【漫画】夏目アラタの結婚8話【感想・ネタバレ・考察】 真犯人は真珠のストーカー!?そして被害者、周防英介の人柄を知ったアラタはある恐ろしい事実に気付く

夏目アラタの結婚1巻表紙

真珠が無実を訴え始めたことに賛同できないアラタは別れを切り出そうとする。しかし、それを見抜いたのか真珠は見つかっていない被害者の遺体の隠し場所を仄めかし始める。半信半疑のアラタであったが、真珠の言った場所からは本当に最初の被害者、周防英介の見つかっていなかった左腕が発見された。

そして、職場である児童相談所に周防英介の遺族が尋ねてきたことで、アラタと真珠の”婚約”が所長にバレてしまった。怒り、”婚約”を反対する所長はアラタに『あんな気色の悪い女に惚れるわけがない』と言うが、それに対してアラタは咄嗟に『親に愛されないで育った真珠の引きつった笑顔を愛おしいと感じる』と言い返す。だが、それが建前ではなく本音から出た言葉であったことで、アラタは自身が真珠に情を抱き始めていることに気付き、困惑するのであった…。

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以下、あらすじとネタバレ

宮前に呼び出されたアラタは真珠がストーカー悩まされていたと聞かされる

周防英介の遺族が児童相談所に訪ねてきた翌日。宮前の所属する弁護士事務所でアラタは『被害者の左腕が見つかったのにどうして新聞に載らないの?』と疑問を口にする。最初の被害者である周防英介の見つかっていなかった左腕が発見されてもう2日経つ。しかし、マスコミがそれを報道する様子はなかった。

それについて宮前は『警察はあなたが真珠さんからもっと情報を引き出す可能性があると考え、刺激しないで泳がせようと考えてるのでしょう』と答える。既に一審で死刑判決が出ている真珠に対して急ぎ再逮捕する必要性もないのだ。そう語ると宮前は今日、事務所までわざわざアラタを呼び出した理由を言う。

真珠は昨日の面会で宮前に事件について初めて話し出したといい、それも今後の弁護方針に関わる重要な事だったというのだ。

「…彼女は、第一の殺人の一年前から――」
「正体の知れぬ何者かに、ストーキングされてたというのです………!!」

夏目アラタの結婚8 乃木坂太郎  6/27

『ウソでしょ?』と驚くアラタに宮前は話を続ける。

ストーカーに遭っていた真珠がある日アパートに帰宅すると、そこに最初のバラバラ死体…周防英介の死体が部屋の中に転がっていたという。真珠は『ストーカーが自分に近づく男に嫉妬して犯行に及んだのではないか』と宮前に語ったのだ。

『それはヘンだ』と主張するアラタ。大体死体が家にあった時点で警察に届けないのも変だし、それを今の今まで黙っているのもおかしい。そして、その死体を埋めたと言うのも妙な話だ。アラタは真珠のその話を全く信じる気になれなかった。

だが、真珠を信じている宮前は『だから、その奇妙な点について夏目さん、あなたに聞き出して欲しいんです』とアラタに依頼する。真珠は『記憶がぼんやりしてるけど、アラタと会って話をしているうちにどんどんはっきりしてきている』と言っているのだ。やはり真珠は真相をエサに繋ぎ止めようとしている…そう感じたアラタは黙ってしまうのであった。

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真珠の過去の写真を見たアラタはその痛々しさに絶句する

宮前は犯行現場から被害者3人とは異なる血痕があったことについて『4人目の誰かが確実にいた』と言うが、アラタにはそれがただの4人目の被害者にしか思えない。そのためアラタは当時真珠が太っていたことを挙げ、『太ったピエロに恋するストーカーなんているのか?』と疑問を呈した。

すると、宮前は真珠が事件前は痩せていて40㎏を切っていたが、ストーキングのストレスで過食に走り、短期間で70㎏にまで太ってしまったのだと説明する。当時真珠は値札貼りのバイトをしていたのだが、そこで憑りつかれた様にパックのご飯とツナ缶を過食する様子が目撃されていた。見かねたバイト先の人達が食事に誘うとその場では『美味しい』と喜んでみせるものの、翌日にはまたご飯とツナ缶を食べ始めていたという。

