【漫画】あなたがしてくれなくても55話・最新話【感想・ネタバレ・考察】陽一の謝罪を受け入れられないみち。一方で陽一は自分が折れて子供を持つことを考え始めるが…

あなたがしてくれなくても 7巻表紙

みちが自身から離れていくことを恐れた陽一はあえて分譲マンションの購入を提案した。その目的はダブルローンを組むことで経済的に自身とみちが離婚しにくくするためであった。
陽一の真意を知らないみちは、最初は将来のことを真面目に考えているような陽一の態度に喜んだ。しかし、陽一が提案した部屋が子供が生まれる可能性を考慮していない間取りだったことから、『陽一は本当は子供を望んでいないのではないか』と疑念を抱くようになった。

意を決して陽一を問いただしたみち。すると、陽一は実は子供を望んでいないことを白状した。みちは陽一が子供についてなあなあにしてみちが諦めるのを待っていたことを強い失望を感じ、衝動的に家出をしてしまう…。

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以下、あらすじとネタバレ

家出後、結局友人の綾乃の家に一泊したみち。綾乃の彼氏に遠慮して家出の理由を明かせなかったみちに綾乃は優しい言葉を掛ける

マンションの一室。リビングに敷かれた布団の中で目を覚ましたみち。コンタクトを付けたまま寝てしまったため、コンタクトが目に張り付き痛んだ。そのうえ、今日は普通に会社があるためどのみち一度は帰宅する必要がある…気だるそうにみちが起き上がると背後の引き戸が開いた。

「おはよう」
「ごめんね リビングで寝させちゃって」

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

そう申し訳なさそうに言ったのはみちの大学時代からの友人、綾乃であった。みちは昨夜衝動的に家出した後、結局綾乃の家に向かい、そのまま一泊させてもらったのだ。そして、みちもまた申し訳なさそうに綾乃に謝り返した。

「全然 こっちこそごめんね」
「同棲してるの知らなくて…!」

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

綾乃が開けた戸の向こうでは彼氏がまだ眠っているのが見えた。みちは綾乃一人しかいないと思って尋ねたのだが、そうではなかったのだ。

綾乃は少し前から彼氏と同棲を初めていたが、みち達に報告するタイミングを逃していたといい、『びっくりしたよね』と言う。みちは『びっくりした』と答えるも『でも何だか嬉しい』と綾乃と彼氏の仲が進展したことを祝福する。

すると綾乃は『私のことはいいの。旦那さんと何があったの?』と心配そうに尋ねた。

昨夜は彼氏がいたため、綾乃はみちに何があったかを聞くことが出来なかったのだ。『家出してくるなんてよっぽどじゃん』とみちを見つめて言う。

「ちょっと大きいケンカしちゃって…」

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

そう言って表情を曇らせたみち。しかし、今までのセックスレスから昨夜の子供の件…内容の重さもあってどう伝えていいか分からなかった。

すると綾乃は『今日の夜、外で飲みながら話そう』『私は7時くらいに仕事を上がれるから』と真剣な面持ちで提案してきた。みちが深刻に悩んでいることを察したのだ。

だが、みちは『大丈夫、心配かけちゃってごめん』と慌てて断った。これ以上同棲したての綾乃と彼氏の時間を邪魔してしまってはいけないと思ったのだ。そして、『私帰るね』と告げた。

すると、綾乃はそんなみちを呼び止め、優しく笑って言うのであった。

「みち!」
「話したくなったらいつでも連絡してね」

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

綾乃のその優しい言葉にハッとし勇気づけられたみち。『うん』と返して綾乃の家を後にするのであった。

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もはや陽一との間に夫婦の絆を感じられないみち。帰宅後、陽一が謝罪してきても安易に許す気にはなれず…

綾乃の家から自宅に戻る途中、みちは陽一との今後について考えた。陽一が子供を望んでいないことがハッキリとした今、みちが子供を諦めて二人で生きていくという選択肢もある。それも一つの”夫婦のカタチ”だ。しかし…

ただ…それは陽ちゃんと夫婦の絆があってこそ

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

そう思うみち。元々面倒なことから逃げ、問題を先送りにする癖があった陽一。子供を望んでいるみちに対して、陽一は子供を望んでいないにも関わらず、子供を望んでいるふりをしながら有耶無耶にして、みちが子供を諦めるのを待っていた。みちはそのことに失望し、また『これから先も同じことをされるかもしれない』と陽一に不信感を抱いてしまったのだ。

