特に登山に思い入れはないのだが、高校生の頃に富士登山をしたことがあり、その時にいわゆる”クライマーズ・ハイ”状態になった。その時に見た絶景もあって『ひょっとしたら自分は登山にハマるかもしれない』と思った。結局それ以降登山はしていないのだが、何かきっかけがあったらハマるんじゃないかと思っている。
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Contents
登山妻のあらすじとネタバレ
美峰はママ友の夫、幹隆と二人きりで登山をしている…幹隆が美峰に冷ややかな目線を向けるその訳は…
この山で殺されるかもしれない…そう思いながら美峰は幹隆と共に山を登っていく。高所のために手がむくみ始め、幹隆は美峰にザックを掴んだ方が良いと助言する。そして美峰が『指輪がキツキツだ』と言って結婚指輪を見ていると冷たく睨みながらこう吐き捨てた。
「外したらどうですか?」
金魚妻 黒澤R 登山妻
「あなたのような人には意味のないものでしょ」
この山で幹隆に殺されるかもしれないと思う美峰。その罪は…
この三峯幹隆の妻、三峰友里を誘い、美峰の夫である高尾修司とセックスをさせた事だ。
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互いの夫への不満を打ち明ける美峰と友里…二人の利害は一致して…
子供が小学校のクラスメイト同士だった美峰と友里。ある日、友里は美峰に『夫と一年くらいしていません。私はしたいですよ…』と不満を漏らした。友里は夫である幹隆にそれとなく求めるのだがいつも『疲れているから』と拒否されてしまうのだ。
一方、友里が『美峰さんは?』と尋ねると美峰は『私は産後…職場に復帰してから忙しくてその気になれない』と答えた。そして恥ずかしそうに『夫のことは大好きだけど、夫のアレが大きくて、相当盛り上がってないと痛くて…』と打ち明ける。しかし、美峰は夜の生活がなくても不満を感じていないものの、修司の方はそうではないようでストレスからか飲酒量が増えてしまったのだ。
互いに赤裸々な夫婦の営みの悩みを打ち明けあった美峰と友里。悲しそうに『性欲なんてたくなればいいのに』と呟く友里に突然、美峰はこう言い出したのだ。
「私…友里さんが相手なら…できる…かも…」
金魚妻 黒澤R 登山妻
「3人でしてみない?」
それを聞いた友里は驚く。実は美峰と修司は1年前から“夫婦交換”に興味がある人達が運営する非営利サークルに入会していたのだ…。
…
熊よけの鈴を鳴らしながら先を歩く幹隆は、その美峰の話を聞き、振り向きもせず『サークル活動の間、仕事や子どもはどうしたのか』と冷たく尋ねる。美峰が修司と仕事の休みを合わせ、娘は両親に預けたと答えると、『しょうもない』と吐き捨てる。幹隆は夫婦二人きりで過ごす時間が無くても家で一緒にいれれば満足だと言うのだ。
「あいつの事は見損ないました」
金魚妻 黒澤R 登山妻
「母親になって…まだ女を捨てられないなんて…」
そう心底軽蔑した様に言う幹隆に美峰は『友里さんにもう隠居しろと言うんですか?』と尋ねる。幹隆はそれに答えず『これはうちの問題ですから』と誤魔化そうとする。そんな幹隆に美峰は冷たく『友里さんはあなたから逃げたかったのかもね』と笑った。すると、幹隆は今度は振り返ってこう叫ぶのであった。
「あなたの夫が連れ出したんでしょう!?この山!!うちの妻を!!」
金魚妻 黒澤R 登山妻
