【漫画】夏目アラタの結婚 最新話・38話【感想・ネタバレ・考察】見つかった脚の持ち主…2人目の被害者、相沢純也の遺族に接触するアラタ

夏目アラタの結婚 5巻表紙

真珠から遺体の在処を二度も聞き出したアラタに興味を持った桜井検事が児童相談所に尋ねて来た。アラタが理想とする独身主義を貫く桜井はアラタが真珠と結婚したことを『最悪の選択』と言い、真珠の事を『少女の皮をかぶった怪物』と評する。一方、その場に居合わせた桃山は『真珠は自分達が思っている以上に本当のことを言っている』と主張し…。

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【漫画】夏目アラタの結婚 最新話・37話【感想・ネタバレ・考察】アラタに興味を持って訪ねてきた桜井検事…一方、桃山は真珠に対するアラタのとある本音を指摘し…

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以下、あらすじとネタバレ

2人目の被害者、相沢純也は元司法浪人の人気塾講師であった…桜井検事は真珠が法知識を得るために彼に近づいたと推測する

真珠のことを『少女の皮をかぶった怪物』『虐待の結果、反社会的パーソナリティ障害になった』と評する検事桜井に対して、桃山は『パール(真珠)は案外嘘をつくのが苦手なのではないか』と主張し、アラタ自身も真珠を見捨てられなくなると分かっているから逃げようとしているのではないかと言い出す。

さらにそれを否定しようとしたアラタの手を握った桃山。動揺したアラタが『積極的じゃん、照れるんだけど』と苦笑すると、『これはアラタに触りたくても触れないあの子の手』『救いを求めるパールの気持ちが伝わったか』と大真面目に言うのであった。

とりあえずそんな桃山の手を払いのけたアラタ。しかし、その瞬間、面会室で必死にアクリル板に縋りついていた真珠を思い出し、態度を改めて桃山に『なんで真珠が嘘をつくのが苦手だと思ったの?』と尋ねてみた。

桃山は『えっと…』と言い淀む。本当は桜井にムカついて”逆張り”をしたかったがゆえに出てきた言葉に過ぎず、これといった根拠はなかったのだ。

しかし、桃山は控訴審2回目の真珠の証言…小田原で周防英介を7時間待ったという話を持ち出し、『嘘つきは他人も嘘を吐いていると思うからそもそも相手のことを信じられないはず。もし真珠が嘘つきなら30分ほど待った時点で周防英介に騙されたと思って帰ったのではないか』と言う。

桃山の苦し紛れの発言に桜井は『そもそも”駅で周防英介を7時間待った”という話自体が嘘かもしれない』と返すが、アラタは7時間待ったという話は嘘ではないと確信していた。ついこの間の面会で真珠が7時間どころか事件が発覚してからの丸2年…あるいはそれ以上の間、誰かを待ち続けていたということを理解したばかりだったのだ。

だが、桜井は真珠が2年間黙秘し続けたのも法廷戦術の一つに過ぎないと語る。

「かなりの法知識を、彼女は持ってる…と我々は考えています」

夏目アラタの結婚38 乃木坂太郎  8/27

桜井がそう語る理由は今朝見つかった”脚”の持ち主…2人目の被害者とされる男性の経歴にあった。

「第2の被害者「相沢純也」は、―かつて法学部に在籍し、司法浪人を3年やってました。」

夏目アラタの結婚38 乃木坂太郎  9/27

司法浪人の後、相沢純也は大手進学塾の講師となり評判はかなり良く、そのため事件時には”人気講師殺害”とマスコミに取り沙汰されたのだ。

桜井は真珠について『毒物の知識と入手するチャンスを得るために看護学校に行き、法律の知識を犯罪に利用するために法知識を持っている相沢純也に近づいたのだろう』と推測を述べる桜井。真珠はきっと相沢との寝物語に『犯罪小説を考えたのだけど、チェックしてほしい』とでも言って、策を練ったに違いないと。

「だが!しょせん司法浪人止まりの浅知恵だ。」
「――逃がさないよ。」

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そう言って桜井は自信に満ちた笑みを浮かべるのであった…。

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宮前が桃山を巻き込んだことに怒ったアラタは、弁護士事務所に行くと宮前の腹を殴り付ける

児童相談所の建物の外まで桜井を見送ったアラタと桃山。いつか一度児童相談所の仕事をゆっくり見学したいと言う桜井にアラタは『相沢純也の遺族と連絡を取りたいんですけど』と頼む。

