【漫画】夏目アラタの結婚 最新話・48話【感想・ネタバレ・考察】綾子はアラタに『真珠に踊らされているのではないか』と警告する。さらに裁判長は真珠がアラタに秘密を暴かせるためにヒントを出し続けていると考え…

夏目アラタの結婚 6巻表紙

波乱の展開を見せた控訴審3日目。真珠はまるで自身が本物の”品川真珠”ではないかのような言動をしたかと思えば、今度は死刑を望むような破滅的な態度を取り始めた。しかし、アラタと目が合うと涙を流しながら傍聴席にいるアラタの元に飛び込み、アラタも真珠を抱きとめた。初めての触れ合いは刑務官に引き離されてしまいすぐに終わってしまったが、アラタは真珠の温もりを感じたことで、真珠のために戦うことを決意する。

そして、真珠とその母、環の謎を掴むため、藁をもすがる思いで自身の母、綾子に協力を要請するのであった…。

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Contents

以下、あらすじとネタバレ

環の行動について、『真珠を隠そうとした結果、虐待行為に繋がったもののいい母親であろうと努力していた』と分析する綾子。さらに綾子はアラタに『真珠に踊らされている』と警告する。

真珠とその母、環の謎を解くためにアラタは既に再婚し別の家庭を築いている母、綾子に協力を求めた。ほとんど学校に通わせず、ツナ缶ライスばかりを食べさせて肥え太らせる、歯の治療を放置する…そんな意味が分からない環の虐待行為の数々を母親目線から読み解いてほしい…そう藁をもすがる気持ちで依頼したのだ。

すると、綾子は『いい母親と思われたいからこそ、そういった行動に出たのではないか』と意外なことを言い出した。意味が分からないアラタが『どういうことだよ?』と困惑すると、綾子はこう言うのであった。

「なんとなくだけどさ―この母親、男関係は派手でも家には連れこまなかったり、児相に見つからないよう引っ越したりしてたんだよね?」
「「努力」してるよね?なんだか真面目にさ…」

夏目アラタの結婚48 乃木坂太郎 4-5/27

綾子の発した”努力”という言葉にアラタは反発する。虐待する人間なのだから児童相談所から逃げ回るのは当然だ…そう綾子に反論するが、綾子は自身が抱いた環への印象を述べる。

「虐待を見られたくなかったんじゃなくてさ、まずは子供を誰にも見られないようにしようとした…のが虐待の始まりな気がしてさ」

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学校にも行かせず歯医者にも行かせず、外食もしない。それは子供を見せないための行動だと言う綾子。それに対してアラタは真珠が着たきり雀で夏でもトレーナーを着せられ、カロリー過多のツナ缶ごはんで太らせられていたことを引き合いに出し否定する。そして、更に真珠の髪の毛について言及する。真珠は元々髪色が明るく細い髪質をしている。だが、環はわざわざそれを真っ黒に染めてボサボサにしていたのだ。真珠は環の言いつけを守ろうとするかの様に施設に保護された後に靴墨を使って髪を染めようとしたことがある…そうアラタは真珠の保護された”しらなみ園”の平井園長から聞いていた。

『それが良い母親になろうとしてしたことなのか?』怒気を含ませて綾子に言うアラタ。しかし、どんどん熱くなっていくアラタとは対照的に綾子は冷静な様子で煙草をふかし、『あたしはさ…』と自分の話を始めた。

自分が良い母親ではないことを分かっていた…そう正直に述べる綾子。家事が苦手で、外で稼ぎテーブルにお金を置くことしかできなかったとをアラタに詫びる様に言った。しかし、『でも、それでよかったと思ってる』とも言うのだ。何故なら、もし無理にいい母親になろうと努力をしていたら、きっと精神的に追い詰められアラタに当たってしまっていたと思うからだ。

そんな自分と違って、環は”真面目に母親をやっていたタイプ”だったのではないか…そう綾子は言うのであった。

綾子の話に少し頭が冷えたアラタは『案外母ちゃんの言う通りかもな』と納得する。そして、児童相談所職員としての経験則として、虐待する親の多くがそれが子供のためだと信じてやってしまっているという話をした。

だが、そんなアラタを見た綾子は真面目な顔でこう言うのであった。

「……アラタさ、」
「仕事やめな?」

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驚くアラタ。綾子は常に児童相談所の仕事が頭から離れない様子のアラタを心配し『今の仕事は向いていない。うちの旦那のコネを使えば別の仕事につける』と言い出したのだ。

