゴシはとうとうハルに全てを告白する!!


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Contents

レゴシの身を案じるジャック…一方レゴシは自分がオオカミに生まれてきた意味を考える

レゴシは隕石祭の準備会場に荷物を置いたまま、誰にも何も告げずにハルの救出に向かってしまったため、ドーム先輩(クジャク)とキビ(アリクイ)はレゴシの部屋、イヌ科701号室を尋ねる。ジャック達レゴシのルームメイトも『今日はレゴシのことを1回も見ていない』と答え、皆はレゴシの事を心配する。特に親友のジャックはレゴシが可愛がっていたカブトムシの『カブちゃん』が死んでいるのを発見し『縁起が悪い』とレゴシの身を案じるのであった。…カブちゃんの裏側、リアルだなー…。

その頃、レゴシはシシ組のボスと死闘を繰り広げていた。ボスに腕を齧られるレゴシ。ちなみに原作によりますと『オオカミの肉は脂肪が少なくて甘みに欠く』そうです(byシシ組のボス)。

そして、レゴシとジャックのやりとりの回想。ハルから投げられた『常に死と隣り合わせの動物の気持ちなんて分からないくせに』という言葉について考えたレゴシはジャックに『互いに理解し合えないまま終わってしまうのなら自分がオオカミに生まれてきた意味はなんなのだろう』と言う。するとジャックは『案外みんな、それを探しているんじゃない?』と答える。

「肉食も草食ももがいてるじゃん」
「みんな生まれた瞬間に種族が決められてるんだから」
「納得がいく意味をみんな見つけたいんじゃないかな」

BEASTARS 5巻 板垣巴留 140-141/196

…こういう事をサラッと言えるジャックが好き。この世界観では”種族”という分かりやすい設定があるけど、生まれた途端から存在する個性、能力、境遇の差というものが存在するのは現実社会も同じだからね。

こんなジャックの言葉を思い返しながらボスと戦うレゴシは今、まさに『自分がオオカミに生まれた意味』を悟る。

それは『ハルのための獣』となり、ハルのためにその爪や牙を使うというものであった。

…戦うレゴシの元に飼っていたカブトムシの幻覚が重なる演出良いね。この作品、今後も虫が要所で演出上意味を持ってくるからね。

そして獣を剥き出しにして戦うレゴシ。瞳が真っ赤に。ボスの首筋へを食い千切る様子が中々グロい。でも『俺と逃げてくれるかい?』とハルに尋ねるときの顔は原作に比べると小綺麗。

そして、そんなレゴシの手を取るハル。ボロボロのレゴシをハルが支えるようにして、二人はシシ組のアジトから逃げ出すのであった。

シシ組のボスに止めを刺したルイであったが、シシ組構成員にその身を委ねる

だが主人公らしく詰めの甘いレゴシはボスの急所を外しており、動けるようになったボスは、去り行くレゴシに銃口を向けて殺害しようとする。

しかし、ボスが引き金をひく前に何者かがボスを撃つ。驚いたボスが振り向くとそこには拳銃を手にしたルイがおり、ルイは命乞いするボスを撃ち殺すのであった。

…原作未読の人には『ルイなんで銃持ってるの?その辺の構成員から奪ったの?』という感じだろうけど、ルイ先輩は元々銃を持ち歩いてるんですよ。原作厨の私が非常に残念に思っているのが、このルイと拳銃のエピソードが省かれたこと。演劇部の稽古中にビルがルイの手の甲を引っ掻き怪我させてしまった時のこと。ビルは『手当てをする』という口実の元にルイと二人きりになり、『ルイ先輩の過去を知っちゃいました』と笑顔で告げる。裏市に行った時に偶然耳にしたのだ。あくまで明るくフレンドリーに『こんなデカイ弱み握られてどうするんすか』『脅している訳じゃなくて対等な仲になりたいだけ』と圧力をかけるビル。だが、そんなビルにルイは唐突に銃を突き付ける。『この世界には意思を持った凶器(肉食獣)が転がっているのだからこれ位当然だ』…そう言ってルイはとんでもない威圧感を放ちビルをひざまずかせ、口止め。ビルに『ヤバすぎる』と思わせるのだ…。まあ、実際リンチ計画を立てられる位だしね。財閥の息子だし、こういった自衛もするのだろう。

そういったわけで銃を持ち歩いていたルイ先輩。汚い社会や大人達に失望した彼はその銃をレゴシとハルを救うために使い、自らの身をシシ組に委ねるのであった。…この時の投げやりな感じのルイの声が良い。『暗闇にとけていく』感じがして本当にいいな。渇いた笑いがね…。

…ただ、かなり不満なのが駆け付けてきた構成員がイブキとフリーじゃないことだ!何でモブ構成員に変えた!

