【アニメ】BEASTARS(ビースターズ)4話【ネタバレあり感想】レゴシとビルの相反する生き方…そして、先輩らしさを見せつけるルイ


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Contents

ルイの骨折…アドラーの代役はベンガルトラのビルに決まる

娘のシルバニアファミリーを見るたびにビースターズに思いを馳せてしまう今日この頃!
このオープニングを見るたびに目頭が熱くなるのは何故だ!
冒頭の広報部のシーンはアニオリ。広報部長は今日もキレッキレの口の悪さ。ルイの素顔を撮りたい部長はアドラーを『干からびたしゃれこうべ』呼ばわり。本当に口が悪いな(かわいい)。

そして、倒れたルイが寝かされている医務室のシーン、暗いな。原作では普通に明かりがついている感じがしてたけど、こちらの方が深刻さが増すね…。
ハッキリと『骨折してて明日の公演に出るのは無理』とルイに告げるのは、ベンガルトラ男子のビル。周りから咎められるがルイからは『その度胸を気に入った』とアドラーの代役に指名される。

一見明るいビルの抱える葛藤…レゴシと相反する生き方

浮かれて、稽古しながら、その時のルイの声真似をするビル。地味に声が似ているのが何とも…。そして、急遽ビルがやるはずだった役をレゴシがやることに。

ビルはレゴシと同じ肉食獣でありながら、レゴシと全然違う考えで、『俺達が脚光を浴びちゃいけない理由なんてないはずだ』と肉食獣であることが悪である風潮に疑問を持っており、そして、“上手い生き方”を模索している一人の少年だ。

ビルとレゴシの殺陣の稽古シーンは原作通りにビルがそんな自分の思いを語りながらグイグイと責めてくる。ビルは肉食獣同士ということもあって、本気で力を出し合えることに喜びを感じる。自身の本能や能力に向き合いたくないレゴシはそんなビルにとことん困惑する。このシーン、迫力あっていいね。こんな感じにアクションシーン力入っていると、この先も期待できる。

寮に戻るレゴシにエルスが『ビルをサポートしてあげて』と言う。エルスはレゴシに気を遣っているのもあるけど、エルスはビルと純粋に友達として仲良いんだよな。それが分かるシーンが原作だとちゃんとあるから、アニメでも省かないでやってほしいな。

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公演二日目~ウサギの血を巡るレゴシとビルのやりとりの原作との違い

そして、遂に公演二日目。この“ルイ様ファンクラブ”のシーンはアニオリ。ルイの“ファンサ”って具体的にどんな感じなんだろう。握手とかしてくれるのか?気になる…。

そして、本番直前に楽屋にやって来たルイに『直前になって潰しに来たのか…なんてね』という、ちょっと危ない冗談をかますビル。私はビルの爽やかな様でこういう危うさを持っている所が好きだから、人間性(虎だけど)を表すこういった細かいやりとりをアニメで省かないでやってくれるのが本当に嬉しい。

というか、この衣装って慌ててビル用に新しく拵えたのかな?ルイとビルじゃ絶対に同じ衣装着れないし。しかし、この衣装をビルが着るといかつく見えるな。

そして、本番直前。レゴシはビルがウサギの血を隠し持っていることを嗅ぎ付け、トイレまで追い詰める。この辺りが結構原作と違う。

原作だと二人がトイレに行くのは本番30分前なのに、アニメでは10分前なのは何故?この後の会話が省略されているので、その辻褄合わせか?

ウサギの血は“ワルい先輩”から“いざって時のために”取っておいたものだと語るビル。気付け薬のために、ブランデーを飲むような感覚なのだろう。しかし、当然この世界ではご法度。ドラッグみたいなもんである。

この“ウサギの血”を巡ってレゴシとビルの対立は決定的なものとなる。『陰で生きるレゴシと違って、堂々と生きようとする自分にとっては“正当なドーピング”だ』と主張するビル。ビルはレゴシと違っていて、自然と沸き上がる自身の本能や欲求を認め、満足させようとしている。でも、それは社会では認められないことで…その葛藤でビルもまた、苦しんでいるのだ。

『オオカミの自分は無害であるよう努めなくてはならない』と常々自戒しているレゴシはそんなビルの在り方を理解できないどころか、怒りを覚える。社会的には圧倒的にそんなレゴシの方が正しい。でも、レゴシの考え方って、直接他者(他の肉食獣)にぶつけないから目立たないけど、暗に自分だけでなく他の肉食獣達の存在を否定する、肉食獣達に日陰者であることを強いる思想にも繋がる危うさがある。

この辺り、シーンが短いけど、ビルのセリフが上手い具合にまとめられてる。ただ、レゴシのセリフが違う…というか、削られている。

本当は原作だと、ここでレゴシが『戦う覚悟ができた、舞台で会おう』『俺はお前を許さない』と本番の舞台でやらかす宣告をしています。
アニメではそこを省略していて(だから本番10分前に変更したのだろう)、いきなりレゴシが切れて舞台で暴れたように見えなくもない。

ビルが演じるアドラーと、レゴシとビルの本気の闘い

そして、ビル版のアドラーの公演が始まる。頑張って演技しているけど滑ってしまっている感じが上手い。声が上ずっている。なまじ、ルイに寄せようとしているがゆえ、ルイとの差が目立ってしまう悲劇。そして、『詐欺じゃん』とか観客の声が原作より容赦がない。

そして、レゴシが暴れ出す。上で述べた様に、マンガと違ってレゴシがビルに宣戦布告していないので、いきなり切れて暴れた様に見える。お前の方がウサギの血をキメたのかって位に危ない人に見える。

ビルの『制裁のつもりか、お前はそんなに完璧な肉食獣なのか?』は漫画では独白だけど、ここでははっきり言うのね。観客に聞こえないか心配。

そして、原作よりレゴシがビルをボコっている。ボコり過ぎやん…??ここまで殴られて平気なビルさんも凄いや。

そして、ルイが助けに入るところが格好いい。原作マンガだと、ルイは男子トイレでのレゴシとビルの会話を盗み聞きしたのだけど、こちらではレゴシがビルを殴った拍子に舞台袖にいたルイの所にウサギの血の瓶が飛んで行って、ルイがすべてを察した…という流れになっている。

アドリブでビルを去らせ、レゴシの手を取り立ち上がらせるルイが最高に格好良いんだよな。『大丈夫、お前は正しい』と。何かと複雑なルイだが、レゴシを認めていることは確かなのだ。この作品、レゴシとハルの関係が宣伝とかでは使われがちだけど、実はレゴシとルイの関係が核なんだよなぁ…と再認識する。

でも、レゴシが『皆はどう思うのだろう、この舞台を』と言っているけど、本当にどうなんだ??舞台の筋としては。でも、実際に観ていたら話の筋とか整合性とかどうでも良くなる位、『キャー』って盛り上がるんだろうな。

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ビースターズ4話のエンディングはYURiKAの『マーブル』

そして、また違うエンディングが…。海外向けを意識してるのもあって、本当に豪華。歌手は毎回同じYURiKAだけど、その回に合わせて変えてくれるのが嬉しい。

しかし、なんか久々にテムを見た様な気になる(別にそんなことはない)。今回の『マーブル』は演劇部やルイとの関係がメインのエンディングだな。

…そして、アドラーが終わって、また話は動き出す。次位でジュノ出てくるのかな?楽しみだ。

次の記事はこちら→【アニメ】BEASTARS(ビースターズ)5話【ネタバレあり感想】幼馴染みジャックとの絆、そしてハルとの距離を縮めるレゴシ

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