【漫画】あなたがしてくれなくても44話【感想・ネタバレ・考察】新名の告白に傷付く楓、新しい事に挑戦し生き生きとするみち

あなたがしてくれなくれも 5巻表紙

昇進試験をきっかけにみちはレス解消に執着しなくなり前向きになっていくが、陽一はそんなみちを見て『自分から離れていくのでは』という不安を抱き始める。

一方、新名は自身の今までの楓への態度を後悔し、楓もまた新名が浮気していたことに勘づき、『浮気してるでしょ?』と尋ねるのであった…。

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【漫画】あなたがしてくれなくても43話【感想・ネタバレ・考察】自身の楓への仕打ちを後悔する新名…一方楓は新名の浮気を確信し問いただす…

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以下、あらすじとネタバレ

新名に浮気について尋ねた楓だが、それが肉体関係の無い精神的なものだったと知りかえって傷付いてしまう

大雨の中で泥酔し、びしょ濡れで帰ってきた新名に優しくタオルを渡した楓は『浮気してるでしょ』といきなり新名に尋ねた。

『どうして…』と唖然とする新名に楓は震えながらも優しい態度を崩さないまま『妻だから分かる。私が拒み続けた私のせいよね?』と言い、更にこう言うのであった。

「誠だって男なんだから性処理の1回や2回…」

あなたがしてくれなくても44 ハルノ晴

だが、楓のその言葉を聞いた新名はしばらく沈黙した後、こう答えた。

「彼女とはそんなんじゃないんだ」
「一方的に俺が彼女に精神的な支えを求めてしまったんだ」

あなたがしてくれなくても44 ハルノ晴

しかし、それでも楓のことを裏切ってしまったことに変わりはない…そう詫びようとした新名を楓が『やめて!もう聞きたくない』と叫び遮った。

相手との肉体関係は無かったという新名の答えに楓は深く傷付いたのだ。新名に質問するときにあえて“性処理”という汚い言葉を使った楓は新名の浮気が性欲に基づく衝動的なものだと思いたかったのだ。しかし、新名の浮気は精神的でプラトニックなもの…新名が相手に本気で恋をしていたことを理解し楓はショックを受けた。

「時間を頂戴…これからのこと私に決めさせて」

あなたがしてくれなくても44 ハルノ晴

項垂れてそう言った楓に、新名もまた悲しそうに『どんな結論でも受け入れる』と答えるのであった。

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華に誘われボルダリングを始めたみち…そんなみちに陽一は更に不安を募らせる

会社でみちは華から『ボルダリングを今日から習い始める』という話をされる。良い男性を見つけるためみちや田中にくっついて自習室に通っていた華。そこで無事、お眼鏡に叶う男性と知り合うことが出来たが、男性の趣味がボルダリングであると聞いて『私もボルダリングを習っているんです』と言ってしまったのだ。その結果、次のデートはボルダリングになってしまい、慌てて今から覚えようとしているのだという。

それを聞いたみちは呆れながらも感心する。

「いや~すごい その行動力」
「若いっていいな~」

あなたがしてくれなくても44 ハルノ晴

だが、そう言ったみちを華は睨み付ける。

「先輩 そのセリフ言ったらおしまいですよ!」

あなたがしてくれなくても44 ハルノ晴

華の指摘にハッとするみち。すると華は『先輩も行きます?』と誘ってくる。一瞬迷ったみちだったが華と共にボルダリングに行くことにするのであった。

その晩、ボルダリングから帰宅したみちはヘトヘトで『明日絶対に筋肉痛だ!』と叫びながらリビングのソファに体を埋めた。しかしらみちは疲れてはいたがどこか楽しそうだった。

そんなみちに陽一は『マジで行ったの?そういうの嫌いだったのに何で?』と尋ねる。元々みちはそういうスポーツは好まず、以前だったら絶対に断っていたのだ。

そんな陽一の問いにみち自身も『なんでだろう…』と少し考え込むが昇進試験に受かったことがきっかけだということに気付く

「なんかそれで“なんでもやってみよう”ってなってきたんだよね」

あなたがしてくれなくても44 ハルノ晴

明るくそう言ったみちに陽一は煙草を吸いながら『家にいるのが嫌なの?』と問うがみちは笑って『別に。外に出るのも楽しいなって思うようになっただけ』と答える。

すると陽一は『ふーん』とみちの言葉を受け入れるがふと真顔になって言う。

「いいけど家には絶対帰ってこいよ」

あなたがしてくれなくても44 ハルノ晴

何故陽一がこんなことを言うのか分からないみちはキョトンとして『当たり前じゃん』と答えた。陽一は『ならいい』とみちに背を向けて台所の灰皿に煙草を押し付けるのであった…。