更に綾子はアラタに『真珠のことを本気で無罪だなんて思っていないだろう?』と尋ねる。アラタは戸惑いながらも正直に『無罪だとは思っていない』と答える。すると、綾子は『じゃあいいじゃん。裁判とかのことも忘れてしまえば』と言う。だが、アラタの脳裏には目隠しをされ絞首台に立たされている真珠が浮かび、綾子にこう言い返す。

「…俺ァ、闘うのをあきらめた奴を見てるのが心底イヤなんだよ!」

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弱いから、もう闘えないから…そんな理由で理不尽なことを受け入れてみじめにやられるままになっている…そういった話を見聞きするとイライラしてしまう…そう綾子に訴えるアラタ。だが、それを聞いた綾子は呆れた様にアラタを見つめた。

「……アラタ。」
「お前、踊らされてねーか…?」

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”侠気(おとこぎ)”のある男は落としやすい。アラタの父親もそうだった…そう語る綾子。アラタは既に真珠に落とされてしまっていいように操られていると言うのだ。

アラタは『真珠とは色々あった末にやっとここまで来たんだ。母ちゃんには分からない!』と反発する。だが、綾子は『全然分かるけど?あたしも男に「俺だけは彼女のことを…」と思わせるのは得意だったからさ』と冷笑する。いかに綾子が男にモテていたかを知っているアラタは何も言い返せず黙ってしまう。

すると、そんなアラタに綾子は真顔で警告するのであった。

「気をつけな!3人も人を殺した女の頭の中は、母ちゃんにもわからねえから!!」

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一方、その頃。神波裁判長は裁判官二人に『被告人(真珠)の言動は全て演技。無罪につながる秘密を第三者に暴いてもらうためのヒントを出していたのではないか』という私見を述べていた

一方その頃、東京高等地方簡易裁判所合同庁舎内でも神波(かみなみ)裁判長が裁判官二人に控訴審三日目の真珠の言動について私見を述べていた。それを聞いた年若い男性裁判官が『じゃあ裁判長は被告人(真珠)の言動を全て…』と驚いた様に言うと、陰鬱な表情でこう答えるのであった。

「演技だと思います。」

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そして、神波裁判長は控訴審三日目の真珠とアラタの様子を思い返す。突然傍聴席に飛び込んでいった真珠を抱きとめたアラタ。驚きながらもその表情は自分を頼ってくれたことを喜んでいるように見えた。

「バカな男だ。…踊らされて…」

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神波裁判長は周囲に聞き取れない位小さな声でそう呟くのであった。

すると、男性裁判官は隣にいる女性の安西裁判官を目を合わせながら『僕らは被告人が裁判で追い詰められて自暴自棄になっていたものだと思いました』と言う。それに対して神波裁判長は『被告人の言った”時間を止める”、”2年経った”という意味深な言葉をどう思いましたか』と尋ねる。安西裁判官が『新しい証言や証拠に追い詰められ現実逃避から出た意味のない発言かと』と答えると、神波裁判長はこう言った。

「私見ですが……」
「「ヒント」―を出してるんだと思います……」

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意味が分からずに困惑する二人に神波裁判長は説明する。仮に真珠の過去に何らかの秘密があり、それゆえに無罪を勝ち取れる算段があるとする。だが、それを自ら言い出してしまうのは真珠にとってはまずいことなのだ。何故なら、自ら明かしてしまうと、『そこまで計画して犯行に及んだ』という悪質さを自ら認めてしまうことになってしまうためだ。だから、真珠としては”第三者”にその秘密を暴いてもらう必要があると言うのだ。

それを聞いた男性裁判官が『その第三者とはあのチンピラ風の亭主(アラタ)ですか?』と尋ねると神波裁判長は無言で肯定し、『それまで被告人(真珠)は死刑を覚悟した芝居を続けなければいけないわけです』と言う。

「―おそらくあの亭主は、」
「すでに、秘密にせまるたくさんの「ヒント」をもらってるはずです。」
「ひょっとしたら、「答え」そのものまで…もね。」

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しかし、神波裁判長もまた妻が吐き続けてきたある”嘘”に苦悩し、囚われ続ける人生を送っているのであった…

その後、合同庁舎を出た神波裁判長。すると、後ろから男性裁判官が追いかけて呼び止めてきた。男性裁判官は先程の神波裁判長の見解にいたく感激した様で、『どうしたら神波さんみたいになれるのでしょうか?』『どのくらい裁判をこなせばこんな洞察力が身につくんですか?』と尋ねた。だが神波は得意げになることもなく『君もそれなりにこなしてきたでしょう。私も大きな事件はそう何度もやってるわけではないし、買いかぶり過ぎだ』と受け流す。