今でさえ陽ちゃんのことを信じられないのに
夫婦の絆を感じることなんてできないよ

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

マンションに辿り着いたみちは陽一が出勤したかどうか気にしながらそっとドアを開けて中に入った。すると、ドアの音を聞きつけた陽一が駆け付けて来た。陽一がまだ家にいたこと、そして駆け付けてきたことにドキッとするみち。一方、陽一はみちの顔を見るとホッとしたような笑みを浮かべ『おかえり』と言った。

気まずさを感じながらもみちは『ただいま』と答え、これからシャワーを浴びて会社に向かうと告げ、その場から立ち去ろうとした。すると、

「みち!」
「ごめん…」

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

そう言った陽一は今にも泣き出しそうな、とても申し訳なさそうな表情を浮かべていた。

だが、そんな陽一にみちは冷たくこう尋ねた。

「…何に謝ってるの?」

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

思ってもいなかったみちの反応に陽一は『え?』と戸惑うが、『子供のこと(が欲しくないということ)を黙っていてごめん』と言い直す。そして、『みちの気持ちはわかってたけど、言えなかった、ごめん』と改めて謝罪した。しかし…

「わかった」

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

みちは素っ気なくそう答えるとすぐにドアを閉めてしまった。

一人になったみちは陽一の謝罪を素直に受け取れなかった自分に落ち込む。しかし、『うん』と言ってしまうと許すことになってしまう気がして言えなかったのだ。

男性芸能人の元に娘が生まれたというニュースに『もしも自分達に子供が生まれたら夫婦関係も上手く行くのではないか』と一瞬考えたみち。しかし、そんなみちの幻想を華が粉砕する

その後、シャワーを浴び着替えて会社に向かったみち。会社に着くと、先に席についていた華が機嫌よく挨拶し、引っ越しが無事に終わったことを告げた。

そんな華の顔をまじまじと見つめるみち。怪訝そうにする華にみちは笑って『いつもの変わらない華ちゃんの笑顔になんか癒されちゃって』と言う。すると、華は『光栄です』と微笑んだ。

早速仕事に取り掛かろうとしたみち。すると、スマホを見ていた華が『へー』と声を上げた。

みちがどうしたのか尋ねると、華は有名バンド、”Landed(ランデッド)”のボーカル柳田の妻が女児を出産したというニュースが飛び込んで来たことを告げる。柳田は女遊びが激しいことで有名で、華は冷めた様に『女遊びが激しかった人に限って女の子が産まれる』『そして、娘が出来たことでコロッと変わって溺愛したりするんですよね』と言う。

それを聞いたみちにこんな考えがよぎった。

もし陽ちゃんの考えが変わって子どもができたら

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

もし子供ができたら自分達の関係も上手く行くのだろうか…そう考えたみちは思わず『上手く行くのかな』と声に出してしまう。それを聞いた華は『柳田と奥さんのことですか?』と尋ねる。慌てたみちが『うん』と誤魔化すと華はこう答えた。

「まあとりあえず子供いるうちは上手くいくんじゃないんですか?」
「でも結局 子供いる時間より夫婦二人の時間のほうが人生長いですもんね~」

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

そしてすぐに『だるい、仕事したくない』と話題を変えてしまった華。しかし、みちは華の言葉に愕然とし、華のほうを見たまま固まってしまうのであった…。

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一方、陽一はみちがいつもの様に許してくれないことに困惑していた。『自分が折れて子供を作るべきなのか』と考え始めるが…

一方、陽一は会社の喫煙室で朝、みちに謝罪したときのことを思い返し、悩んでいた。真摯に謝罪したつもりだったものの、みちはの態度は冷たく素っ気なく、ただ『わかった』と答えただけだった。

「わかった」って何!?
許してくれるってこと?
それともまだ怒ってるってこと?

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

しかし、すぐに『そりゃ怒るか』とみちに許してもらえなくて当然だと気付く。

陽一はずっとみちが子供を欲しがっていることを知っていた。しかし、陽一はどうしても子供を欲しいと思えなかったのだ。

正直心のどっかで最後はみちが折れてくれるんじゃないかと期待してた
でも…

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

いつもみちは陽一のことを許し受け入れてくれていた。だが今回は違った。陽一が正直な気持ちを告げて手を取っても、みちはその手を振りほどいて家出をしてしまった位に怒ったのだ。

