【漫画】夏目アラタの結婚 17話【感想・ネタバレ・考察】沙菜の事で怒った真珠は何とアラタを『訴える』と言い出し…!?

夏目アラタの結婚2巻表紙

『真珠の中に愛せる何かを探す』『真珠を人間らしくしてやりたい』…そう思うようになったアラタは真珠に素顔で接することを決めた。
しかし、そんな中で真珠はアラタが被害者遺族の周防沙菜と接触していることを知り激昂する。

そして、真珠は弁護士の宮前を周防沙菜の元に差し向けるのであった…。

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Contents

以下、あらすじとネタバレ

宮前にアラタの名を出された沙菜は自然な態度で『アラタなんて人は知らない』と答えるが…

『品川真珠さんから手紙を預かってきました』…そう言って突然自宅の前までやってきた宮前に沙菜は『いりません』と謝罪も何も受け取るつもりはないとハッキリ告げ、そのまま会社に向かおうとする。『真珠さんがあなたに会いたいと言っている』と宮前はなお食い下がるが、沙菜は『冗談じゃない』と取り付く島もない。

すると、宮前は『一つだけ伝言があります』と薄く笑いながらこう、沙菜に言う。

「伝える相手は、「あなたと―もう一人」」
「「アラタに」「自分の無実を証明できる人物が見つかった」…と。」

夏目アラタの結婚17 乃木坂太郎  5-6/27

そう言われた沙菜は自然な表情でこう答える。

「誰ですか…アラタって?」
「全然知らない人ですけど!!」

夏目アラタの結婚17 乃木坂太郎  6/27

そして、沙菜はさっさと立ち去ってしまった。

しかし、残された宮前は落胆して呟くのであった。

「非常に残念な結果でしたよ、真珠さん…」

夏目アラタの結婚17 乃木坂太郎  7/27

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宮前に呼び出されたアラタは突然、『真珠がアラタを訴えるつもりでいる』と聞かされて仰天する

その後、アラタは宮前から事務所に呼び出され、真珠の控訴審の日程が決まった事を告げられる。控訴審は来月の3日に始まるという。

驚くアラタだったが、『それで真珠はナーバスになってるのか?』と口にする。最近、アラタが訪ねに言っても何故か真珠は拒み続けていたのだ。

だが、そんなアラタに宮前は暗い面持ちで『もう会わないと言っています』と告げる。そして、唖然とするアラタにこう告げるのだ。

「アラタさん、真珠さんはあなたを―」
「「訴える」―そうです。」

夏目アラタの結婚17 乃木坂太郎  10-11/27

沙菜がハマってしまったあるワナ…アラタが被害者遺族と繋がっていたことを知った宮前もまた怒りを露わにする

宮前の思ってもいなかった言葉に呆然とするアラタ。そんなアラタに宮前は淡々と『婚約不履行、あるいは結婚詐欺でアラタと、そして共犯として周防沙菜と山下卓斗を訴える』と説明する。

アラタは慌てて『サナーとかTACKTとか誰だよ?』ととぼける。今朝、沙菜から宮前が訪問してきたことについては電話で聞いており、沙菜は『とぼけておいた』と言っていたのだ。

しかし、宮前は冷ややかにメモにこう書いて見せる。

『伝える相手はあなたともう一人』
『新たに、自分の無実を証明できる人物が見つかった』

…それは今朝、宮前が沙菜に言った言葉そのままであった。そして、宮前はこの”新たに”という言葉について追及する。

このセリフを聞いた場合、この”新たに”を”アラタに”という人物名と解釈することはない。しかし、沙菜は瞬時にこの言葉を”アラタ”という人物名として捉えた。…それは、アラタという名前の人物を知っており、かつ意識をしながら会話をしていたからだ。

「あなたは被害者遺族と、隠れて連絡を取り合ってますね。」

夏目アラタの結婚17 乃木坂太郎  14/27

真っ直ぐにアラタを睨みつける宮前。宮前の怒りに満ちた瞳を見たアラタはとぼけるのを諦め、『どうせこの引っかけを考えたのは真珠ですよね』と尋ねる。

宮前はそれを認めると、皮肉気な笑いを浮かべながら、アラタが何かしらの思惑を持って真珠に近づいて来たこと、そしてアラタが内心で自身をバカにしているのも初めから分かっていたと言う。それを聞かされたアラタはもう黙る事しか出来ない。

それでも宮前が何も気付かないふりをしてきたのは、真珠がアラタにだけは違う一面を見せ、実際に証言をし始めたから…そう哀しそうに語る宮前。そして、『何よりもあなたの気持ちが本物だと信じたかったからです』と言う。

すると、宮前は突然アラタに向かってツナ缶を突き付けた。毎日毎日こんなものばかりを食べ続けてきた真珠。宮前もそんな真珠の食生活を真似てみたが、一週間が限界だったという。

「そんな不幸な娘を、――やっと幸せにしてあげられる男が現れたかと、」
「ボクは望みをたくしたんですよ!!」

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ツナ缶を持ったままそう叫ぶ宮前。今までに見たことの無い宮前の剣幕にアラタは動揺しながら『沙菜さんとは遺体を発見した時に偶然に知り合っただけ、何かを企んでるわけじゃない』と言い訳し、卓斗の事は知らないフリで押し通そうとする。そして、『真珠を幸せにしたいという気持ちに嘘はない』と言って見せた。

