【漫画】ハイスコアガール8巻【感想・ネタバレ・考察】日高に抱き着かれるハルオを見てしまった大野は…?ついに大野と日高の決戦の時がやってくる

ハイスコアガール 8巻表紙

日高小春とその取り巻き、”溝の口勢”のゲーマーから疎外されたハルオは拠点を渋谷に移し、渋谷のゲーセンに入り浸る様になった。

その後、日高の所属する”溝の口勢”とハルオが所属する”渋谷勢”の対戦が渋谷で行われ”溝の口勢”の日高が一人で圧勝する。その後、日高の要望でハルオは日高と別のゲーセンでしばし遊ぶが豪雨と電車の運休のため夜の渋谷から帰れなくなってしまう。仕方なくファミレスで夜を明かそうとしたものの、ハルオへの恋心を抑えきれない日高はなんとハルオをラブホテルに誘う。困惑しながらも日高の誘惑をキッパリ断ったハルオ。明け方の渋谷、日高は泣いてハルオに抱き着くが、その現場をハルオを心配して探しに来ていた大野晶に見られてしまうのであった…。

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【漫画】ハイスコアガール7巻【感想・ネタバレ・考察】カオスな渋谷編!?ハルオを諦められない日高小春は再びアタックして…

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Contents

以下、あらすじとネタバレ

46 -CREDIT~あくまで冷静でハルオと日高の仲を誤解しなかった大野…しかし、ある日突然大野はハルオを自宅に拉致する

1996年4月、高校2年生になったハルオ。相変わらず高校では宮尾と土井とつるんでいるのだが、ハルオは二人から『日高と大野と3人で渋谷から朝帰りした件』について問い詰められる。『女子との間ではケジメをつけるべき』と言う宮尾の言葉に何も言い返せないハルオ。

気落ちして真っすぐ帰宅するも、家の前に大野の姉、真の原付が置いてあるのを見たハルオはギョッとする。真と母、なみえに『渋谷朝帰りの件』について問い詰められるのを怖れたハルオはこっそり自室に向かい『パンツァードラグーンツヴァイ』をプレイしようとする。しかし、テレビの音量がいつの間にかマックスに設定されており、音を聞きつけたなみえと真が部屋に乗り込んでくる。ハルオが自分達を避けて自室に向かうことを想定していたなみえと真が張った罠だったのだ。

案の定、『日高と大野と3人で朝帰りした件』について厳しく問い質すなみえと真。ハルオは正直に『日高とは電車が止まってしまったから朝までファミレスで過ごし、大野とは朝の渋谷駅でバッタリ会っただけ』と答える。しかし、ハルオは真から『大野はハルオを探しに渋谷まで行って帰れなくなり、マンガ喫茶で夜を明かした』と聞き、驚く。(“溝の口勢”と“渋谷勢”は『渋谷会館』を賭けて戦ったが、対戦自体はボーリング場のゲーセンで行ったため、ハルオ達が『渋谷会館』にいると思っていた大野はハルオを見つけられなかった)

『早朝に女を連れ歩いたお前を見た晶の気持ちを考えてみろ』と怒る真。母、なみえも『小春ちゃんはどんな気持ちだったのか』とハルオを非難する。

何も言い返せないハルオは耐えきれず家から逃げ出す。だが、一人ゲーセンに向かおうとしたその時、いきなり車から降りてきた黒服の男達に取り押さえられ頭に紙袋を被せられて拐われてしまうのであった。

…あの日、明け方の渋谷で号泣する日高に抱き着かれているところを大野に見られてしまったハルオ。どう誤解されてもおかしくない状況にハルオは『大野…』と呟いて立ち尽くすことしか出来ない。そして、日高は泣きながらその場を去ろうとした。

だが、大野はそんな日高の腕を掴んで止める。大野は冷静で二人の間に何があったのかを理解しており、三人で溝の口に帰ることを提案する。

気まずいまま電車に並んで座る三人。すると、大野は突然3本キャンディを取り出し、一本を口に入れると残りをハルオと日高に差し出す。三人はそれを舐めながら帰るのであった…。