そして宮前は太る前の真珠が偶然写り込んだ写真の画像を入手したと言い、自身のスマホをアラタに見せる。画像を見たアラタは絶句してしまう。

バイト先の中年女性のツーショット写真の背後に入り込んだタンクトップにダメージジーンズ姿の真珠。その姿は今以上に痩せており、横を向いていて表情は分からないものの、とても痛ましく感じられたのだ。

「痛々しさっていうのはある種の魅力なんですかね…そこにひきつけられた男もいたと思いますよ」

夏目アラタの結婚8 乃木坂太郎  12/27

アラタの感じたことを代弁する宮前。実際に殺された3人も真珠に何らかの援助をしていたことが分かっているという。だが、アラタはそんな真珠の画像をスマホで保存してしまう宮前自身も真珠の“痛々しさ”に惹かれてしまった一人なのではないかと考える。そして、アラタも画像の中の真珠の痩せた首もとや鎖骨を強調する様なチョーカーから目を離せなくなってしまう。

『控訴審はいつ頃なのか』と話題を変えるアラタ。すると、宮前は『3ヶ月以上先になる』と答える。本来ならもう始まっているはずなのだが、真珠が黙秘をやめ、新しい証拠が出てくる可能性が高いことから、宮前は裁判所に必要書類の提出期限を3ヶ月延ばしてもらったと言うのだ。

『その間に新しい物証や証言を探して、真珠さんの無罪を勝ち取りましょう、夏目さん!』そう言って爽やかに笑いアラタに握手を求める宮前。渋々それに応じたアラタは内心呟くのであった。

真珠が出てきたら、お前真っ先に殺されそうだよ、宮前……。

夏目アラタの結婚8 乃木坂太郎  14/27

被害者達は宮前の様なお人好しだったに違いない…そうアラタは思うのであった。

アラタは被害者、周防英介の妹の沙菜に会ってその人物像を聞く

その後、宮前の弁護士事務所を後にしたアラタはある人物と待ち合わせをする。その相手は昨日児童相談所にやって来た周防英介の遺族…妹の沙菜であった。

ファミレスで『別の遺族に頼まれて真珠を探っている』と沙菜に事情を打ち明けたアラタ。すると沙菜は少しガッカリしたように『愛を知らない子供を愛しいと思うというのもウソなんですか?』と尋ねる。アラタが『それは本当だけど』と答えると沙菜はホッとしたように『夏目さんがそういう人で良かった』と言って笑う。そんな沙菜の言葉を不思議に感じるアラタであったが、料理が運ばれてくると早速本題を切り出す。

「お兄さんがさ、どんな人だったか教えてほしくてね。」

夏目アラタの結婚8 乃木坂太郎  16/27

真珠の事件の“動機”を掴みたいアラタ。真珠は事件について完全に黙秘していたため、調書にも“動機”が全く書かれていない。真珠を確実に死刑台に送るためにも、アラタは自ら真相を探るため沙菜に周防英介がどのように真珠と知り合い親しくなったのかを尋ねた。

沙菜はそれに応じて兄、英介について語りだした

設計士で自身の建築事務所を構えていた周防英介はとても優しい人物で、真珠については『可哀想な子がいる』と言っており、自身の事務所に雇うことも考えていたという。しかし、それは真珠が嫌がった様で実現しなかった。

英介は独身で過去には彼女がいたものの独立の際に別れ、それ以降交際相手はいなかったようだ。しかし、沙菜は『品川ピエロとは男女の仲ではなかったと思う』と言う。英介の好みは梶芽衣子、柴咲コウ、大政絢といったハッキリした顔立ちの美人で真珠とは全く違うタイプなのだ。

