2019年7月前半の雑記~『恋と弾丸』『染着』の感想など

恋と弾丸 1巻表紙

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7月1日 漫画『恋と弾丸』感想…創作における『反社』の描き方、自分の嗜好等を考える

コミックシーモアのランキング上位で、やたらと広告で出てくるので、どんなものなのか読んでみる。

ヤクザの若頭、桜夜と女子大生ユリの恋愛を描いた作品。
…うん、展開に勢いがあって、それが人気を集めているんだろうな。シチュエーションが重視されるのだろうか…等と色々と考えて人気の理由を分析をしてみるのだが、とりあえず私はときめかった。キュンキュンしなかった。
何故だ。キラキラしていないアラサー、二児の母、経産婦だからか。

…とか思ったりしたが、元々自分は恋愛ものはシュール系、あるいは荒んだり爛れたものじゃないと面白いと感じないタチだったのを思い出す。キラキラ、キュンキュンしているはずの少女時代からそれは変わっていない、それだけだった。だから人から借りでもしない限り、恋愛ものの少女漫画は読んでいなかったのだった。忘れてた。

しかし、現実社会では芸人が反社会勢力に闇営業していた件で大騒ぎになっているというのに創作の世界、マンガ、アニメはヤクザ大好きだよなと思う。実社会の規制に関わらず、人情味あふれる存在としてコミカルに描いたり、ダークヒーローとして格好良いキャラとして登場させたり、ダーティさを強調して作品にエグミを加えたり、色んな形で使えるからだろう。
そして、青年誌とかでシリアス・ハードな作品だったり、『Back Street Girls』みたいにシュールでニッチなところを狙う他に天下の少年ジャンプですらヤクザという存在を普通に使ってる、『ニセコイ』とか。 恋と弾丸は『cheese!』少女漫画雑誌か…。今後、実社会での反社勢力への規制が強まっても以前と同様、あるいはより、非日常的な『いけない』存在となることから今以上に創作において『ヤクザ』は求められ続けるのだろう。

それにしても、今は単純な俺様キャラではなく、ドストレートに愛を囁く方が受けるのか、なるほど。しかし、桜夜がユリに吐く言葉は「甘ーいっ」を通り越して、糖尿になりそうな勢いである。なんか、もう引用して書くことができない。書こうとすると脳内でスピードワゴン(お笑い芸人の方)が 「甘ーいっ」と叫んで大変なことになる。

7月4日 小説『染着』(貴志祐介)の感想(ラスト・結末のネタバレあり)

人に憑く虫の守護霊『虫霊』を見ることができるようになってしまった、ハウスクリーニングのパートをする主婦、虫塚依子が様々な事件に巻き込まれていく様子を描く、貴志祐介のホラー・サスペンス。

週刊新潮で3年半以上に渡り連載されてきたが、無事結末を迎えた。…面白かったのだが、なんだか今一つスッキリしない終わり方の様に感じるのは何故だろう。

結末についてざっくりまとめると、起こっていた事件の数々は収束し、主人公の依子の元の守護霊は消滅、依子は守護霊を見る能力を失う。代わって娘の舞夏が守護霊を見えるようになり、嫌々ながらも自分が家族を守ろうと決意する。しかし、依子を殺そうとしてきたものの一度は逮捕されたカマキリの虫霊に憑かれた男、當麻武郎が、護送中に逃げ出し主人公の家にやって来たことを示唆する場面で終わる。

この『一度は退けたと思った脅威が再びやって来そう』というラストは、『黒い家』『悪の教典』でも見られるように、貴志佑介作品では珍しくない。どちらかと言うと終わり方よりは主人公達を助けてくれるものの、どこか不気味な霊能力者、賀茂禮子B-FLYというドラッグを世界に広げ、人々にハエの虫霊を取り憑かせるブレンダン・マクフライの正体が明かされていないからそう感じてしまうのかもしれない。あるいは週刊連載で3年半に渡って読み続けていたからか。一冊の本として一気に読み進めたらまた印象が違うかもしれない。とりあえず単行本になったら買おうかな。

