【漫画】あなたがしてくれなくても50話・最新話【感想・ネタバレ・考察】新名の態度から、楓は新名の浮気相手がみちであることを察してしまう…

あなたがしてくれなくても 7巻表紙

互いに関係を終わらせることを決意したみちと新名。みちは会社の昇進試験をきっかけに勉学やお洒落に目覚め、”レス”問題への執着を無くしていき、陽一はそんなみちの変化に寂しさと焦りと覚えるのであった。

一方、新名は自身が楓に対してしていた冷たい仕打ちについて後悔し自己嫌悪に陥っていく。そんな新名の態度から楓は彼が浮気をしていたことを確信し、ついに問い質す。新名はみちの名は出さなかったものの浮気をしていたことは素直に認めた。しかし、新名からその浮気が『肉体関係のない、精神的な支えを求めての関係だった』と言われた楓はかえって傷ついてしまうのであった。

そんな矢先に、偶然新名が会社に携帯を忘れて行ってしまう。そして、会社に携帯を届けに来た楓が声を掛けた相手はみちであった。

楓が新名の妻であると知ったみちは、罪悪感と、そして美しい楓に対して女性として強い劣等感を抱きその場で倒れてしまった。

その晩、落ち込んで帰宅したみちに陽一は『どんなみちも好きだ』と優しい言葉を掛ける。そんな陽一にみちは思わず新名との関係を打ち明けそうになってしまうが、すんでのところで思いとどまり、新名とのことを隠し通す決意をした。

しかし、その直後、突然体を求めて来た陽一をみちは反射的に拒んでしまう。みちと陽一は互いに立場が逆転してしまったことにショックを受けるのであった…。

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Contents

以下、あらすじとネタバレ

みちからの連絡を既読スルーする陽一。みちは陽一にショックを理解しつつも『自分は2年も拒否してきたくせに』と怒ってしまう

仕事を終えたみちはスマホの画次の記事はこちら面を見て顔を曇らせた。昼間、陽一に『今日は何時頃に帰る?』というLINEのメッセージを送っていただが、既読はついているものの、何の返事もないのだ。

昨晩、みちは突然身体を求めてきた陽一を反射的に拒否してしまった。それが、陽一を傷付けてしまったということはよく理解出来ていた。しかし、同時にこうも思うのだ。

自分は2年も拒否してたくせに…

あなたがしてくれなくても50 ハルノ晴

すると、突然横で仕事をしていた華が叫び声を上げる。この後に予定していた医者の男性とのデートが、急なオペが入ってしまったとのことでドタキャンされてしまったのだという。デートを楽しみにしていた華は嘆き悲しむ。…が、すぐに切り替えるとみちの腕を掴み、『先輩、飲みに行きましょう!』と言い出すのであった。

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華と飲みに行ったみちは『浮気は絶対に気付かれないようにする』という華の極意を聞き…

結局、陽一から何の返事も来なかったこともあり、みちは華と共に飲みに行くことにした。食事を注文した後もみちはスマホを見て落ち込む。『華ちゃんとごはんを食べに行く』…そうみちが伝えても、やはり陽一は既読をつけただけで、返事はしないのだ。

すると、華が『ぱぱっとLINEしてもいいですか?“彼氏ズ”に返信だけしておきたくて』とみちに断りを入れてきた。みちは『どうぞ』と了承したものの、華の発した“彼氏ズ”という言葉に『華ちゃんは…』と言いかけ、口をつぐんだ。そんなみちに華が『なんですか?言ってくださいよ!そういうの一番気になるんです』と顔をしかめて叫んだ。
みちは言いよどんだものの、華の気迫に負け、素直なある疑問をぶつけるのであった…。

「バレたことないかって?7股してるのですか?」
「ないですね~ そこは徹底してるんで」

あなたがしてくれなくても50 ハルノ晴


みちの『複数人と同時に交際していることが“彼氏ズ”にバレたことがないのか?』という質問に、あっけらかんと答えた華。みちはそんな華に純粋に感心する。みちなんて昨夜、勢いで自ら告白するところだったのだ。

すると、華は自身のある体験を語る。

それは、華の初めての彼氏の話であった。ある日、彼は突然華に浮気をしたことを懺悔してきたのだ。泣きながら謝り続ける彼氏を華は驚きながらも愛していたため許した。だが、その後彼氏が涙を流しながら”スッキリした顔”をしていることに気付いてしまったのだという。

「なんかそれが急にめっちゃ腹立ってきて」
「こっちは浮気されたショック引きずるのに」
「自分から告白して解放かよ!って」

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華のその言葉にドキッとするみち。華はそれがとても嫌な体験だったからこそ『同じことを相手にしてはダメだ』と思い、自身の恋愛法則にあるルールを加えたのだという。

「”浮気するなら絶対に気づかれちゃダメ”」
「”バラしてもバレてもダメ”」
「知ることがなければなかったことと一緒だから」

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理解されることはない信条だけど…と明るく言う華。しかし、みちは堂々とそう言い切る華に感心し、そして改めて昨晩陽一に打ち明けなくてよかったと思うのであった…。

新名は同僚の滝川に転職を考えていることを知られてしまう。滝川に理由を尋ねられても答えられない新名

一方、その頃まだオフィスに残り仕事をしていた新名は一人くしゃみをしていた。季節は秋に急に寒くなってきていた。

すると、そんな新名に同僚の滝川が『まだ残っていたのか』と声を掛けてきた。そして、滝川は新名が広げていた資料の中に『転職なら…』と書かれた封筒が混ざっているのを見つけてしまう。

