【漫画】夏目アラタの結婚 18話【感想・ネタバレ・考察】ついにアラタは婚姻届を持って真珠の元に向かう!!

夏目アラタの結婚2巻表紙

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アラタは真珠と本音で向き合う事を決意するが、その直後、真珠にアラタが被害者遺族の周防沙菜と会っていたことがバレてしまう。激昂した真珠は弁護士の宮前を通して『アラタや沙菜達を結婚詐欺で訴える』『愛を証明したいなら控訴審が始まるまでに婚姻届を持ってこい』と言い出すのであった…。

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Contents

以下、あらすじとネタバレ

貸衣裳屋で白いタキシードを試着するアラタ。卓斗や沙菜が訴えられないようにするためには観念して婚姻届を出さなくてはならない…もう他に手立てが思い浮かばなかった。
母親である綾子にも電話で一方的に『結婚する。でも相手に会う必要はない、式も披露宴もしない、すぐに離婚する予定』とだけ告げてすぐに切るのであった。

その後、職場に向かったアラタは桃山に現在の状況について相談する。桃山は真珠に手紙を書いていたところだったが慌てて隠し、アラタに応じる。

『結婚詐欺で訴えるのは酷すぎる』とこぼすアラタだったが、密かに真珠と連絡を取り合っている桃山は『騙したのは事実だし、あの子の白馬の王子様になってもいいんじゃない』と真珠の肩を持つ発言をする。そして、しみじみとこう言うのだ。

「結婚かあ~~」
「あたし、少しうらやましいかも。」

夏目アラタの結婚18 乃木坂太郎 9/27

ことあるごとに周囲から『結婚は?』と言われ続けることに疲れてしまったという桃山。それにはアラタも共感する。
既婚者からの『お前は誰にも選ばれなかったのか』といったような憐れむような上から目線が耐えられないのだ。その上、何故か離婚した者も“OB扱い”で既婚者の仲間の様な待遇なのが納得いかなかった。

そんな話を桃山としながらアラタは『結婚しろと言われなくなるというのはメリットかもしれない』等と考える。そして、『真珠はどうせ死刑になるから…』と考えてしまったアラタさそんな自身に嫌悪感を抱きながらも覚悟を決め、その場で宮前に『真珠に会わせてほしい』と電話するのであった…。

そして、アラタは白いタキシード姿で拘置所にやって来た。

「久しぶり。」

夏目アラタの結婚18 乃木坂太郎 16/27

面会室に現れた真珠はそう微笑んだものの、嫌味っぽく『10日も悩んだね』と言う。そんな真珠にアラタは答える。

「そりゃ悩むさ。」
「誰も幸せにできない、―クズとの結婚だからよ。」

夏目アラタの結婚18 乃木坂太郎 16-17/27

アラタのその発言に真珠は目付きを鋭くするが、アラタは『クズとは自分のことだ』と苦笑する。

カッとなりやすく、暴力的で喫煙者。ゴミも溜めがちでトイレでは立って用を足す…『自分は“王子様”なんかじゃない』とアラタは真珠に告げる。

しかし、それを聞いた真珠は

「ヤだったら、コロス。」

夏目アラタの結婚18 乃木坂太郎 19/27

そう言うとけたたましく笑い出す。アラタ(と井手刑務官)はその様子に気圧されてしまうが、『結婚届は?』と真珠に尋ねられるとアラタは胸ポケットから折り畳まれた紙を取り出す。

それは、アラタの字で記入された婚姻届であった。

本当にアラタが記入済みの婚姻届を持ってくるとは思ってなかったのか絶句する真珠。そんな真珠にアラタは『周防沙菜とは周防英介の死体発見後に知り合った』と弁解し、婚姻届の字については『走り書きだから手紙の字と印象が違うかも…』と言って誤魔化す。

そして、『親父の姓に思い入れがあるから”品川”姓にはならない』と告げる。

すると、真珠は『”品川”なんてどうでもいい』と言ってジャージのジッパーを下ろして胸元を見せる。真珠はジャージの下にアラタから差し入れられたスポーツブラを身につけていた。『これがボクの礼装』だと照れくさそうに言う。

アラタは『今から婚姻届を差し入れるから名前を書け。そうしたらすぐに役所に届ける』と言う。

「―その日その瞬間から、」
「俺の女房、夏目真珠だ。」

夏目アラタの結婚18 乃木坂太郎 25/27

そう言って微笑むアラタ。

「うれしい。」

夏目アラタの結婚18 乃木坂太郎 26/27

その言葉を聞いた真珠は涙を流しながら笑うのであった…。

以下、感想と考察

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アラタと真珠がついに結婚!?

もうひと悶着位あるのかと思ったが結構あっさりと冒頭のシーンに行き、そして記入済みの婚姻届を渡す流れになったな…。このまま真珠も記入して、即役所に提出して本当に夫婦になるのか?まあ、タイトルが『夏目アラタの結婚』なのだから結婚してからの方がメインになるのだろうか。

そして、アラタが婚姻届を渡した時の真珠は今までの中で一番自然な涙とよろこびの表情を浮かべている様に見えたけどどうなんだろう…。というか、アラタとの結婚生活について『嫌だったら殺す』とか言ってしまっているけど、これから控訴審で殺人について無罪を訴えようとする人がそれでいいのか…?何か今までに何度も人を殺しているような言い方だけど…。

あと、どうでもいいけど井手刑務官の表情が今回もまたシュールで…。きっと『自分の提案したスケッチデートはどうなったの!?』とか『なんで突然婚姻届持ってきたの!?』とか思ってんだろうな…。

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