『約束のネバーランド』実写化に思う事②…北川景子に渡辺直美!?ちょっと疑問は残るけど、それはそれで面白そうな気も…

約束のネバーランド 実写

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前回、実写版『約束のネバーランド』について、『フルスコア3人の年齢を15歳に引き上げてまで19歳の浜辺美波にエマ役をさせるのはどうかと思う!』『出荷の上限年齢を12歳から16歳までに引き上げると設定的にも画的にもキツイと思う!』『でも役者を叩くのは駄目だよ!』みたいな駄文を延々と垂れ流した。

前回の記事はこちら
『約束のネバーランド』実写化に思う事①…発狂する気持ちは分るが役者を叩いてはいけない!非難するべき相手を考えよう

でも、この時はまだ、肝心のママ…イザベラ役と人気キャラであるクローネ役を誰が演じるのかは発表されていなかった。私は『イザベラは見た目的にも年齢的にも綾瀬はるかとか引っ張って来れたらいいんじゃないの』みたいなことを言っていた。一方で大柄で筋肉質、その上動きが俊敏かつコミカルで黒人の設定のクローネは誰がやるのか見当つかなかったし、演じることができる人がいるのか…と懐疑的だった。
というよりも、そもそも前回の記事でも滲み出ているが、私はいわゆる『原作厨』なので、大体の漫画の実写化については文句を言う。

そして、昨日2月26日、ついにイザベラとクローネのキャストが発表された。

約束のネバーランド 実写
イザベラは北川景子 クローネは渡辺直美

なんと、イザベラ役は人気女優の北川景子でクローネ役は今や世界的インフルエンサーと化したコメディアンの渡辺直美だ。

…これは、

これは、これで面白そうかもしれない…。というか、写真の背景はイザベラの部屋なんだろうけど、再現率高いな…。

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イザベラ役を演じる北川景子について思う事…無機質な美人であることを活かせる役では

この『約束のネバーランド』の浜辺美波が演じることなるエマ達、子供達が主人公なのだが、この映画化される『GFハウス脱獄編』においては、北川景子が演じるイザベラがもう一人の主人公と言っても過言でない位、かなり重要なキャラクターになっている。

ざっくりどんなキャラクターかと言うと、表の顔は孤児院で沢山の子供達にたっぷりの愛情を注ぎ育てる聖母の様な女性なのだが、裏では人食い鬼に子供達を”出荷”している”飼育監”という顔を持つ人物である。とはいっても、単に冷酷無慈悲で子ども達をモノとして見ているわけではなく、彼女なりの信条と矜持を持って”飼育監”を務めており、『子供達には出荷されるまで幸せな暮らしをさせてあげたい』という愛情を持っているという複雑な役柄である。主人公達一部の子供達が自身の正体に勘付いたことに気付いており、高度な頭脳戦・心理戦を繰り広げることになる。

北川景子の演技力については賛否両論で、『棒読み下手』と言われる時と『とても良い!』と言われる時が思いっきり別れるイメージがある。何でそんな風に作品によって評価がコロコロ変わってしまうのか…。

これは個人的な考察だけど、北川景子は顔が整い過ぎてて普通に演技をしていてもどこか無機質な感じがしてしまうのだと思う。だから、『家売るオンナ』の三軒家万智みたいなちょっと変人超人キャラ位の方がハマるのだと思う。

そういった点を考えると、この『約束のネバーランド』のママ…イザベラ役は慈悲深い様でどこか冷たい笑顔を貼り付けた表情が多いミステリアスなキャラクターなので、北川景子によく合っていると思う。いいキャスティングではないだろうか。

クローネを演じる渡辺直美について思う事…コミカルな演技と俊敏な動きに期待

そして、渡辺直美が演じるシスタークローネもかなり重要な役。

漫画では“シスター”という立場でイザベラの元で子供達を監視することになるクローネ。しかし、表面上はイザベラの命令に従いつつも、内心ではイザベラの失墜と“ママ”…つまり“飼育監”の役職を奪い取ることを画策しており、脱走を試みる主人公達に近付くキャラクターだ。

このクローネがまた強烈なキャラクターで、高身長な上、筋骨隆々。動きも俊敏で表情も凄まじくかなり迫力がある。原作漫画での存在感も凄かったが、ことアニメ版での狂気とも言える迫力は半端ないものだった。このクローネの存在のお陰で『約束のネバーランド』は少年ジャンプで打ちきりを免れた説もあるくらいなのだ。

そんなクローネだが、私は『これを演じられる日本の芸能人女性、そうそういないんじゃないか』と思っていた。まず、原作では黒人女性ということもあって、長身(175cm)でかなりガッシリした体つき。その上、威圧感とコミカルさが相当必要だ。理想的なキャスティングについて、やや見た目が似ているからと某アスリートを挙げる人も多かったが、あれは見た目だけ寄せたって難しい(某女性アスリートはそもそもそんなにクローネに似ていないと思う)。動けると同時にかなり振り切った“顔芸”が出来る人でなくては。

そこに、渡辺直美だ。聞いた時の率直な感想は『そう来たか』だ。

渡辺直美はあの肉付きに相反した俊敏な動き(ダンス)で知られている。コミカルな表情も出来るし、気迫もある。しかし、高身長でもないし、筋肉質でもない。太ってるし、イザベラ演じる北川景子よりも身長が低い…クローネにそれほど似ている訳ではないのだ。

それなのに発表されたこの画像、なんかしっくり来るんだよなー。上手く言えないけど、『この人ならクローネになれるんじゃないか』と思えてしまう何かがある。

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この二人を引っ張って来れたなら、エマ達は普通に子役を使えば良かったのではないか?

というわけで、北川景子や渡辺直美のキャスティングには文句がないのだが、だからこそ疑問を持ってしまう。

こんなに豪華な売れっ子を引っ張ってこれたのならば、やっぱりエマやノーマン役は普通に10歳位の子役を用意して、下手に設定を変えなくても良かったのではないか?…と。

エマ役をワザワザ根幹の設定を変えてまで浜辺美波にしたのは、てっきりイザベラやクローネ役に集客を見込めるようなキャスティングを出来なかったからだと思っていた…。

でも、北川景子と渡辺直美だったらそれだけで結構人は集まると思う。どうせ色んな理由で映画版はハウス編までしか出来ないんだろうから、エマ達は子役に演じさせてイザベラやクローネ中心に描く映画にすれば良かったのに。

個人的には浜辺美波は可愛いと思うし、結構好き。でも、やっぱりエマを演じるには年が行き過ぎだと思う。19歳だし。

何よりも、浜辺美波や板垣李光人とかを使ってしまうと、クローネの怖さが半減してしまうと思うんだよね。渡辺直美は157cmしかないのに、浜辺美波は156cmと大して変わらない。ノーマン役の板垣李光人は164cmだし、やっぱり『お前ら本気出せばママ(イザベラ)やクローネを余裕でボコれるんじゃないか』と思ってしまうのだ…。

そう考えると、この『約束のネバーランド』の実写映画化は始めから浜辺美波ありきで話が進んでいたのかな…なんて思ってしまう。まあ、きっと色々あるんでしょうね。芸能界は…。

まあ、もしかしたら映画は年齢の設定等の変更をそこら辺を上手い具合に整合性が取れるように持っていってくれるかもしれないから、まだ何とも言えないのだけどね…。

しかし、個人的には監督が平川雄一朗氏で脚本が後藤法子氏という組み合わせには実写映画版『僕だけがいない街』でちょっと痛い目を見ているので何とも不安に思ってしまう。…結局のところ何を言っても公開されて映画を見るまでは分からないのだけどね…。

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