「は!?お前…転職すんの?」

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封筒を掴み取り小さく叫ぶ滝川。『あ…』と言葉を失う新名に、『何でだよ?何があったんだよ?』と矢継ぎ早に尋ねる。滝川はこの間新名が珍しくミスをしてしまったこと…取引先との約束を忘れてすっぽかしてしまったことを挙げ、『この前のミスを気にしてるのか?あんなのはなんでもないじゃないか』と励ますように言う。

新名はそんな滝川に『違うよ』と答えるが、転職を考えている理由がみちと浮気をしてしまい、そのことについてけじめをつけるためだとは当然言うことが出来ないため、『ごめん、理由は…』『まだ転職先を探してるところなんだ』と言って誤魔化すことしたできなかった。

すると、滝川が『だったら考え直せ』と必死な表情で言う。新名は優秀で上司たちからの信頼も篤い。部長が聞いたらショックで倒れてしまうだろう…そう滝川は言うのだ。

しかし、新名は真剣な眼差しでハッキリとこう言い切る。

「いや もう決めたんだ」

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呆然とする滝川。しかし、新名が本気だと理解すると『そうか…』と落胆する。

新名は滝川に『決まったら自分で言うからまだ皆には黙っててほしい』と頼む。滝川は了承したものの『辞める直前に言うのだけはやめろ。特にお前と懇意にしてる奴らはショックを受けるから』と言う。『突然いなくなるのは寂しい。受け入れる時間は作ってやれ』と。新名は『ああ』と答えて約束するのであった。

その後、オフィスから出た帰り道、新名は滝川に言われたことについて考える。自分を特に慕っている田中はきっと寂しがるだろう…そんなことを思うとふと、みちの笑顔が脳裏に浮かぶ。

とっくにみちへの想いは断ち切っていたつもりだった新名。しかし、みちの笑顔を思い浮かべると何とも言えない寂しい気持ちになり立ち止まってしまうのであった…。

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帰宅後、楓からみちの名前を出された新名はあからさまに動揺してしまう。楓もそんな新名の態度から浮気相手がみちであることを察してしまい…

新名が家に着くと既に楓が帰宅しておりリビングで仕事をしていた。

今朝、声を掛けずに早くから出勤したことを詫びる楓。早朝から撮影の仕事が入っていたのだと説明する。そんな楓に新名は『全然いいよ』と答え昨日会社まで携帯を届けに来てくれたことの礼を言う。

どこかぎこちない会話に互いに気まずくなってしまう新名と楓。すると、楓が『ごはん食べる?用意するね』と立ち上がり、新名も『手伝うよ』と言って一緒に台所に向かった。

新名がコンロの鍋のスープを温めお椀によそおうとした時だった。楓が『昨日携帯電話を届けに行ったとき、道案内をしてくれた人が急に倒れてしまった』と話す。丁度外に出ていた新名は全く知らなかったため、『大丈夫だったかな?』と言う楓に『誰だろう』と尋ねた。

「えーとね 確か…」
「吉野さんって人」

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それを聞いた瞬間、新名は固まってしまい、スープを零してしまう。楓に『こぼれてる!』と言われてやっと我に返った新名。スープは新名のネクタイにもついてしまい、新名は慌てて『洗面所に行ってくる』と言って台所を去っていった。

…そして、一人台所に残された楓は今の新名の態度…”吉野さん”と言った瞬間に様子が変わったことに内心激しく動揺するのであった…。

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以下、感想と考察

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ついに新名の浮気相手がみちであることが楓に知られてしまう

自分は2年間も拒否してきたくせに、たった1回みちに拒否されただけで既読スルーを決め込む陽一。思わず『ちっちぇえな』と言いたくなってしまう…。

それにしても、華ちゃん、複数彼氏いるとは言っていたけど7人もいるのか…。でも、7股はすごいな、7股は。ここまで行くと、いっそ清々しいよな。2股、3股とかだと屑っぽいけど、7人とデートする体力と、各々に対してメッセージを送ったり対処したりできる頭の良さと気遣いがすごい。

まあ、それは置いておいて…。近いうちに楓には新名の浮気相手がみちであることがバレてしまうとは思っていたけど、まさか新名があからさまに態度に出してしまうことが決定打になるとは。もっと、こう、みちとあった時のみちの態度の不自然さから、楓が少しずつ突いていく感じかと思っていたのだけど。新名…動揺して汁物を零すとか漫画かよ!って漫画だった…。というかスープ零すんじゃないよ。勿体ないな。

とりもあえず、今回のことで、浮気相手がみちであるということを確信してしまった楓。楓なりに怪しいと思っていてあえてあのタイミングでみちの名前を出したのかな…と取れなくもないけど、ラストのコマの表情からしても、本当にただみちのことを心配してただけみたいなのがなんとも…。そして、よりによってみちが隠し通すことを改めて誓ったタイミングなのが皮肉である。

楓、どんな手で来るのだろうか。プライドが高い人だから、もう逃げ道がないように徹底して追い込んで来るのか、それともプライドが高いがゆえに、あえて寛大な態度を取って来るのか。会社バレは来るのか。…少なくとも陽一にはバレそう。楓の方から陽一に接触してきたら、もう泥沼展開は回避できない。また、仮に陽一にバレたとして陽一はどんな態度を取るのだろうか。自分が三島とワンナイトしたことは棚に上げてみちを責めるのか、ワンナイトの負い目からとりあえず飲み込むのか…。

どうなる?

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