話を聞いていたアラタは沙菜に『お兄さんの写真とか残っていない?』と尋ねる。すると、沙菜は快くスマホに残っている英介の画像を見せてくれた。

画像から温和で明るい人柄が感じられる英介。すると、アラタは画像の中で英介が見ている古いテレビ番組に目を止める。それは『Gメン』でアラタも好きなドラマだったのだ。沙菜は英介がCS等で古いドラマを見るのが好きで『面白かったらCSやVODでやるから』と言って地上波のドラマをリアルタイムで見る事はしなかったと語る。

それを聞いたアラタは『分かるわ』と強く共感する。アラタも同じ考えを持っており、『今作られたものにこだわる必要はない』と考え、音楽もYouTube等で古い曲を発掘して楽しんでいた。すると、沙菜も『お兄ちゃんもそんな事言ってました』と喜ぶ。その後も話せば話すほど、今は亡き英介とアラタの趣味が一緒であることが分かり、アラタと沙菜は盛り上がるのであった。

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周防英介はアラタと似ていた…アラタは被害者達に似ているのは宮前ではなく自分であることに気付き戦慄する

すると、沙菜は寂しそうに笑ってこう言う。

「…やっぱり夏目さん、お兄ちゃんに似てます。」

夏目アラタの結婚8 乃木坂太郎  20-21/27

沙菜は家で飼っている犬の”ホッチ”についてのエピソードを語りだす。英介はある雨の日、首輪をつけたまま放浪していたガリガリの犬を拾って来たという。雑種で虐待されてボロボロだったその犬について、沙菜は正直汚いと感じていたが、英介は『中途半端な毛の長さも個性的でかわいい』と言って可愛がっていたという。沙菜はそんな兄と『愛を知らずぎこちない笑顔しか作れない子供達を愛しいと感じる』と言ったアラタがよく似ていると感じたのだ。

それを聞いたアラタは自然と宮前に見せられた昔の真珠の写真…チョーカーをつけた痩せた首もとを思い浮かべる。

……あんたも、あのチョーカーが、首輪みたいに見えたのか?

夏目アラタの結婚8 乃木坂太郎 22/27

アラタにはそれが首輪の様にしか見えず、英介もまた同じ事を感じていたのではないかと考えるのだ。

だが、次の瞬間アラタはある恐ろしい事に気づく。それは、実は殺された3人に似ているのは宮前ではなく…アラタの方ではないのかということであった。

昨日桃山が言ったことを思い出すアラタ。『アラタが真の文通相手ではないと分かっているはずなのに何故真珠はアラタに執着し続けるのか?』…真珠はそれだけでなく、アラタと会った直後から積極的に無罪を訴え、拘置所から出ようとしている。

――俺か。
俺を殺したいのか……!!

夏目アラタの結婚8 乃木坂太郎 25/27

真珠は次のターゲットをアラタに定め、アラタを殺すために拘置所を出ようとしている…そう思い至ったアラタは戦慄するのであった…。

その頃、真珠は拘置所で何かを延々と書き続けていた。

「無罪とか、有罪とか、バカみたい…」
「判決なんて、溶けてなくなるものなのに。」

夏目アラタの結婚8 乃木坂太郎  26/27

そう言って一人笑う真珠。真珠の手元の紙には『夏目真珠』『品川アラタ』と隙間なく書き尽くされているのであった…。

以下、感想と考察

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真珠の次の標的はアラタ?

被害者達に似ているのは宮前ではなくアラタの方だった…アラタがそれに気付くシーンは中々ゾッとした。

かの実在の殺人ピエロ…ゲイシーも獄中で殺人を犯そうとした位だもの。もし真珠が猟奇的な殺人鬼なら、拘置所から出ようとする目的がアラタを殺すためだったとしてもおかしくないのだ。

結婚後の名前をシミュレーションする真珠さん

『好きな人と結婚したらどうなるかな~』みたいに、字面と語感を確認するため結婚後の名前をシミュレーションして書いてみる…というのはよくある可愛らしい行為だけど、真珠がやると…可愛…いいのか??。

そして、またパックのご飯とツナ缶が出てきたな。これも真珠の中で何か意味のあるものなんだろうな…。

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