何故幹隆がこの山にいるのか…。それは突然、幹隆の元に美峰がやってきて『修司が友里を山に連れ出して消息不明になった』と告げたからだ。幹隆のその言葉に美峰は『うちのパソコンにこの山の検索履歴が残っていただけだから本当に二人がここにいるか分からない』と言葉を濁すが、幹隆は『あなたが友里を誘わなければこんなことにならなかった』と怒る。浅はかな思いつきの結果、美峰もただ夫を友里に盗られてしまっただけに過ぎないと言うのだ。すると、美峰も『その自分は何一つ悪くないと思っている』と叫び返し、『僕の何が悪い!?』と言う、幹隆にこう指摘する。
「夫婦の問題に真剣に向き合わなかった事です」
金魚妻 黒澤R 登山妻
そう言われた幹隆はトーンダウンしながらも、『責任は取ってもらう』と言ってナイフを取り出す。美峰はギョッとし身を固くするが、幹隆はこの先”藪漕ぎ”…ナイフで藪道を払って進むと告げ、美峰にもズボンのすそを絞って備えるように言うのであった。
その後、黙って山道を進む美峰と幹隆。幹隆は熊よけの鈴を鳴らしながらナイフで藪を払って道を開いて行き、美峰も黙ってその後ろを着いていく。
そして、ふと立派な大木の元を通りかかると美峰はその幹に触れると『やっぱり山は良い』と満足そうに言う。こんな状況だけど…と苦笑する美峰に幹隆は背を向けたまま『何か喋ってください』と言う。
驚く美峰に幹隆はここは熊が多い山だから鈴以外でも人間の存在を知らせなくてはならないと説明する。そんな幹隆に美峰は”夫婦交換サークル”について語るのであった。
”夫婦交換サークル”の体験談と友里を含めた三人でのプレイ…それを聞いた幹隆は『愛やセックスが無くても家族は回る』と美峰を非難するが…
夫、修司との性生活に悩んでいた美峰は完全招待制の夫婦交換サークルに知人であるスナックのママに紹介してもらった。オーナーで主催者の古橋という夫婦は一見普通に見える人達で会場もまたどこにでもある様なマンションの一室だった。
そこではいきなりスワッピングするのではなく、まず他のカップル達に自分達のキスや愛撫といったプレイを見せ合うというルールであった。そして、パートナー達が互いに良いと思えたらそこで初めて”交換”が行われるのだ。
最初は恥ずかしく感じ抵抗を持った美峰であったが、修司に促され少しずつ人前でプレイを見せていく。しかし、美峰もまた良いと思えるカップルを見つけられず、”交換”はおろか他のカップルに触れることも出来なかったのだ。
しかし、美峰は友里とは”できる”と感じた。そして、美峰は友里の前で全裸になって修司を愛撫して見せた。全裸の美峰と修司を下着姿で赤面しながら見ていた友里は唐突に『触っていいですか?』と言い出す。そして美峰が『どうぞ』と答えると美峰の胸を指で突く。『そっち?』と美峰が驚くと友里は『女の人のおっぱいを触る機会はなかなかないから…』と慌てて答え、そんな友里に美峰は笑って『私も触りたい』と言って友里の胸を揉み、その柔らかさに感激する。笑いながら触れ合う美峰と友里に修司も『俺も混ぜて』と言い出し、場は一気に和むのであった。
そして、その次のステップである”相互タッチ”にはあっさり進むことができた。友里はさほど抵抗なく修司とキスすることができたのだ。だが、修司と友里のキスを見た美峰はハッキリと胸の痛みを感じた。それは初めて失恋した時の気分によく似ていた。
しかし、その事について美峰はこう感じたのだ。
「ああよかった…私…まだ夫のこと好きだ…って」
金魚妻 黒澤R 登山妻
その後、友里と修司は進んでゆき、最後までする様になっていったのだ…。
…
美峰のその話を聞いた幹隆は振り向かずに『逆でしょ』と指摘する。
「ああよかった…これで夫に捨てられずに済む…でしょうが…」
金魚妻 黒澤R 登山妻
幹隆のそのあまりに厳しい言葉に美峰は『何の努力もなしに一人の人を愛し続ける事は出来ない』と言い返すが、幹隆は冷淡に『そんなものが無くても家族は回る』と言う。そして、『親が愛だのセックスだので頭が一杯だなんて子供が可哀想』と吐き捨てるのだ。