そして現在。黒服に拘束を解かれ被らされた紙袋を取られたハルオの目の前にいたのは大野だった。驚くハルオ。ハルオは大野の家に連れてこられたのだ。

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47 -CREDIT~ハルオを自宅に拉致した大野…ハルオと大野は夜通し『ファイナルファイト』シリーズをプレイする

突然大野の家に拉致されたハルオ。目の前にいる大野は怖い顔をしてハルオが尋ねても拉致した理由を語らず、傍らの黒服も教えてくれず部屋から立ち去ってしまう。

大野と部屋に二人きりになったハルオは冗談混じりで『渋谷色に染まった俺を家庭教師の業田萌美先生がお灸を据えようとしているのか』言うが、大野が頷いたためハルオは恐怖に打ち震える。

すると部屋にじいやがやって来て『萌美先生は現在休暇中でお嬢様はハルオ坊ちゃんと遊ぶために家に招き、お母様にも承諾を頂いています』と言う。それも何と泊まりでだと言う。何も聞かされていなかったハルオは驚く。じいやはお楽しみにとゲームまで用意しているのだ。

その頃、ハルオの家では真がなみえに今日のお泊りの全貌について語っていた。
渋谷の一件で大野はハルオと日高の間に何も無かったことは分かっているものの、内心では日高がハルオと一晩一緒に過ごしたことに『一本先に取られた』と嫉妬し悔しく感じていた。そのため、自分もハルオと一晩一緒に過ごすため強引に家に拉致したのだ。
二人の邪魔をしたくない真は代わりにハルオの家に一泊したいと申し出て、なみえもそれを快諾するのであった。

だだっ広い大野の部屋に驚くハルオ。大野がじいやに指定し買わせたのは全て『ファイナルファイト』シリーズで、何故か最新のものから過去作に遡る様にプレイすることを望み、ハルオが『浮気』という言葉を発したり、女キャラを選択しようとすると怒る。大野の意図が読めず、『ファイナルファイト』に食傷気味になりながらもハルオは大野が『原点回帰』を意識していることに気付く。そして、このゲームが初めての共同プレイだったこと、大野が日本に戻ってきた直後ゲーセンで一緒にプレイしたもののギクシャクしてしまった事、それからまた仲直りした事等を思い出し感慨深くなるハルオ。プレイしながら、気まずくて切り出せなかった『渋谷での一件』について切り出す。渋谷で散々ハルオを探したものの見つけられず、電車が止まって帰れなくなってしまい漫画喫茶で一晩過ごしたという大野に謝罪するのであった。

「わ…悪かったな…いろいろわずらわしい思いをさせちまって…」
「あ…あと…日高に対しても…いろいろと気を使ってくれて…ありがとな」

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そしてこれからは溝の口のゲーセンに顔を出すことと、『ストZERO2』で対戦することを約束し、大野は笑顔を見せるのであった。

その後、満足したためかすぐに眠ってしまった大野。ハルオは大野の部屋を出てじいやの部屋で寝させてもらうのであった。

その頃、ハルオの家では母、なみえと真がハルオと大野と日高の三角関係について語り合っていた。渋谷での一晩、今日のお泊り…これで大野と日高が互いに一本取っているのだとしたら…そう考えるなみえと真。

「…ってことは3戦目にもつれ込むわね」
「女の闘い…」

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なみえと真の予想は的中し、翌朝大野は日高の元を訪ねるのであった…。

48 -CREDIT~ハルオを泊めた翌日、大野は日高と共にゲーセンに行く…

翌朝、大野の家から帰ってきたハルオは早速母なみえと大野の姉、真から『二人で一緒に寝たのか』等質問攻めにあう。結局ハルオは大野が寝た後はじいやの部屋で寝させてもらい、やましいことは何一つなかった。そして、ハルオが目覚めると大野は既にどこかへ出かけて行ってしまっていたのだ。