だが、桜井は個人情報に当たるため自分が仲介することが出来ないと告げ、真珠の弁護士である宮前に聞くように言う。

それを聞いたアラタは『あのクソ弁護士』と顔を歪ませる。自分に黙って桃山を真珠と面会させたことを怒っているのだ。そんなアラタを慌てて『悪いのはあたしなんだから宮前さんとケンカとかしないで』と宥める桃山。

その時、門のところに一組の外国人母子がやって来る。少年はランドセルを背負っているものの、桜井と変わらないほど背が高く、その上頬に痣を作って憮然とした表情を浮かべていた。そんな少年が近くに来たので桜井はたじろいでしまう。

「よォ タムくん!どうした?またケンカか?」

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しかし、アラタは一切怯むことなく気さくに少年、タムと拳をぶつけ合う。タムの母親が片言でタムがクラスの子にからかわれてケンカをしてしまったと言うと『気持ちは分かるけど手を出すのは良くないぜ。小学生同士仲良く』と軽い調子で言って共に児童相談所の中に入っていくのであった。

アラタとタム達が去ると桜井は『あの身長で小学生なのか』と素直に驚きを口に出した。すると、桃山はタムは恐らくもう14、15歳くらいだと言い、不法入国や戸籍がいい加減な国からやってきた子供だと正確な年齢が分からないという現実を説明する。

さらにタムは父親がいなくなってしまったため荒れてしまっていると言い、アラタはそういう子供達の気持ちをよく理解して寄り添うことが出来ていると語る。

「――いつまでも、児相(ここ)にいてほしいんだけどなぁ………」

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桃山はそう寂しそうに言うのであった…。

夜、仕事を終えたアラタは宮前の事務所に向かった。

応接室で待っていたアラタは宮前がやって来ると椅子から立ち上がり詰め寄る。そして、

「桃ちゃんを巻き込んだな。」

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そう言うや否やいきなり宮前の腹を殴り付けたのであった。

腹を抱えて崩れ落ちた宮前を冷たい目で見下ろすアラタ。突然のことに宮前は『何をするんです』『いい大人が』『傷害罪ですよ』とわめく。しかし、アラタは黙って手錠を掛けろと言わんばかりに両拳を握って前に突き出す。

どこか余裕すら感じさせるアラタの態度に宮前は『一般人を一人で殺人犯に会わせたことを、弁護士会やマスコミに垂れ込むつもりか』と叫ぶ。

しかし、アラタは『卑怯者扱いするな』『やったことのケジメをつけるから早く110番しろ。逮捕されてもいい』と言って宮前に携帯電話を差し出す。

アラタの冷たく強い眼差しを見た宮前はそれが強がりやハッタリではなく本心から出た言葉であるということを理解し唖然とする。そして、冷静さを取り戻し、『確かに私も少し行き過ぎがあったかも、と思う』と言って反省し、このことについては水に流すことを決めたのであった。

相沢純也の遺族に会いたいと言うアラタに宮前は遺族についている弁護士、村井淑子の人柄について語る

「「相沢純也」の遺族に会いたい…というのが本題ですか。」

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改めて席に着き向かいったアラタと宮前。アラタが今日ここに来た目的は宮前を殴ることではなく、相沢純也の遺族と連絡を取ってもらうためだったのだ。

まずは相沢純也の遺族についている弁護士と連絡を取ってみるという宮前。加害者、被告人でもない人間に弁護士がついているということに怪訝な顔をする新たに宮前は『犯罪被害者やその家族に弁護士がつくというのは珍しくない』と説明する。被害者やその家族もマスコミ対応に追われたり世間から心ない誹謗中傷を受けることがあるため、弁護士がケアする問題がたくさんあるというのだ。

そして、その場で調べた宮前は相沢純也の遺族についているのが村井淑子(としこ)という弁護士で面識があると語る。

村井淑子弁護士は遺族のケアを行うだけではなく、確定死刑囚にも手紙を書いて交流を持ったりしているという宮前。”死刑囚との交流”という言葉にアラタは『人権派とかってやつでしょ』と笑う。

「殺人犯にも人権はありますぅ、死刑反対!…みたいな。」

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茶化す様にそう言ったアラタ。しかし、宮前は大まじめにこう答える。

「逆です。村井先生は死刑賛成!存置派です。」

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驚くアラタに宮前は以前村井弁護士に会った時のことを語る。例の確定死刑囚との手紙のやりとりについての話になった際、村井弁護士はその死刑囚から『裁判が終わった後は担当弁護士から一度も手紙なんて来ず、手紙をくれたのは村井先生だけです』という返事が来たことを語り、『裁判はゲームではないのだから、勝ち負けが付いた後もちゃんと被告に向き合ってやるべきだ』と憤って言ったのだという。