その時だった。突然美峰が幹隆の事を背後から思い切り蹴飛ばした。そして、そのまま前に倒れた幹隆の上に飛び乗るとボコボコと叩き始めたのだ。
『やめろ』と叫ぶ幹隆だが、美峰は殴る手を止めず、幹隆に『山猿!バラして熊のエサにしてやる!』と言われても『やれるもんならやってみろ』と叫び幹隆の髪の毛をむしり始める。そして、悲鳴を上げる幹隆に怒鳴るのだ。
「友里さんのことを愛してないなら別れろコノヤロー!何が子供がかわいそうだ!?」
金魚妻 黒澤R 登山妻
「私の両親を見てるみたいでイライラする!」
そして美峰は自身の両親について語る。美峰の両親は夫婦仲が冷めきっていたにも関わらず『美峰のため』と言って別れることをしなかった。しかし、美峰は『美峰がいるせいで不幸になった』とずっと責められている様な気がしていたのだ。『子供のため』と偉そうなことを言って、子供に不幸の原因を押し付けている…幹隆の言動からそんな両親の態度を思い出し、怒りを止められなかったのだ。
そんな美峰の話にハッとした幹隆は『落ち着いて』と静かに言う。我に帰った美峰は辺りを見渡し言葉を失う。そこは荘厳な滝の目の前、で緑豊かなだけでなく、野生の猿達も寛ぐ美しい空間だったのだ。壮大な光景に口を開けて見惚れる美峰に幹隆はバツが悪そうに言う。
「ここには…あの藪を越えなきゃ来ることができないんだよ…」
金魚妻 黒澤R 登山妻
…幹隆はわざわざこの美しい景色を美峰に見せるために藪払いしてここまで連れて来たのだ。
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打ち解けた美峰と幹隆~二人は互いの本音を打ち明け合い、”嘘”が明るみになる
絶景の前で黙ってしまった美峰に幹隆は持参した道具で丁寧に淹れたコーヒーを渡す。美峰はそれを驚いて受け取り、『さっきはごめんなさい』と先ほどまでの言動を素直に謝るのであった。
しかし、幹隆も『俺もごめん』と頭を下げる。先ほどまでの言動は、自分の考えに自信がないから世間一般の常識を持ち出すしかなかっただけに過ぎない…そう反省して言うのだ。そして、美峰の方がよっぽど夫婦の問題に向き合っていると認めた。
「あーあ…本当はここ友里に見せてやりたかったんだけどな」
金魚妻 黒澤R 登山妻
そう寂しそうに笑う幹隆。幹隆は趣味の登山に何度も友里を誘ったが絶対に来てくれないのだ。誘い方が悪いのだろうかと残念そうに言う幹隆に美峰も『うちの夫もそう』と少し笑って見せる。
幹隆と同じく登山が趣味の美峰。ずっと夫の修司と登山するのを楽しみにして装備も揃えていたが修司はいつもドタキャンをしてきた。そして、そうこうしている内に子供が出来てしまいますます行けなくなってしまった…そう零す。
すると、幹隆は友里が登山の話をするとわざわざ山で死んだ人の話をしてきて空気を重くすると愚痴り、美峰は『友里さんそういうところある』と笑う。美峰と幹隆の間の空気はほぐれ、幹隆は友里とのレスの原因についてこう打ち明け始める。
「俺と一緒に何かをする時間は割けないくせにセックスだけはしてくれって…なんだかな~…」
金魚妻 黒澤R 登山妻
友里の態度からは『全ての男にとってセックスはご褒美である』という尊大な思い込みが透けて見え、抵抗したくなってしまったのだと言う。
それを聞いた美峰は『格好悪いでしょう』と恥ずかしそうにする幹隆に自分も同じだと打ち明けた。
修司は今まで美峰との登山の約束をずっとドタキャンしてきた癖に、産後落ち着いた美峰が一人で登山に行こうとすると心配する体を装いながら『もう”母親”なんだから山の事ばかり考えないで家族のことに集中してくれ』と反対した。その癖、体だけは今まで通り求めて来る…そんな修司の態度に反感を覚えた美峰は『疲れてそういう気になれない』と拒むようになっていったのだ。