大野が出かけた先…それは日高の元であった。突然訪ねてきた大野に驚く日高。大野は目的を告げぬまま日高を連れてゲーセンに向かい、UFOキャッチャーや体力測定マシーン等で遊び出す。日高はそれに付き合い一緒に遊びながらも時折大野が『殺意の波動』をチラつかせるのを感じ、とうとうこう切り出した。

「今日私のところにきたのは―矢口くんのことが関係してるんでしょ…?」

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『ゲーセンにここに来たのはそれが目的なはず』…そう大野に言う日高。日高は過去を振り返る。初めて大野と戦ったのはハルオに代わって『スパⅡX』をプレイして豪鬼で入られて完敗した時。それからは『バーチャコップ』を一緒にプレイしたりハルオの家で『バーチャファイター2』で戦ったりしたものの、ゲーセンで直接格ゲーで対戦したことは無かった。『やっぱりこの前の渋谷での事をハッキリさせたいんでしょ?』日高はそう大野に尋ねる。

「もし そうだとしたら…私も受けて立つ…」
「私も大野さんと真剣勝負がしたい!」

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そう言われて振り向いた大野は真っすぐに日高を見つめ、その瞳は闘争心に満ちていた。

日高は確信していた。これが大野と最初で最後の真剣勝負になるであろうことを…。

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49 -CREDIT~大野と日高は『スパⅡX』で勝負をすることに…しかし、日高が豪鬼を選んだのに対して大野は圧倒的に不利なザンギエフを選択し…

大野と勝負する…そうは決めたもののどのゲームで勝負するか迷う日高。するとそんな日高の前に『スパⅡX』の豪鬼が現れる。『どうしても勝者になりたいか?』…そう日高に問う豪鬼。『どうしても勝利したい』と答えた日高に『ならば力を貸そう』と言う。

うぬの恋の灼熱波動拳で恋敵を燃やし尽くすがいい…!!

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日高は大野に『スパⅡX』を指定した。

ところが日高は緊張して豪鬼を出す裏ワザを失敗して茶色リュウを出してしまう。大野も豪鬼を出そうとしていることを察した日高は『リュウじゃ絶対に大野さんの豪鬼に勝てない』と慌てる。すると、なんと大野も裏技に失敗して茶色リュウを出したのだ。腰が砕けるような展開に脱力する日高であったが、大野もまた緊張していることに気付く。この回は無しとして次を本番にすることにした日高と大野。

そして、次は豪鬼を無事にセレクトした日高。ところが大野がセレクトしたキャラクターを見て驚く。大野は持ちキャラのザンギエフを選択したのだ。

大野さん…知ってるの?ザンギエフと豪鬼のダイヤグラム…
豪鬼9のザンギエフ1……豪鬼10のザンギ0って声もある
それくらいキャラ差で絶望的だというのに

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日高の豪鬼に対して圧倒的に不利なザンギエフで挑もうとする大野の意図が分からず困惑する日高。しかし、絶対に負けたくない日高は姑息な手段も辞さない覚悟を決めた。

勝利の先に矢口くんがいるのなら…私はAkuma(アクマ)にだってなれる…!!

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50 -CREDIT~卑怯な手を取る日高に対して大野は驚くべき作戦を取る

勝利のためなら卑怯な手も辞さない…そう決めた日高は飛び道具を持たない大野のザンギエフに対して、ひたすら空中から“斬空波動拳”を打ち続け、HPを削り殺す戦法を取る。

たまに牽制で下段大キックをして距離さえ保てればほぼノーリスクで相手を攻撃し続けられるこの戦法は対戦ではタブー視され大会では禁止されている。

自分がいかに卑怯な手段を取っているか自覚しながらも『私みたいな凡人が大野さんに勝つにはこうするしかない』と思う日高。しかし、その一方で『大野さんはこの壁をどう乗り切る?』とどこか期待もする。大野のハルオへの気持ち…それを知りたかったのだ。

