【漫画】あなたがしてくれなくても38話【感想・ネタバレ・考察】旅行をキャンセルしたみちは傷心のまま職場に…するとそこに新名がやってきて…

あなたがしてくれなくれも 5巻表紙

”レス”解消のキッカケにするべく、陽一とのリゾート地への旅行を計画していたみち。しかし、旅行に向かう途中の車の中で、陽一が『旅行に行っても出来ないかもしれない』『したくてもできない、したくない』と告白されてしまい…。

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Contents

以下、あらすじとネタバレ

『オレもうしんどい』…陽一のその言葉にみちは旅行をキャンセルすることに…

『したくてもできない、したくないオレの気持ちを考えた事ある?』
…そう陽一から尋ねられたみちは愕然とする。
みちはそんな事、これっぽっちも考えた事がなかったのだ。

陽一は自身がみちに散々つらい思いをさせていることを認めた上で、自分も辛いと本音を明かす。

「プレッシャー半パなくて」
「でも悪いのは俺だって責めてみちにも責められて」
「オレもうしんどい…」

あなたがしてくれなくても38 ハルノ晴

陽一はそう言うと運転席でうなだれてしまうのであった…。

思ってもみなかった陽一の告白にみちは『ごめん、そんなに追い詰めているなんて』と謝罪するが、陽一は黙り込んでしまう。陽一がこうなると殻にこもってしまうことをよく分かっているみちは『今日は旅館をキャンセルして帰ろう』と優しく声を掛ける。

しかし、陽一は『一人になりたい』と言うだけで、仕方なくみちは笑顔で『じゃあ、残してきた仕事があるから先に一人で帰ってて』と一人車を降りて歩いて職場へと戻るのであった…。

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職場に一人戻る途中、みちは『どうすればよかったのか』と自問自答し苦しむ

職場に戻る途中、みちはどんどん落ち込んでいく。今まであんなに辛そうな表情を浮かべる陽一を見たことが無かった。そして、何より今までの自分の言動を振り返り、自身が陽一にセックスを強要していたのかと反省する。しかし、同時にこうも思うのだ。

でも どうすればよかったの?
私にはあのままずっとレスの状態で夫婦を続けるなんて無理だったよ

あなたがしてくれなくても38 ハルノ晴

どうしてこうなってしまったのか、何がいけなかったのか…そう自問自答しながら歩くみちの目には幸せそうなカップル、夫婦、幼い子供を連れた家族が目に入る。もしレスでなければ、望んでいる子供だっていたかもしれない…みちはそんな事を考えてしまうのであった。

皆 普通に手に入れてるものが こんなにも遠く感じるなんて…

あなたがしてくれなくても38 ハルノ晴

誰もいない職場に戻ったみちだったが、泣いているところを新名に見られてしまう

そしてみちは職場に辿り着いた。職場は既に真っ暗で誰もおらず、落ち込んでいたみちはそのことにホッとし、涙を流し始める。

ずっとみちは自分だけが”レス”の”被害者”だと信じて疑わなかった。だからこそ、陽一もまた”被害者”で傷付いていたことに全く気付けなかった。

自分の気持ちには敏感なくせに人の気持ちには鈍感だなんて…

あなたがしてくれなくても38 ハルノ晴

みちはそんな自分自身にショックを受け、ただただ泣くことしかできない。

その時、突然オフィスの扉が開いた。思わず顔を上げてしまったみち。扉を開けたのは新名だった。

みちは泣いている顔を見た新名は驚いた顔をする。

よりによって新名にこんな姿を見られてしまった…みちは気まずさを感じながら俯き、資料を戻しにきた様子の新名をやり過ごそうとする。

だが、新名はみちの元にやってきてハンカチを差し出す。

「放っておけないじゃないですか」
「そんな姿を見ちゃったら」

あなたがしてくれなくても38 ハルノ晴

そう言って新名はどこか寂しそうな笑みを浮かべるのであった…。

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新名はみちに『あなたを忘れられない』と自身の気持ちを告げる

そして新名はみちに『旦那さんと何かあったんですか?』と優しく尋ねる。

そんな新名にみちはこう尋ね返す。

「私 新名さんを振り回して傷つけたのに…」
「私なんかに優しくしてくれるんですか…?」

あなたがしてくれなくても38 ハルノ晴

一度は新名と肉体関係を持たないという条件で交際していたみち。しかし、陽一との関係が上手くいきそうだと思い込んで新名に突然別れを告げた。その結果、新名を振り回しただけでなく、陽一に過度な期待とプレッシャーをかけて苦しめてしまった。『自分は結局二人を傷付けただけだったんじゃないか』…みちはそう思っているのだ。

すると、新名は『傷つけられたなんて思っていない』と答え、さらにみちにこう告げるのであった。

「オレはあなたを忘れられない」

あなたがしてくれなくても38 ハルノ晴

以下、感想と考察

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別にいいから旅行には行けよ、キャンセル料もったいないじゃん

陽一やっと本音を言えたな…色々複雑だけれども、言わない事には始まらなかったからこれは一歩前進…なんだろうけどさ、このタイミングで『一人になりたい』はなあ…。みちが色々と旅行を楽しみにしていて手配していたことも知ってるはずなのに。

結局、『オレが悪い』的なことを言いながらも自分の事しか考えてねーじゃん…とか思ってしまう。というか、旅行は行こうよ、キャンセル代もったいないじゃん。

改めてみちに告白する新名…もうこれ双方ともに離婚した方がいいんじゃない??

そして、そんな風に突然本音を明かされたみちのショックは半端ないわけで。確かにみちの陽一へのプレッシャーの掛け方も中々のものだったけど、あんなに楽しみにしていた旅行の直前で明かされたら落ち込むよ。泣いちゃうよ。というかやっぱり旅行は行こうよ…料理も用意されちゃってるよ…。

そんなところに新名さんが登場。このタイミングで改めてみちに愛を囁く。
…もういいじゃん、キャンセル料もったいないからこのまま新名さんと一緒に旅館行っちゃいなよ!!

…とまあ、旅行とかキャンセル料の話は一旦置いておいて。

もう、ここまで話が進んでしまったらみちサイドも新名サイドも本格的に離婚を視野に入れた方がいいんじゃないかな?

みちも『セックス無しに陽一との関係を続けるのは辛い』とハッキリ自覚しているし、新名も楓と再構築しようと頑張った末に『みちを忘れられない』と告白しちゃってる位だし。

でも、どっちも離婚揉めそうだよな~。陽一も楓もどちらも相手と別れようだなんて思ってない訳だし。

それに、このタイミングでみちと新名の関係がバレたらもっとヤバそうだし。

果たしてどうなる…?

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2件のコメント

  1. 毎回本当に楽しく読ませていただいています(^^)
    あらすじが理路整然としていてわかりやすく、何よりも感想&考察の表現が秀逸で大好きです!
    別にいいから旅行には行けよは声を出して笑いました(電車の中でした笑)
    これからも応援しています〜♪

    1. ちみももさん

      コメントありがとうございます。

      ちょっとこの回の旅行に行かなかったのだけは解せなくて…(絶対キャンセル料発生しただろうし…)
      かなり悶々としてしまいました…。

      笑って頂けて良かったです。
      励みになります!

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