【漫画】夏目アラタの結婚2話【感想・ネタバレ・考察】死刑囚の真珠に突然プロポーズをしたアラタ~そんなアラタに真珠は探りを入れ…

夏目アラタの結婚1巻表紙

児童相談所職員の夏目アラタは30代独身で結婚願望ナシ。ある日、自身の名を騙って父親を殺した殺人鬼、”品川ピエロ”こと品川真珠と文通していた少年、卓斗から『自分の代わりに品川真珠と会って、見つかっていない父親の首の在処を探って欲しい』と依頼される。

卓斗の願いを聞き入れたアラタは真珠との面会にこぎつけたものの、真珠はアラタを見るなり『手紙の字から想像していた人と違う』と言って立ち去ろうとする。真珠を引き留めようとしたアラタはなんと真珠に向かって『結婚しよう』と言い出すのであった…。

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以下、あらすじとネタバレ

『結婚しよう』と言い出したアラタに真珠は興味を示すものの、手紙の主ではないのではないか疑い続ける

面会室から立ち去ろうとしていた真珠だったが、『結婚?』と言って興味深そうに振り返った。アラタは駄目押しでもう一度アクリル板越しに叫んだ。

「品川真珠!このガラスを突き破って側に行きたいぜ!!」

夏目アラタの結婚2 乃木坂太郎  5/33

…すると、真珠は『アラタはガキっぽいね』と微笑み、再びイスに座った。そして、『ボクは少し安心した』と言う。

真珠の一人称が”ボク”であることに驚くアラタ。そんなアラタに真珠は『”あたし”だと3文字あって面倒くさい』と語り、『目つきの悪い経済ヤクザみたいなアラタを見て、あのガキっぽい手紙を書いた本人じゃないと疑って去ろうとした』と説明した。そしてアラタが『昔チョッと悪かった、ただの公務員だぜ』と笑うとこう言い出す。

「公務員なら、毎回「こんにちは、品川さん」の「は」をわをんの「わ」で書いちゃダメでしょ?」

夏目アラタの結婚2 乃木坂太郎  7/33

真珠のその発言からアラタは『コイツはまだ手紙を書いたのが俺じゃないと疑ってやがる』と緊張する。アラタは卓斗に真珠にどのような手紙を出していたかを予め聞いていたものの、卓斗は手紙の下書きやコピー等は取っていなかったため誤字・脱字の有無までは分からないのだ。

結局アラタは『マジすっか?推敲してないからなー、ハズカシー』と曖昧に答え、『真珠の手紙の字はいつも丁寧だよね』と誤魔化した。

すると、真珠は『終(つい)の棲家で時間だけはあるから』と寂しそうに笑うのであった。

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真珠の頭の回転の速さに戸惑うアラタ~一方真珠はアラタのプロポーズに『拘置所を出る』と決心し…

”死刑”を受け入れている様な発言をした真珠にアラタは『まだ一審で”死刑”は確定していないし、控訴しているよね?』と尋ねる。だが、真珠は『弁護士がやれと言うから控訴しているだけで、一審の”死刑”がひっくり返るはずがない』と自嘲気味に笑った。

「だから何があっても、ボクはアラタに触れられない。アラタも僕に触れられない」
「キスもできない。」
「セックスもできない。」

夏目アラタの結婚2 乃木坂太郎  10-11/33

ジャージのファスナーを少し下げて胸元をチラつかせながらそう言い出した真珠。そして、”死刑”が確定すると面会や手紙の条件が厳しくなるため、記事になる情報欲しさに死刑囚と結婚するジャーナリストがいることを持ちだし、アラタが『結婚』と言い出した理由について『死刑反対の人?それとも見つかっていない首や手足を探す事件の関係者?』と尋ねる。

そんな真珠の言葉にアラタは『こいつ、頭が切れすぎじゃねーか?』と動揺する。事前に調べた週刊誌の記事では真珠は小学校の勉強にも全くついて行けずクラスでいじめられており、地元の荒れた公立中学校でも成績は悪く、その後看護高等学校に進学したものの2年で中退しその日暮らしになったと書かれていた。

歴代彼女が皆『疑問を持っても洞察はできない』という”バカ”だったアラタだからこそ、真珠が決して”バカ”ではなく非常に賢いことが分かる。『本当にこいつが”品川真珠”なのか』と疑ってすらしまうアラタ。

ならこいつは、子供の頃から愚か者の仮面をかぶって生きてきたってことか…!?

夏目アラタの結婚2 乃木坂太郎  15/33

アラタは真珠の底知れなさに戦慄するのであった。
だが、アラタは動揺を顔に出さない様に『俺は嘘を吐くのが苦手だ』と言った。

すると真珠は『ひょっとしてアラタはロリコン?』と尋ねる。幼く華奢な容姿の真珠は体重を落とすとロリコン趣味な男が言い寄ってくると語る。ギョッとしたアラタは『オレの好みは年上の薄ポッチャリで同僚の桃ちゃん(桃山)や昔の堀ちえみみたいな少しお母さんタイプの安心できる匂いがする人』と答え、それを聞いた真珠は白けた顔をして再び立ち去ろうとした。だが、

「―そんな安心できる匂いがさ…」
「真珠がくれた手紙からもしたよ。」

夏目アラタの結婚2 乃木坂太郎  17/33

真珠が長い時間をかけて下書きし、時にはその上で眠ってしまった手紙。そこには真珠の移り香がついていたのだ。『オレの恋は今日会うずっと前から始まっていた』そう笑うアラタに真珠は『ボクが怖くないの?』と聞く。