…
昨日の事であった。友里は息子の岳斗を連れて美峰の家に泊りに来た。本当は幹隆も連れて来る予定だった。しかし、友里が元々約束していた登山を断った事で幹隆は怒ってしまい連れてくる事が出来なかったのだ。『ごめんね』と申し訳なさそうに謝る友里。幹隆との登山の約束を破ったことに対して友里は悪びれる様子もなく『夫とは趣味が合わないから』と笑い、美峰も『うちも一緒』と笑うが内心では”登山”という言葉に胸がときめく。
その後、美樹と岳斗を寝かしつけると友里はすぐに修司の元に行き『美峰さんは後から来るそうです』と言って迫り、すぐに始めてしまう。そして、抱き合う中で修司に『好き…』と言うのであった。
一方、そんな友里とは対照的に美峰は二人が睦み合う寝室に向かう気になれず、一人リビングでタブレットをいじり延々と山の情報を調べていた。
そして、美峰は翌朝幹隆の元に行って『修司と友里がいなくなった。行先は恐らく山だ』と嘘を吐いたのだ。
しかし、幹隆もまた美峰のその言葉が嘘であるという事に気付いていた。
先週友里は急に『来週岳斗のクラスメイトの家に一緒に食事に行こう』と幹隆に言い出した。美峰が幹隆と同じく登山が趣味で幹隆が来るのを楽しみにしているというのだ。幹隆が『俺との登山の約束は?低い山なら行けるって言ってたのに』と尋ねると友里は『それは…』と誤魔化そうとする。
そんな風にずっと山に行くのを拒み続ける友里が修司と共に山に行くなんてありえないのだ。
…
「すぐに嘘だなと思ったよ」
金魚妻 黒澤R 登山妻
「本当は2人とも高尾さんちにいるんでしょ」
そう小さく笑う幹隆に美峰も『バレてましたか』と笑う。修司と友里に黙って出てきてしまった美峰。『電源入れたら通知がやばそう』とスマホの電源も切りっぱなしにしていることを明かすのであった。
美峰に好意を打ち明けられた幹隆は受け入れ、二人は結婚指輪を外して抱き合う…美峰は『このまま幹隆と一緒にいたい』と願い…
登山をしたかったのは分かるが、何故自分まで誘い出したのか…そう尋ねる幹隆に美峰は『一緒に楽しみたかったから』と答える。そんな美峰に幹隆は更に問う。
「登山を?夫婦交換を?」
金魚妻 黒澤R 登山妻
すると美峰はこう答えるのであった。
「両方…」
金魚妻 黒澤R 登山妻
そして、『よく知らない相手なのに』と言う幹隆に、美峰は以前子供達の運動会で会ったことがあるという。そして、その時に悲しくなってしまったと言うのだ。
「私…この人と一緒になりたかったなぁ…って」
金魚妻 黒澤R 登山妻
すると幹隆は一瞬照れたように黙ってしまったものの指輪を外してこう言う。
「指輪…外してよ」
金魚妻 黒澤R 登山妻
「ここでは美峰さんと俺は夫婦…でしょ?」
その言葉に美峰は驚く。そして、幹隆と目が合うと赤面する。
以前友里に”夫婦交換”を持ち出した時、美峰はこう言っていたのだ。『私達四人で一組ならうまくいくと思う』と。…幹隆に好意を持っていた美峰は幹隆のことも誘うつもりでいたのだ。
しかし、今結婚指輪を外す美峰の手は震えていた。美峰は恐怖を感じていたのだ。それはただの罪悪感から来るものではなかった。
こわい…
金魚妻 黒澤R 登山妻
全てを捨てて…この人とずっとここにいたいと思ってしまう…
大自然の中で抱き合う美峰と幹隆。まだ幹隆と夫婦でいたい…事が終わっても美峰はそう願ってしまうのであった…。
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ラスト~成長した子ども達の会話…美峰たちのその後は…!?