そして1本目はタイムオーバーで日高が勝利する。2戦目も同じ戦法を取る日高。『フェアではないと大野さんに思われてもいい』…そう自身に言い聞かせる。

なぜなら私はAkuma(アクマ)に魂を売ったから…!!
待ってて矢口くん
今 私は…大野さんを超えてあなたの元へいく

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そう強く思いながら延々と”斬空波動拳”を撃ち続ける日高。しかし、この窮地においても諦める様子もなくチャンスを窺うように真っすぐな眼で画面を見つめる大野を見て日高は動揺する。『この攻防自体がゲームへの愛に背を向ける事なのでは』と罪悪感に襲われ始めたのだ。そして、誰よりもゲームに真っ直ぐに向き合うハルオの姿を思い浮かべたその時。

その一瞬の隙を突かれた日高の豪鬼は大野のザンギエフに画面端に追いやられてしまい、”スクリューパイルドライバー”を決められてしまう。慌てて再び距離を取って”斬空波動拳”を撃とうとする日高。しかし、既に大野のペースに巻き込まれていた。

まさか…大野さん…あなたが待っていたチャンスというのは…
私の自責の念…心の隙…

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そして大野のザンギエフは”ダブルラリアット”、”起き攻めめくりフライングボディアタック”、”下段小K”、”ファイナルアトミックバスター”を流れる様に決めて豪鬼をKOするのであった。…これで二人は1対1となった。

大野は日高がプレイヤーとして正攻法で勝ちたいという気持ちを隠し持っていることを見抜いており、罪悪感から揺れる瞬間を待っていたのだ。

そしてROUND3が始まった。やはり”斬空波動拳”で削り殺そうとする日高だったが、大野は既に見切っており豪鬼の”斬空波動拳”をザンギエフの”バニシングフラット”で払いのけながらどんどん距離を詰めて来る。そして何と歩きながら”スクリューパイルドライバー”を決めてくるのだ。レバーを一回転させるコマンドであるためこの様な操作をすれば普通はジャンプをしてしまうはず…そう驚く日高だったが、大野の操作の仕方を見て更に驚愕する。

大野はなんと”指弾き”の反動でレバーを一回転させていたのだ。

それを見た日高は『本当に凄い』と心の底から大野を尊敬し、『矢口くんが心を奪われるわけだ』と素直に思う。そして涙を流すのであった。

大野さんのこの強さが矢口くんへの想いの強さであれば…
私の付け入る隙なんて…
私の付け入る「好き」なんて…!

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そして、この勝負は大野の勝利に終わるのであった…。

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51 -CREDIT~大野のために原付の免許を取ったハルオ…原付に乗ったハルオを見た大野は喜ぶものの…

大野と日高が自身をめぐる戦いをしていたことすら知らないハルオはなんと、原付の免許取得を目指していた。ついついゲーム感覚で臨んでしまいそうになりながらも『人の命が関わることだから』と真面目に勉強する。

そんなハルオが原付取得を目指す理由について親友の宮尾は『大野さんのために自分を磨いているのだろう』と深読みするがハルオは『原付に乗りたいのは速くて便利で格好いいから』と言って否定する。また、ハルオに差を付けられたくない土井は『NINTENDO64』や『バイオハザード』の発売が近いことをチラつかせハルオの邪魔をしようとするのであった。

しかし、ハルオはゲームの誘惑に負けず、自宅でも『バーチャファイターCGポートレートシリーズ』の”ジェフェリー” を流しながら標識の勉強をし、無事原付の免許を取得するのであった。

ハルオが原付の免許を取ろうとしたのは、大野の姉の真に勧められたためであった。自身が原付の免許を持っており、移動に原付を使っている真はある日突然『アンタも免許取りなさいよ』と言い出したのだ。