それでもなお尊敬のまなざしを向けながら先程の推理をほめそやす男性裁判官に神波は『多くの女を愛した者より、一人の女だけを愛した者のほうが女を深く知っている』というトルストイの名言を教える。それを聞いた男性裁判官は神波裁判長が深く妻を愛しているがゆえ…と受け取り、『神波さんの奥さんはどんな人なんですか?』と興味深そうに尋ねる。

だが、神波裁判長は寂し気に『違うよ』と答え、『多くより一つを深く知れ、…そういうお話ですよ』と言ってさっさと歩いて行ってしまう。取り残された男性裁判官は『はあー』と感心のため息を吐き、神波裁判長の背中を見送るのであった…。

その後、神波裁判長が自宅に到着すると、『遅くなるなら連絡ください』と言いながら妻が出迎えた。笑って『ごめん』と答えた神波に妻もまた薄く笑う。そのホクロがある口元を見つめながら神波は思うのであった。

……「嘘」
この女のついた、たった一つの「嘘」。

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すると、奥から娘の夏子も顔を出し、『お父さんは毎年誕生日は帰りが遅いよね』と言う。今日は神波裁判長の誕生日だったのだ。二人は誕生日の神波のためにケーキを用意し待ち続けていたのだ。

母娘二人、生きる術がなかった女が、金と生活のためについた―「嘘」。

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和気藹々とホールケーキにロウソクを用意する妻子を見つめる神波。神波は妻が”嘘”を吐き続けていることを知りながらも本心を暴く勇気を持てないまま、その”嘘”をずっと観察してきたのだ。

……「嘘」
……それだけは、誰よりも深く、私は知っている。

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明かりが消された居間。ケーキのロウソクを吹き消しながら神波裁判長はそう思うのであった…。

夏目アラタの結婚 6巻表紙

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以下、感想と考察

綾子の洞察力の高さとアラタが見せた息子の顔

綾子は環の謎の多い行動について『真珠を隠そうとした結果、虐待行為に繋がった。いい母親であろうと努力をした』と推察した。前半は個人的な真珠の正体の考察からして納得だが、後半の”良い母親であろうとした”というのは意外と言えば意外。環は真珠にツナ缶ライスや歯の治療をさせない、学校に行かせない、1週間近く外泊するといったことはしていたけど、それ以外はちゃんと真珠に寄り添っていたのだろうか。〇✕区の児童相談所職員の須藤さんも環は真珠に愛情を持っていたと証言していたしな…。あの真珠の回想だけだどそんなふうには思えなかったのだけど…。

そして、自身がアラタにとって良い母親でなかったことを認めた綾子。しかし、同時に無理にいい母親になろうとしなくても良かったと語る。割と気持ちは分かる。綾子はアラタに対してドライに接していて家事は苦手だったみたいだけどキチンと稼ぎはあったようだし、子煩悩っぽいアラタの父が亡くなるまでは夏目家は割と上手くまわっていたのではないだろうか。結果的にアラタの父の死でそのバランスが崩れてしまったみたいだけど、無理に良い母親を目指して心を病みアラタに当たってしまう位であったら開き直ってしまう方がマシなのだ。綾子ガラは相当悪いけど、かなり冷静で頭が良い感じがして好きだな。

そして、アラタも他の人には綾子については結構冷めた様なことを言っていたけど、実際に綾子と会うと”息子”の顔になるんだな。藁にも縋る思いだと言っていた割には、綾子をしっかり信頼しているし、『母ちゃんには分からない!』と反発するところなんか、母親に分かってもらえない子供の駄々というべきような、ちょっとした甘えすら感じる。男に対して色目を使いがちだったこととか、離婚再婚で振り回されて恨みもあったりするけど、何だかんだアラタは綾子に愛情を持っているのが伝わって来た回だった。

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神波裁判長の洞察にまたしても戦慄…真珠の今までの言動はアラタに秘密を暴いてもらうための演技だった?