それからしばらく月日が経ち、美樹と岳斗は大人になった。
ある日、美樹が帰宅し『親達は?』と尋ねるとリビングで寛いでいた岳斗は『うちの母親(友里)とお前の父親(修司)は新宿に買い物に行った』と告げる。そして、スマホと見出て言うのだ。
「うちの父親とお前の母親は…」
金魚妻 黒澤R 登山妻
「今日も山」
岳斗の携帯には少し老いた美峰と修司がどこかの山頂で微笑んでポーズを取っている画像が映されていた…。
以下、感想と考察
夫婦の愛と家庭の維持の両立について
『何の努力も技術もなしに一人の人間を愛し続けるなんて出来ない』という美峰の言葉が重い。美峰と幹隆が山を登っている現在と、美峰が”夫婦交換サークル”に入ったり、友里を誘った過去と行きつ戻りつする展開に終盤に美峰の嘘が明らかになったりとかなり凝った作りになっているこの『登山妻』。
『夫婦関係を円滑に保つために手段を問わずに愛とセックスを保つことが必要』と考える美峰と『そんなものは大事ではなく、それよりも子供のために家族を回していくことが必要』と主張する幹隆の言い合いが面白い。しかもその実、夫修司のために行動する美峰は内心では修司への不満を溜め幹隆に憧れを抱いており、幹隆も正論と建前を口にしながらも自身の考えに自信を持てておらず、妻の友里と向き合えていないことを自覚しているというリアルさ。
確かに子どものために”家族”をやっていくのが最優先ではあるけれども、そこで愛の無い両親の姿を見せつけられるのも子どもにとってはしんどい訳で…そう考えると、『四人だったら上手く行く!』と両家庭ともに崩壊せず誰も傷付かずに終わったこの『登山妻』ラストは金魚妻の中でもトップクラスのハッピーエンドだと言えるだろう。
ラストシーンについて思う事…この2家庭はどのような付き合い方をしているのか…??
それにしてもこのラストシーンには驚いたし、どう解釈すればいいのかな…?と思う部分もある。
ラストの成長した美樹と岳斗のセリフから高尾家と三峯家は”夫婦交換”…深い付き合いをし続けている様子が察せられ、美樹も岳斗もそれを当然の様に受け入れている。
…この二人の関係は…??
最後に美樹と岳斗がいる家は高尾家(リビングの様子から)。元々美峰と修司が済んでいた家だ。そこに当然の様にいて、帰って来た美樹を出迎える岳斗。美峰&幹隆と友里&修司がいないにも関わらず高尾家に一人でいるって…平素から高尾家で過ごしているという感じだ。
美樹と岳斗の二人はなんというかかなり親しげな様子で兄弟然としている様で、付き合ってるあるいは夫婦だと言われても納得できる距離感(美樹と岳斗の正確な年齢が分かる描写が無く、10代後半~20代半ばの様に見える)。
…何と言うか、岳斗はこの家に住んでるんじゃないか?と思えてしまう様な描き方がされているのだ。そして、超深読みすると一コマだけ出てきた家のカットも、横に隣接している家が大きく描かれているので、『え?もしかして隣に住んでいる』とか考えてしまった(さすがにそれは穿ち過ぎだと自分でも思うけど…)。とりあえず美樹と岳斗は互いの親が”交換”した組み合わせで行動していることに疑問を感じてはいないようだ。さすがに肉体関係まで”交換”していることは知らないと思うけどどうなんだろう…。色々と考えてしまう。
なんにせよ、美樹と岳斗の関係に少女漫画『マーマレード・ボーイ』を思い出してしまった。…今思うと『マーマレード・ボーイ』ってよく少女漫画でやれたな…というとんでも設定だったな。子どもだったから深い疑問は持たなかったけど…。
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