そういう部分だけ捉えると村井先生は”人権派”、”死刑廃止論者”に見えるだろう…そうアラタの態度に一定の理解を示した宮前。しかし、『でも、そんな簡単に色分けできるものではない』と言う。そして、村井弁護士が示した憤りについても、弁護士が裁判後まで被告に手紙を書いても報酬があるわけでもなく、他の裁判に追われて多忙であることを挙げ、『被告にいつまでもかまっていられない』という現実について語る。

「綺麗事でなくどこかで切り捨てなきゃいけないのは、夏目さんも同じですよね…?」

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寂しそうに笑ってそう言う宮前にアラタも黙るしかなかった。

気まずくなったアラタは『それはともかく、あんたは死刑廃止派、賛成派、どっち?』と話題を変える。純粋に興味があったのだ

だが、宮前は冷たくこう答えるのであった。

「あなたには答えません。」

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数日後、村井弁護士と相沢純也の父と対面したアラタは『最後に残った首の在処を見つけるために純也さんについて教えてください』と頼む

それから数日後、とあるレストランでキッチリとスーツを着込んだアラタは村井淑子弁護士と挨拶をしていた。そして…

「―どうも、相沢です。」

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そこには相沢純也の父親もやって来ていた。

村井弁護士は当初、まず自身一人でアラタと会い話を聞こうとしていたが、相沢の父親は是非自分も会いたいと言い出したのだ。

「見つけてくださって…やっと純也が家に帰って……」

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そう言って涙を流しながらアラタに頭を下げた相沢の父。見つかった脚についてはまだ鑑定中で結果が出るまで何週間もかかるのだが、既に相沢の父は脚が息子のものに違いないと確信しているのだと言う。

その相沢の父の様子を見たアラタは周防英介の母と妹、沙菜の様子を思い出し神妙な面持ちになるのであった。

そして、席に着くとアラタは早速本題…今は亡き相沢純也について教えてほしいと父親に切り出した。性格、趣味、そして好みの女性について等、どんな些細なことでも、と…。

「―そこに、最後に残った「首」を!」
「見つける手がかりがあると思うんです…!!」

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アラタは真珠に近づいた当初の目的…事件の3番目の被害者とされている卓斗の父親、山下良介の見つかっていない首の在処を探そうとしているのであった…。

夏目アラタの結婚 5巻表紙

以下、感想と考察

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久々に発揮されたアラタの狂犬ぶり…そして、とことん宮前と気が合わないアラタ

宮前に会いに行くや否や、桃山を真珠と引き合わせたことについて怒り、宮前の腹を殴り付けるアラタ。久々に狂犬っぷりを発揮したな…最近は真珠の異常さにフォーカスが当たっていたこともあって大人しく感じてたけど、元々アラタって結構破滅的なところあるからな…。

桃山はそういうアラタの一面を理解しているから、真珠の事があってもなくてもいつかアラタが児童相談所を去る日が来ることを危惧していて、今回の『いつまでもここにいてほしいんだけどな』という発言が出て来るんだろうな…。

それにしても本当に相性悪いな、アラタと宮前。今回の人権派、死刑廃止とかについてもアラタはいちいち茶化さないでいい所で茶化してしまうし、宮前も弁護士や児童相談所職員、互いに相手方との関係について一線引いて切り捨てなければならないことの苦悩を挙げて共感させたくせに、アラタから死刑廃止派か存置派から尋ねられたら『あなたには教えません』と冷たく言い切ったり。もうちょっと言い方ってものがあるでしょうが…。

それにしても宮前は死刑について廃止派なのか存置派なのかどっちなのか。どっちでもおかしくないし、どちらとはっきりと結論を出していないのかもしれないな。別に、死刑存置派だったからと言って目の前の真珠の死刑を望むわけではないだろうし、廃止派だったからと言って人を殺すことを是とするわけでもないだろう。宮前のスタンスが明確になる時は来るのだろうか。

明らかになった2人目の被害者、相沢純也の素性

そして、ついに二人目の被害者、相沢純也の素性が明らかになった。

他の二人…最初の被害者である周防英介と三人目の被害者である卓斗の父、山下良介については割と早い段階で素性が明らかになっていたのに対して、相沢純也だけは職業はもちろん、今回の38話になるまで名前も明らかになっていなかった。

元司法浪人の塾講師か、なるほど。周防英介と山下良介は割とアラタと似通った雰囲気があった気もするけど、この人は風貌的にもちょっと違うタイプに思える。他の二人がウェイ系なのに対して、割と草食系と言うべきか。真珠もお父さん的なものを求めて頼れる年上男性を求めたと語っているけど。実際のところはどうなのだろう。

果たして相沢純也はどのようにして真珠と出会ってしまったのか…。

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