アラタは笑ったまま『怖くない』と答えるが、内心は『怖ぇーよ』と叫んでいた。すると、真珠はアクリル板越しにアラタに顔を寄せて尋ねる。

「もし、万一ボクが外に出てきたから、」
「ボクと一緒に暮らせる?」

夏目アラタの結婚2 乃木坂太郎  20-21/33

『出てこられるわけない、お前は”死刑”だ』…そう内心で思いながらも『もちろん』と答えた。

「―じゃあ、」
「出るね。」

夏目アラタの結婚2 乃木坂太郎  21-23/33

真珠がそう言った瞬間、アラタはウエディングドレスに身を包んだ真珠が不気味な笑みを浮かべながらアクリル板を突き破ってくる幻覚を見て凍り付く。

だが次の瞬間、面会時間の終わりが告げられ、真珠は手を振りながら扉の向こうに消えていくのであった…。

卓斗と会ったアラタは手紙のある事について問い、そこで改めて真珠の狡猾さに気付き絶句する

職場で桃山に『面会室でマウントの取り合いをした末、真珠に結婚しようと言ってしまった』と打ち明けたアラタ。桃山は仰天し、『本気にされていたらどうする?殺人鬼と結婚なんて週刊誌に載ってもおかしくない』とアラタを叱るが、アラタは『所長には内緒でお願い』と桃山に頼み込むのであった。

『とりあえず顔をつなぐことができた』と桃山に成果を報告したアラタは真珠から差し入れを頼まれた本のリストを見せる。それは発達心理学や児童心理学の本、そして人体解剖図の本であった。『何故児童相談所職員の自分達が読む様な本を?』『人体解剖図は人をバラバラにする勉強のためか』と困惑するアラタと桃山。

一見すると『守ってやりたい』と思うような大人しい印象の品川真珠だが、アラタは『卓斗の様なガキの手に負える女じゃない』と改めて思うのであった。

そして、その後秘かに山下卓斗と会うアラタ。児童相談所では職員が個別に外で対象の子どもと会う事は認められていないが、アラタは卓斗に『不登校をやめ、学校に通って母親に心配かけない事』を条件に真珠との面会の進捗…父親の首の在処を聞き出せたか否かを伝え、真珠に出す手紙の清書をさせているのだ。筆跡を変えるわけにはいかないためだ。

『どんな人だった?』と興味津々に尋ねる卓斗がこれ以上真珠に惹かれないようにするために『すごく老けた、下品な喋り方の女だった』と嘘を吐くアラタ。そして、ガッカリした様子の卓斗に『お前、こんにちはの”は”はハ行、ワ行のどっちを書く』と尋ねる。ムッとしながら『ハ行の”は”に決まってるでしょ?バカにしてるんですか?』と答えた卓斗にアラタは『品川真珠が、いつも”こんにちは”を”こんにちわ”と間違えて書いてきているとカマをかけてきた』と告げる。

すると、卓斗はこう答えるのであった。

「…僕、書き出しはいつも「拝啓 品川真珠様」だから、」
「「こんにちは」なんて書いてないです……」

夏目アラタの結婚2 乃木坂太郎  30/33

それを聞いたアラタは真珠が二重にカマをかけていたことに気付き、改めてその狡猾さに言葉を失うのであった。

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そして、アラタの元に真珠の弁護士を名乗る男がやって来る

そして、アラタは新しく出した手紙で自身の住所を真珠に明かした。今まで卓斗は私書箱を使ってやりとりをしていたが、『今まで真珠に対して恐れがあったので私書箱を使いその住所を手紙に記していたが、実際に会って信頼を勝ち取りたいと思ったので真の住処を明かす』と書き、卓斗に清書させた上でその手紙を送った。

すると、ある休日の朝、アラタの家のインターホンが繰り返し鳴らされた。『うるせーな』と悪態をつきながらチェーンを掛けたまま扉を開いたアラタ。すると、そこには見知らぬ男性がおり名刺を差し出しながらこう言った。

「品川真珠さんの私選弁護人、宮前光一と申します。」
「――あなた、彼女に何をしたんです…?」

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以下、感想と考察

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頭の回転が速く狡猾な品川真珠

今回殺人鬼である品川真珠の素顔が明らかになって来た。

見た目からして中性的な雰囲気を漂わせていたが”ボクっ娘”だったのか。『幽麗塔』のテツオといい、乃木坂太郎氏は”ボクっ娘”が好きなのだろうか?

そして、恐ろしく頭の回転が速いことが分かった。『こんにちは』のカマかけも非常に狡猾で見事だ。アラタの推測通り『愚者の仮面を被って生きてきただけ』なのだろうか。

当初は死刑になることを受け入れる気でいたようだが、アラタの言葉によって真珠は『じゃあ、(拘置所を)出る』と言い出した。花嫁姿でアクリル板を突き破って来るアラタの幻覚での真珠は美しくもおぞましい。とはいえ、自身でも言っている様に一審で死刑判決が出ており、それを覆すのは難しいはず。あんなにあっさり『出る』と言うからには判決を覆す材料を持っているのだろうか…。

突如現れた真珠の弁護士、宮前光一

そして、突然アラタの元にやって来た品川真珠の”私選弁護人”宮前光一。国選弁護人ではなく”私選弁護人”なのが気になる所。真珠はお金無さそうなのに”私選弁護人”というのは、この弁護士が買名かなんらかの目的で弁護を引き受けたということだろう。

果たして彼の目的は…。

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