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Contents

ハルの誘いに動揺して逃げ出すレゴシ…扉に尻尾を挟む描写が良い

突然下着姿になって、自らの体毛を撫でるハルの行動に混乱するレゴシ。お腹の毛のフワフワ感、もふもふ感が半端ない。そして、ハルの触り方がエロい。

『これは小動物の間だけの挨拶』と思い込もうとして。『なわけあるか!!』と叫び拒否するレゴシ。原作漫画だと、この『なわけあるか』は心の叫びだったけど、アニメではちゃんと声に出して言うのね。

そして、レゴシは慌てて下着姿のハルにシーツを掛けて立ち去る。シーツの掛け方一つからもレゴシの優しさが伝わってくる。

そして、慌てて扉を急に閉めすぎて尻尾を挟んだ描写が秀逸。漫画だと一コマだけなんだけど、アニメの方はかなりしっかり描写されてる。これ、めっちゃ痛い奴だ。多分箪笥の角に足の小指ぶつけた並に痛い奴だ。このガラス越しに痛みに飛び跳ねる感じの躍動感と言ったら。細かい所も凝ってるな。

廊下の張り紙の再現に感動

その後園芸部の屋上庭園から階段4段すっ飛ばして戻ってきたレゴシをアリクイのキビが待っていて、ハルの悪い噂、『ビッチだ』ってことを話すのだけど、その時の廊下の張り紙をきちんとアニメでも書いていることが嬉しい。廊下を歩く二人の近くに『肉食寮の廊下の鏡が割れてました。大型の拳の跡が残っていました。決して怒らないので心当たりのある生徒は管理部まで』と書いてあるんだよね。ちゃんとアニメでも読めるようなサイズ&間を取ってくれてるのが嬉しい。でもきっとレゴシ、色んな事に気を取られて気付いてなさそう。

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栄えある演劇部は訳アリ生徒の集まり…あったな、そんな設定

そして、演劇部表彰のシーン。ルイ先輩、格好いい。声が付くとなお、格好いい。

そして、稽古場でカイがレゴシに『演劇部に顧問からスカウトされた生徒はみんな、訳アリ』と告げる。

…あ、あったな、そんな設定。すっかり忘れていたよ(困惑)。そうだったな、原作漫画でこの辺り読んでいた当時は『この先演劇部の秘密が物語の核になるのかな』とか、『顧問の先生が割と重要なキャラになっていくのかな』とか想像していたな…そうはならないのだけどね(ある種のネタバレ)。

それにしてもシイラさんが14歳で女王様のバイトしてたって、よくよく考えるとヤバすぎるし、そのクラブの名前、”肉食女子クラブ”って中々のネーミングセンスだ。

でも、カイに『お前の秘密は?』と尋ねられたレゴシが照明落してカイを怖がらせるシーンは無いのか。でも、よくよく考えたら、当然か。原作漫画では”生態時間”でレゴシがハルへの恋心を自覚して心が華やぐ→カイを怖がらせるといった冗談を言えるほど明るくなる…といった流れて、順番を変えているアニメの方では、まだこの時点でレゴシはハルへの恋心を自覚してなくて、暗いままだからね。

あと、広報部のクマネズミの部長、動くと尚更可愛いね。どんだけ口汚く部員たちを罵っても、可愛い。そりゃ、みんなの外出た後の第一声は『部長今日も可愛かった』だよね。ルイのカリスマ性にすがる一方で、ルイのスキャンダルを望む広報部。メディアの本質を表してますな。

レゴシに苛立ちとコンプレックスをぶつけるルイ

そして、皆に注目されている中、ルイは秘かに足の痛みに苦しむ。自らの身体について『戦うために作られた体じゃない』というルイ。この世界の住人は一律人型を取ってはいるものの、骨格や体の特徴はその種族のそれが反映されている。

部屋に入ってきたレゴシの身体の作りにコンプレックスを刺激されてしまうルイ。アニメの演出が上手いことレゴシの繊細なのに、だからこそ体のつくりの獰猛さが目立つ感じを表しているので、ルイの言う『君(レゴシ)の身体はいちいち主張が強い』というセリフにとても納得ができる。

そして、コンプレックスと苛立ちをぶつけたルイの迫力が凄かったな。そんでもって『噛んでみろ』のパワハラ感が半端ない。そして、レゴシの牙を実際に目の当たりにした時の一瞬の怯えた表情がとても上手く描かれていた。こういう、時々見せる弱さがルイの魅力なんだよね…。

その後、レゴシに『あなたの強さには意味がある』と言われた時、見せるルイの素の少年らしい表情も再現されていて大変満足だ。

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生態時間の描写…説明ナレーションは無いが、しっかり描かれている

そして、”生態時間”の描写。説明ナレーションはない代わりに、張り紙とかで説明をしている。

この学園、というよりこの世界では動物たちは日常を快適に過ごせるように、各種族毎に自分の生態に合った部屋で2日に1回、1時間過ごさなくてはならないのです。各種族の部屋、原作では小さなコマでさらっと表現されてたけど、こうやってアニメでちゃんと間を取って色がついて声がつくと、それぞれの個性が強調されていい感じに。

そして、原作ではオオカミ部屋はほぼ皆無言だったけど、このアニメ版ではレゴシの右に座ったモブの子にオリジナルのセリフと役目が。というか、モブオオカミ娘美人になってる。彼女が『月にウサギが住んでるのかな?』と発言したおかげで、レゴシがハルのことを思い出して、そしてそこから”恋”をしていることをしっかりと自覚するのだ。

あと窓から夕焼けを見るレゴシが鼻歌を歌っている。可愛い。

遂に始まるアドラー公演…ここでも細かいアニオリ演出が光る

そして、ついにアドラーの本番の日がやってくる。個人的に、鏡の前にアドラーの演者達の集合写真があるのにグッと来てしまった。

皆を勇気づける様なことを言いながら、内心では『自分だけ、団結力なんてどうでもいい』と言っているルイ。でも、その内面すら本当はただの虚勢でウソ。彼はいつだって心の奥底では周囲のことを考えていて、そして、死んでしまったテムのことに責任感を持っている。だからこそ、鏡の前に死んだテムが一緒に写った写真を置いているのだ。

原作漫画では鏡の前にこの写真はない。でも、アニメで置いてくれたことでルイの複雑な性格を上手く表現してくれたと思う。本当に、アニメスタッフは原作を理解しているんだな…。

そして、演劇”アドラー”のシーン。劇中劇であるのだけれど、ちゃんとどんな話が分かる様に描かれている上に、面白いこの劇。アニメの作画の良さも相まって、とても素晴らしく格好いい。骸骨を被ったルイ先輩の格好良さと言ったら。

…だが、怪我を負いながらも全力でアドラーを演じきったルイは幕が下りると倒れてしまうのであった…。いやー、いいところで話が終わった。果たして、次週はどうなるのか!?(知ってるけど)

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まさかの別バージョンのED!?YURiKA の『眠れる本能』

ED、別バージョンが来てビックリ。そして感動。…愛されてる、このアニメ愛されてるぞ!!可愛らしい前回、2話目のエンディングに比べ、やや不穏さを感じさせる今回のエンディング。タイトル通り、歌詞もレゴシの本能とその闇の部分に焦点を合わせている。週替わりEDなのかな…今後も物凄く楽しみだ。

次の記事はこちら→BEASTARS(ビースターズ)4話【ネタバレあり感想】レゴシとビルの相反する生き方…そして、先輩らしさを見せつけるルイ

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