煙草を吸いながら俯き落ち込む陽一。するとそこに同僚の原田が入って来て、『伝説のモテ男、ランデッドのボーカル柳田がデキ婚からの女児誕生!』とスマホを見せてた。

だが、芸能ニュースに興味がない上に憂鬱な陽一は『ああ』と薄い反応を示すだけで、原田はガッカリする。そんな原田に陽一は真顔で『お前子供欲しかった?』と尋ねた。

すると、既に二児の父親である原田は『いや、別に、普通?』と淡々と答え、『なんで?』と陽一に尋ね返す。それに陽一はこう答えた。

「いや…子供産まれたら子供苦手でも変わるんかなって」

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

すると、原田は『俺の場合は待ち受けにしちゃうくらいにはめちゃくちゃ可愛い』と答え、スマートホンの子供の画像を見るかと陽一に尋ねる。そして、陽一が『見ねえ』と言っているにも関わらず、デレデレした笑いを浮かべながら娘の画像を見せつけ『どうよ、どうよ』と感想を求める。面倒くさそうに『あー、かわいい、かわいい』と答えながら、陽一は考えるのであった。

どっちかが折れなきゃいけないんだよなぁ…
オレ?

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

仕事を終えた帰り道でも陽一はずっと子供のこととみちのことを考えていた。

何事についても、今まで散々みちが折れてきてくれたことは分かっていた。しかし、陽一は本当に子供が苦手で、現に駅のホームで近くにいた赤子が泣き出すと逃げる様に場所を移動してしまう。

赤子の声ですらイラッとするオレが子供なんて育てられるのか?
自分の子なら…

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

ため息を吐きながら椅子に座った陽一。だが、そんな陽一の横に抱っこ紐で赤子を抱いた女性が座る。

一瞬ギョッとした陽一だったが、みちと髪形が似ているその女性を見た陽一は、みちが愛おしそうに赤子を抱く姿を思い浮かべる。その画はとても幸福に満ちており、陽一はハッとした表情になり思う。

みちの子なら…
もしかしたら…

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴

そんな事を思って赤子を眺めていた陽一。だが、陽一と目が合った赤子は泣き出してしまい、またしても陽一はその場から立ち去った。

しかし、陽一はこう思い始めるのであった。

オレも
皆みたいに普通の親になれるんかな…?

あなたがしてくれなくても55 ハルノ晴
あなたがしてくれなくても 7巻表紙

以下、感想と考察

なんだ結局みちは新名誠と接触しなかったか…。まあ、冷静に考えて隣の車両にいたくらいじゃ気が付かないよね…。残念な様なホッとした様な。

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陽一に不信感を抱いてしまったみち…仮に陽一が心変わりして子を持とうと言ってきても、みちは陽一と子を作る気になれない…?

今までも散々陽一に振り回されてきたみち。でも、何だかんだといつも陽一を受け入れ許してきた。

しかし、今回は許すことができなかった。それはもちろん子供という今後の人生に大きく関わってくることだったのもあるけど、陽一が何事においても意思表示をせずになあなあにして相手が折れるのを待つという悪癖が明らかになり、不信感を持ってしまったのが大きい。もう『自分達には夫婦の絆がない』とすら思い始めている。

それでもみちは芸能人に女児が生まれたニュースを聞いて『子供が出来たら自分達の関係も上手くいくんじゃないか』という幻想を一瞬抱いた。でも、それを横から『子供がいるうちは上手くいくかもしれないけど、結局子育てをしている時間より夫婦二人で過ごす時間の方が長い』と華にバッサリと切られてしまう。…華ちゃん、やっぱり鋭くて大好きだ。なんだかドラマ『カルテット』の『子をかすがいにしたときが夫婦の終わりや』というセリフを思い出してしまった。

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こんな状態だから、もし仮に陽一が『やっぱり子供を作ろう。みちとの子供だったら俺、可愛いと思えるかもしれないし』とか言って来たところで、もう手遅れなんじゃないだろうか。

そもそも子を持てば人は本当に変わるのか

子供を持って愛情を持てるかなんて本当に分からない。『お前親になったらマズいだろう』と周囲に思われた人物が意外にも子煩悩になるのはよくあることだし、逆に望んで産んだ子供に対して愛情が持てないというのもあったりもする。蓋を開けてみるまで分からないのだ。

だからと言って『本当に子供を愛し、責任をもって育てきれる自身がある人間じゃなければ子供を作ってはいけない』というのもちょっと違う気がする。そんなことを言ってしまったら多分、誰も子供を作ることはできなくなってしまうから…。…うーん、難しい。

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