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学園に帰れなくなったレゴシとハルはラブホで一夜明かすことに

シシ組のアジトから無事に逃げ出したレゴシとハルは休み休み進み、屋台で食事を取る。財布はスッカラカンだったものの、レゴシはおじいちゃんの教えを守って靴の中にお札を忍ばせていたのだ!おじいちゃんナイス!ちなみに原作ではおじいちゃん、この後重要なキャラになってきます!それにしても、この世界、血塗れの高校生が歩いていても気にしないの?

しかし、焼きそば食べてる間に二人は終電を逃してしまう。ここで関係を終わりにしようと思っていたハルだったが、レゴシとホテルを探すことになるのであった。

一方、その頃、イヌ科701号室にはレゴシの『無断外泊』を怒った寮母がやって来ていた。この寮母さんはドリルです。結構カラフルなのね。インパクト強いなー。寮母さんはハルも帰ってきていない事、レゴシのリュックに『ウサギとのコミュニケーション』等の本が入ってきたことから『オオカミとウサギの男女が不順異性交遊をしている』と激怒激怒。そして、実際にその通りな訳で。

…ちなみに0時回ってもジャック達が寮の部屋の中で制服姿でいるのはちょっと変じゃない?原作通り部屋着に着替えさせてあげて!あと、盗み聞きしている男子生徒達は何なんだろう。原作では全くいないので、アニオリラストへの伏線なのかしら?

そして。レゴシの所持金が少ないこともあってハルはラブホテルに泊まることを提案。『レゴシ君なら年確されないよ』とサラッと言うハル。この言い様や年齢確認を『年確』と略す辺りにハルの”慣れ”を感じて何とも言えない思いになるな…。

当然レゴシはこの展開について行けず、大人の階段ならぬ大人のエスカレーターを登る心象風景が面白い。『まだ彷徨わなきゃいけないフロア』って何だw

レゴシ、ハルに『こういうところ(ラブホ)に来たことあるの?』とか聞くなよ。この手の質問、聞いてもいいこと絶対に無いぞ!そして、ベッドで密着するレゴシとハル。思わずキスしようとしたレゴシにハルは『服に着いた血を流した方が良い』と言い出し、レゴシのシャツを脱がせる。ハルは素の行動が小悪魔めいたところがあるのに、寸でのところで色々とストップをかけるよな。

だが、思いのほか傷だらけのレゴシの身体をみたハルは驚く。背中の傷はビルにも付けられたしね。『いつから?』と問うハルにレゴシは『ハルと出会ってから自分の全てが変わっていった』と改めて思い、ハルに”初めて出会った夜”の事を打ち明けることにするのであった。…ここまでが原作5巻の内容。

”あの夜”にハルを襲ったのは自分だと明かすレゴシ…ハルはその告白を受け入れ、二人は抱き合おうとするが…

『君と初めて出会ったのは屋上の庭園ではない。講堂の裏で君を襲った怪物は俺なんだ』…そう明かしたレゴシ。アニメが今現在ラブホで後ろからハルを抱きしめるレゴシの姿とあの夜のレゴシとハルの姿を対比させてくるのがいいな。セリフも分かりやすく変えてあるし。
だが、レゴシのそんな告白にハルは意外な言葉を返す。

「…レゴシくん」
「私ずっと…気付かない振りしてたよ」

BEASTARS 6巻 板垣巴留 9-10/202

何とハルは薄々気付いていたのだ。…原作ではハルが具体的にどこで気付いたか触れられていないけど、アニメ版では補足するような回想シーンが。レゴシの手を見たりその触れた感触で分かったという感じか。

そしてハルはレゴシに言うのだ。

「…ここから先…あなたが進めて」
「抱くか…食べるか…あなたが決めるの」

BEASTARS 6巻 板垣巴留 11-12/202

何という魔性のウサギだ、ハル。
食べるか、抱くか2択を迫られるレゴシ…そりゃもちろん、抱くよね。

しかし、エロパートが始まるかと思いきや、ハルに異変が起きる。突然レゴシの口に腕を突っ込んだかと思いきや、身体までレゴシの口に入り込もうとするのだ。補食者に食べようとする本能があるように、被食者にも『食べられようとする』本能があるのだ…。果たしてレゴシとハルの一夜はどうなる。
そしてエンディングは『マーブル』。ルイ先輩が消えていく演出がここで効いてくるわけです。ラブホでいちゃついてる場合じゃないぞー。

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アニメBEASTARSは次回12話が最終回…ラストは、そして2期は??

そして次回12話が最終回。まあ、切るとしたらここだろうな…と大体予想はしていたので驚かない。でも終わらせ方は完全に原作通りにして途中で切る感じにするのか、それともアニオリ展開や演出を混ぜるのか。

どっちにしても原作未読派からすると、かなり気になる所で終わってしまうと思う。『ルイ先輩どうなっちゃうの!?』『というかテムの食殺の犯人分かってないじゃん!?』とかね。

評判は上々の上、舞台化も決定しているし、2期もやってくれるんじゃないかな~と勝手に期待していたりする。

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