楓のために転職エージェントの元を訪れる新名…一方楓は傷心のあまり会議を抜け出してしまい…

みちが充実した日々を送る一方、新名は『楓のために今自分が出来ることは何だろう』と考え続けていた。

椅子に座って悩み続ける新名をスーツ姿の女性が『新名様、お待たせ致しました』と呼び、別室に案内する。

新名は今日、会社を休み、転職エージェントの元を訪れていたのだ。新名は楓のために今の会社を去ることを検討していたのだ…。

一方、その頃楓は出版社で次の号の会議を行っていた。副編集長として会議の進行役を務めていた楓。しかし、会議中に突然新名の告白を思い出してしまい固まってしまう。

困惑する部下達に楓は『少し気分が悪くて…5分休憩させて』と言うと会議室から出ていく。会議室から出た楓は堪えきれなくなり走ってトイレに向かう。途中同期の川原とすれ違い声を掛けられたが返事をすることも出来なかった。

トイレに個室に駆け込んだ楓は泣き崩れてしまった。

誠が浮気してしまったのは営みを拒み続けて来た自分のせい…そう自身に言い聞かせてきた楓。しかし、

もし体だけの関係なら許せたのに…

あなたがしてくれなくても44 ハルノ晴

楓はただただ苦悩するのであった…。

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以下、感想と考察

新名の浮気が精神的なものであったと知り、よりダメージを受けた楓…肉体的浮気より精神的な浮気の方がキツいのは何故か

今回の楓もそうだけど、パートナーの浮気について、『肉体関係を持たれるより精神的なものの方が辛い』と言う声を聞く機会は多い。その理由については『プラトニックな関係の方が相手を大事にしている感じがする、本気な感じがする』と言うのが定説だけど、少なくともこの楓については単純にそれだけではないような気がする…。

楓は『誠が浮気したのは自分が営みを拒み、欲求不満になってしまったから』と、浮気の原因を“レス”ということだけで片付け、新名の自分への愛情それ自体は無くなったものだと認めたくなかったようだ。…でも、新名との関係改善に向けて努力する中で、新名が冷たくなったのはレスというよりも、今まで仕事に夢中になるあまりに新名との時間を取らなかったこと、冷たい態度を取り続けていたことが原因だと分かったはずじゃなかったのかな?だからこそ慣れない家事に励み新名との時間を必死に作っていたはずだ。

それなのに、今回新名に浮気について問い質すときにわざと“性処理”という言葉を使ってまで誘導しようとした楓。結局、楓は全部をレスや性欲といった問題に置き換えて自身の非を有耶無耶にするだけでなく、『誠は性欲に負けたのね。バカな男。でも許してあげる』と優位に立とうとしていたのではないかと思えてしまう。意地の悪い見方だけど、何とも姑息で卑怯な手を使っていると感じてしまった。まあ、以前に『誠の方が惚れてきた』『女として自信がある』と言っていた位だから、全てをレスのせいにしなくちゃプライドが保てなかったのかもしれないけど。

新名も『そうだよ、肉体関係はまだ無いけど欲求不満で別の女に惹かれたんだ』と楓の誘導に乗っかってしまった方が絶対に今後のことを考えると楽だったろうに…。しかし、誠実さとフェアさを重視する新名は正直に『浮気相手には精神的な支えを求めた』と答えてしまう。これは単に相手を大事にしているというだけでなく、『浮気は性欲の問題ではなかった』『楓は自分の精神的な支えになりえない』『楓への愛情そのものが冷めた』と言い放ってしまったようなものなので楓はショックを受けたのだろう。

とまあ、楓に対して否定的なコメントをしてしまったが、浮気それ自体についてはいくら精神的なものとはいえシタ側の新名に非があるし、“精神的な”というのを強調してるけど、社員旅行ではみちと関係を持ちかけたこともあるので高潔ぶっている新名にも違和感がある。楓にも気の毒さを感じる。

川原さん楓の異変に気付いた様だし上手くフォローしてあげられるかな?

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転職するつもりの新名

そして今回、会社を休んで転職エージェントの元を訪ねていた新名。

こういった選択をするのは新名らしいと言えば新名らしい。

もし仮に楓と再構築するなら、浮気相手であったみちがいる会社に勤め続けるのは楓を傷付けることになる。もし、楓と離婚したとしても社内に離婚の事実は知れ渡るし、そうなったらみちが気に病むだろう。

新名優秀みたいだし、転職先はすんなり見つかるかな?

どんどん自分の世界を広げるみちと不安を募らせる陽一…崩壊は近いか

みちが普段の業務中でもお洒落になっている。今までみちがお洒落をするのは大体陽一のためだったけど、今は自分自身のためにお洒落している。そういうの大事だよね。

それにしても相変わらず華ちゃんの言葉は刺さる。『若いっていいなぁ』とある程度の歳になると言ってしまいがちだけど、それって裏を返せば『歳を取ってしまった自分はダメだ』という自縛の言葉でもある。華ちゃんの言うとおりそれを言ってはおしまいなのだろう。

しかし、勉強にスポーツにと自分の世界を充実させていくみちは陽一が不安を募らせていることに全く気付いていない。もう本当に陽一に関心が無いのだろうな。そして、自身が陽一への関心を失っている自覚すらない。

これも近いうちに陽一の不安が爆発しそうで怖い。そして、もしここで楓が乗り込んでなんか来たら大変なことになるぞ…。

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