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7月9日 『ダイヤのA act2』と『マッドハウス』の労働環境

『ダイヤのA act2』を見ているが、このアニメを制作しているアニメ制作会社『マッドハウス』のパワハラ、残業代未払い問題はどうなったのか。

このアニメ、重要なシーンになると(ヒット出したりとか決めると)背景が真っ白にピカーンって光るんだけど、あの報道後は『もしかして、背景描く余裕が無いだけ…!?』とか思うようになってしまった。…いや、そういう演出なんだろうけど…。カッカッカッ、ピカーン、ピカーン、ピカーン、『!?』みたいなの(みたことがある人は分かると思う)。

野球ものだから背景は真っ白でも脳内補完できるし(背景で火山が大噴火してるとか、ゾンビが徘徊してるとかはないだろうし)、今までそこまでは気にしていなかったのだけど、アニメーターの労働環境問題がスクープされてからは見るたびに色々と考えてしまうようになってしまった。毎回冒頭数分は前回のおさらいみたいなのも、どうなのかと思ってしまう。

7月11日 ドラマ『ラジエーションハウス』の再放送について

フジテレビの再放送枠『メディアミックスα』が今日からラジエーションハウスを再放送すると知って驚き。
ここ最近が『Dr.コトー診療所シリーズ』→『グッドドクター』と来てからの『ラジエーションハウス』なので、フジの再放送枠は医療もの縛りになったのかとも思うし、つい2019年春ドラマと最近放送したばっかりでかつ人気のあったものをこんなにすぐに再放送したことにビックリ。いいのかFODと。

『グッドドクター』はヒロインを演じた上野樹里が夏ドラマ『監察医 朝顔』の主演だからだろうけど、『ラジエーションハウス』は何だろうと思っていたが、あれか、『東京喰種』だな。主演の窪田正孝が『東京喰種』の実写映画の続編が来週末公開するからか。

7月19日公開の『東京喰種【S】』はレストラン編をやるようだ。今回のトーカ役は清水富美加ならぬ千眼美子から山本舞香に変更。結構背丈については縮んだんじゃないかと思うが、アクションは凄そう。そして月山習役は松田翔太か。アクの強い感じは合ってるのかな。スタイルも良いし。…これ以上書くと原作厨の血が騒ぐのでやめよう。

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7月12日 アンパンマンとドキンちゃんについて思うこと

女児向けのアンパンマン柄の衣服等はアンパンマンとドキンちゃんの組み合わせが多い気がする。赤、ピンク、オレンジの色を入れやすいからなんだろうけど、本編でアンパンマンとドキンちゃんが絡むことはあまりないよなー。

基本ドキンちゃんはアンパンマンとは、ばいきんまんが彼を攻撃するときの補助をするか、ばいきんまんと一緒にぶっ飛ばされる位しか接点ない。会話すらほとんどしてない。だからかアンパンマンとドキンちゃんがかなり親しそうにくっついてるプリントとかを見ると違和感を覚えてしまう。アンパンマンとばいきんまんはエンディングで手を取り合って踊ったりしてるけど。そして、そんな揚げ足とりする自分うぜーなとも思うのだ。

7月14日 我が家のレコーダーの『時飛ばし』

ここ3ヶ月程、レコーダーの調子が悪い。録画すると、時々、数秒間だけ飛んでしまうのだ。最初はフジテレビが多かったのだが、すぐに他の局の番組でもこの現象が見られるようになった。局は関係ないのかもしれない。夫が色々と調べ、対策しようとしたが、未だに直っていない。…まあ、飛ぶのは大体1秒、長くても3秒位なので、何が起こったのか分からなくなるということはないし、30分番組で一度あるかないかの頻度なので、今のところは『しょうがないか』と放置している。今後これ以上、飛ぶ時間が長くなったり、発生する頻度が高くなったら買い替えが必要かもしれないが。

ちなみに、この現象を私と夫は『キングクリムゾン』と呼んでいる。

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