原付の便利さを語り、『男としても磨きがかかる』と言う真。そして、ハルオが大野に対抗意識と劣等感を持っていることを見抜き、『あの子は何でもできちゃうから、きっと車の免許もすぐに取っちゃうよ』『そうなったらまた差を付けられたと引け目を感じて心の距離も開いちゃうんじゃない』と言う。実際にハルオは以前、受験に失敗して大野と同じ高校に行けなかったことに引け目を感じ、大野とゲーセンを避けてしまった時期があるのだ

そんなハルオに真は『己を磨け』と言い免許が取れた暁には今自身が使っている原付をあげると約束し、笑うのであった。

「進化を遂げたハルオくんを見て晶がどんな顔するか見てみたくない?」

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そして約束通り真から原付をもらったハルオは溝の口の街を走って感動する。町の景色が今までと違って見え楽しく感じたのだ。そして『大野に見せたらどんな顔するか』と思ったハルオは以前宮尾が言った『原付免許取得は大野さんのため』という言葉があながち間違っていなかったことに気付く。

早速、原付で大野の屋敷にやってきたハルオ。ハルオは原付に乗ったまま柵越しに大野に声を掛ける。大野は原付に乗ったハルオを見て驚き、そして笑顔を浮かべる。

照れるハルオに『ゲーム脳なのに運転して大丈夫か』と尋ねる大野。ハルオは『若干バイクゲームの様に頭にタイム表示が出ることがあるけど大丈夫』と笑い言うのであった。

「ってことで移動も楽になったし」
「息抜きしたくなったらいつでも呼んでくれや」
「コレに乗ってすっとんでいくからよ…」

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しかし、その言葉を聞いた大野は微笑みかけたかと思うと表情を曇らせて俯いてしまった。そして無言で悲しそうな眼で見つめて来る大野を見たハルオは驚くの。

「大野?」

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以下、感想と考察

大野の成長に感動する

7巻ラストでハルオが日高に抱き着いている現場を目撃してしまった大野。これを読んだ時私は『あ、またこれ中学生の時みたいな擦れ違いが始まっちゃうのかな』とか思ったのだけど、そうはならなかった。

中学校の時はハルオと日高の仲を誤解してハルオに冷淡な態度を取ってしまった大野。しかし、大野はその時からちゃんと成長して学んで、そして何よりハルオのことをちゃんと信頼してるんだよね。『ハルオが渋谷で女とイチャつくような男じゃない』って。だからこそ、ハルオと日高に何があったか、日高の涙から冷静に読み取って、一人で帰ろうとした日高を引き留めるという行動ができたのだ。優しいな、大野。確かに明け方の90年代半ばの渋谷なんて魔境だよ。女の子一人なんて危ない。

でも、やっぱり嫉妬はしちゃうから黒服使って自宅にハルオを拉致させちゃう。大野はキュートだ。

大野と日高の対戦

ケジメを付けるために『スパⅡX』で対戦する大野と日高。何だかんだこの二人がゲーセンで真正面から対戦するのは初めて。大野の強さを再認識したと同時に、日高のゲームへの愛も改めて伝わってきた。

最初はハルオに惹かれて始めただけに過ぎなかったゲームがかけがえのない趣味になり、プレイヤーとして誇りを持つまでになった日高。卑怯な手で大野に勝っていたとしても、結局心にモヤモヤが残っていたからあそこで真正面から敗北していて良かったと思う…。

というか、仮にここで日高が大野に勝って、大野が身を引いたとしてもハルオの大野への想いは無くならないと思うけどね…。

ちなみに、 『バーチャファイターCGポートレートシリーズ』の”ジェフェリー” について

『バーチャファイターCGポートレートシリーズ』の”ジェフェリー”についてはアニメ版20話を見るとよく分かるけど…当時本当にそういうのが売れたので、あの時代のゲーム熱は本当に凄かったんだなあ…と改めて思うのだ。

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