この48話にて初めて裁判長の名前が明らかになった。神波(かんなみ)裁判長。格好いい苗字だな。

そして神波裁判長は綾子同様アラタは真珠にいいように踊らされていると見ており、傍聴席に飛び込んで行ったのはアラタの心を掴むための演技で、そもそも真珠は無罪を勝ち取るためにアラタに自身の秘密を暴いてもらわなければならないのではないかという私見を述べた。

…この神波裁判長の推測にはまたもや戦慄させられた。

まずは傍聴席に飛び込んで行ったことについて。ここに行くまでに真珠は自暴自棄な言動を繰り返し、そこでアラタと目が合ったことで今まで堪えてきた孤独さに耐えられなくなってアラタに飛び込んで行ったものだと私は思っていた。前回、前々回の記事でも、『真珠の弱さと孤独がよく表現されてた』みたいなことを書いたし。

でも、それすらも演技だった…と…?傍聴人や世論全ての同情を投げ打ってまで、アラタ一人の心を奪うため?…だとしたら恐ろし過ぎる。とんでもないギャンブラーだ。あれは演技なんかじゃなくて、真珠の本心だったと思いたい。…なんて書いている時点で私もアラタ同様、既に真珠に心を奪われてしまっているのかもしれない。

そして、神波裁判長が説いた『真珠がアラタに秘密を暴いてもらう必要があるわけ』…これも衝撃。

私はてっきり真珠は母親の環から秘密を守る様に言われて生きてきたため、言いたくても自分から明かせない精神状態にあるのかと思っていた。しかし、神波裁判長はそうは考えておらず『無罪を勝ち取るためにも真珠は自ら秘密を明かせない』『何故なら自分からその秘密を暴いてしまうと、不利になってしまうからではないか』というのだ。

以前からこのブログで書いているが、私は真珠の正体は『環が真珠の後に産んだもう一人の娘。つまり本物の真珠の妹にあたり、無戸籍児』と推測している。そして、真珠の最大の切り札は『実年齢はもっと低く、事件当時に未成年であったこと』なのではないかと考えている。

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もし真珠が事件当時未成年であったとしてそれが発覚したら今までの前提が覆ることとなる。とはいえ、いくら少年法があるからといって未成年であれば何でもかんでも死刑を回避できるわけではない。現に事件当時18歳であったとしても死刑になった例なんていくらでもある(光市母子殺害事件とか市川一家4人殺害事件とか)。未成年であったとしても18歳以上であれば犯行が悪質であれば十分死刑になる可能性は高い(逆に17歳以下であれば死刑になることはないのだが、でもさすがにそこまで歳を誤魔化しているとは思えないので…)。

となると、もし真珠の切り札が犯行当時未成年であったことだとしても、真珠が自らそれを明かしてしまうと『自分が未成年であることを免罪符にするつもりで犯行を決行した』という印象を世間に与えてしまうからせっかくの切り札の効果が薄くなってしまうのだ。

そのため、アラタに『ちょっと待ってください、実はこいつ本当の品川真珠じゃないんです。真珠の妹で無戸籍だけど犯行当時未成年でした、だから死刑はないでしょう!というか未成年だったことを加味して判断してもらわないと!』と騒いでもらう必要があるのだろう。

…ここまでは今まで思いつかなかったな…。先述した通り真珠はトラウマや環からの言いつけで自ら秘密を暴けず、アラタに気付いてもらうことを望んでいたのだと思っていたけど。

もし、裁判長の言う通りだとしたら、真珠は本当に怖い女だ。綾子の警告も納得である。

夏子は神波裁判長の血を引いていない?神波裁判長の妻は生きていくために夏子を神波裁判長の子だと偽って結婚にこぎつけた?

しかし、神波裁判長自身も女の嘘に踊らされている人生を歩んでいた。それは妻が『母娘二人で生きていく術がなかったため』『金と生活のため』に吐いてきたたった一つの嘘。

…って、ハッキリとは言わないけど、恐らく娘の夏子は神波裁判長の種ではなく、妻が他の男性との間に設けたことどもなのだろう。しかし、夏子の本当の父とは一緒になれない事情があり、それゆえに夏子を神波の娘だと偽って神波との結婚生活を手に入れた…そんなところなのだろう。

この話は本当にびっくりだ。40話でも娘の夏子と仲が良い様子が描かれていたし、家庭生活は幸福そのものなのかと思っていた。まあ、夏子とは似ていないとは思っていたけれど…。

妻が嘘を吐いていること、夏子が自分の子供ではないことを分かっていながらも神波は妻と結婚した。そして、夏子が大人になった今まで結婚生活を続けており、未だに妻の本心を暴く勇気を持てないでいる。だが、皮肉なことにずっと妻の嘘を観察し続けたおかげで裁判官として必要な観察力と洞察力を鍛えることが出来たという…。

この神波裁判長の家庭の話はこれでおしまいなのだろうか。それとも今後何かしら進展があるのだろうか…気になる。

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