すると、宮前は真顔でアラタにこう尋ねるのであった。

「…なら、婚姻届を出しますか?」
「控訴審が始まるまでに出しますか?」

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控訴審開始までに婚姻届を出せ…真珠の要望を伝える宮前にアラタはただ困惑する

『控訴審が開始する来月の3日までに婚姻届を出せるのか』…そう問われたアラタは『何でそんなに急に!?』と困惑する。

すると、宮前がこう真珠の主張を説明する。

控訴審が始まってしまえば、判決が出るまでもなく裁判の流れで有罪か無罪か予想出来てしまう。そして、有罪が出て最高裁まで争うことになったとしても、最高裁で判決が覆ることはまず無いのだ。

そして、獄中結婚のほとんどが死刑が確定してから婚姻届が出される。その理由は2つだ。1つは死刑が確定してしまうと、身内でなければ連絡を取ることが困難になるため、連絡手段を確保するため。

2つ目は、死刑が確定…相手が刑務所から出てくることが絶対に無いという保証がつくからだ。

「そんな結婚になんの意味がある!?愛など証明できないだろう!!」
「だから今!控訴審の前に愛の証を立てろ!!」

夏目アラタの結婚17 乃木坂太郎  20/27

真珠の代弁をするようにそう叫ぶ宮前。唖然としたアラタが『そうしなければ訴えるのか?』と尋ねると宮前は冷たく『そうじゃないですか?』と吐き捨て、決心が着いたら自分に連絡する様にアラタに告げる。そうしたら再び真珠と面会できる手筈を整えると言う。

そして、その際は『“白いタキシード”で来るように』…そう真珠の伝言を伝えるのであった…。

悩むアラタ…すると沙菜から電話が掛かってくる

宮前の事務所を後にしたアラタは川辺でタバコを吸いながら悩む。ただ『会わない』と言われただけなら、それで関係を終わりにすることができる。しかし、『訴える』と言われれば話は別だ。

『確定死刑囚の中には刑の執行を先延ばしにするために何でもかんでも裁判を起こす者もいる』…そんな話を聞いた事もあるアラタ。何よりも真面目な会社員である沙菜や来年高校受験を控えた卓斗をトラブルに巻き込みたくなかった。

すると、アラタの携帯に沙菜から電話が掛かってきた。会社から帰宅したばかりの沙菜だが、帰り道ずっと誰かに尾行されている気がし、また家の郵便受けにゴミが詰まっていたというのだ。

驚き心配するアラタは一瞬宮前を疑うが、宮前とは30分程前に別れたばかりなので流石に可能性は低い。

『怖い』と不安がる沙菜にアラタは『警察に届け出て、何かあったらいつでも連絡して』と言う。

その時、アラタの脳裏にピエロの様な不気味な笑みをたたえた真珠が夜道に食べ散らかしたツナ缶やパックのご飯のゴミを夜道に撒き散らす様子が浮かび上がった。

勿論、拘置所にいる真珠がそんなことを出来るわけがない。しかし、そのイメージは鮮烈で、アラタをゾッとさせるのであった…。

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以下、感想と考察

宮前の怒りと真珠の巧妙なワナ

宮前先生、前の16話でラストの表情が怖かったのは純粋にアラタ達に怒っていたからなのか…。そして、アラタが内心自分のことをバカにしているのもちゃんと気付いていたのね…。私もちょっと宮前の事を侮っていたわ。ゴメンね。

真珠は最初からアラタが卓斗の代わりに来たことを見抜いていて、その上でアラタと関わっていたけど、宮前は何も知らされてなかったもんな。でも、真珠もアラタと卓斗の関係は許せても、沙菜と繋がってることは許せないんだな…。差し入れのスポーツブラを喜んでいた直後だから尚更憎しみが増し増しなんだろうな…。

それにしても今回の『”アラタ”』の引っかけは秀逸で、久々に「おっ」と声が出た。2話の『こんにちは』以上のワナである…こんなの咄嗟に言われたら簡単に引っかかってしまうよ。本当に真珠頭が良い。

これで1話目の冒頭に繋がるのかな?白いタキシードを着て婚姻届を拘置所に持っていくシーンに。そこで真珠『久しぶり』って言ってたしなー。

沙菜の尾行と郵便受けのゴミの犯人は?記者、ライター?

そして、沙菜は『誰かに尾行されている気がする』と訴え、家の郵便受けにはゴミが詰められていた。一体誰がそんな事をしたのだろう?

誰かに尾けられているというのは気のせい、ポストのゴミはたまたま…という可能性もゼロじゃないけど、あの感じだと誰かしらが目的を持ってやっていそう。

真珠は勿論、宮前の犯行でもなさそうなので、やはり真珠の関心を買いたいライターや記者なのかな?…以前も真珠は何者かを使って桃ちゃんの本名を調べたことがあったし。真珠が宮前やアラタには教えていない駒を持っている可能性が非常に高いのだ…。

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