【漫画】うちの母ってヘンですか?【感想・ネタバレ】娘の人生を私物化する毒母、毒父…田房永子氏が毒親持ちの体験談を集め、考える

うちの母ってヘンですか?表紙

本作は、世間に『毒親』という存在を認知させるのに貢献した『母がしんどい』の作者、田房永子氏のエッセイ漫画だ。子の人生を私物化する親を持つ女性達の話を聞きたいと思った田房永子氏は彼女たちの強烈な体験談を漫画にするのであった…。(時系列的に『母がしんどい』と『それでも親子でいなくちゃいけないの』の間に刊行された漫画である)

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Contents

以下、あらすじ・ネタバレ

自身と同じように親に振り回される女性達の体験談を聞きたくなったエイコ

幼少期から若い頃まで自身の母親に習い事や進路、果てまでは感情まで支配されてきたエイコ。母はエイコの交遊関係にも首を突っ込み、やめて欲しいと言っても話も通じなかった。
そんな母をエイコはこう思い返す。

人生が一人ずつ自分のコーヒーカップに乗ってるようなものだとしたらうちの母は私のコーヒーカップに乗り込んで回しまくっちゃってる感じ……

うちの母ってヘンですか? 田房永子 6/122

この例えがまた、何とも秀逸で感心する。自分の好きなペースで物事を勧められないストレスがよく伝わってくる。

だが、母を自分のコーヒーカップから追い出したエイコは、似たような親子関係で苦しむ人が少なくないことに気付き、そんな人々の話を聞きたくてたまらなくなり、担当編集者のスガさんと共に聞いて回ることになったのであった。

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第1話 心配だから教えなさい~ムスメを守ろうと管理したがる母親…しかし、意外なことに娘本人は…

エイコは担当編集者のスガに授業参観での苦い思い出を語る。他の母親達が無難なスーツ等を着て来る中、中世の貴族の様な格好でやって来て、クラスメイト達をざわつかせたのだ。

しかし、大人になったエイコも無難なスーツが似合わず、好きなものを着こなそうとすればするほど、世間一般の格好から乖離していき、悩む。

そんなエイコにカミヤさん(30歳)は『自分も渋い服を母に着せられていた』と語る。モデルをやっていたことのあるカミヤさんの母親はコーディネートにもこだわりがあり、娘の買ってきた服は捨て、下着も何もかも管理していたのだという。一方、性的なことにはオープンで娘に避妊具を渡してきたと言う。

だが、それについてエイコは『フランクな母親に見せかけて、性的に管理していたのでは』と自身の母親を思い出しながら分析する。…恐ろしい。

カミヤさんが一人暮らしを始めると、合鍵を貰えなかった母は家電や家具をどんどん送りつけ、カミヤさんの職場の同僚の男の子には『うちの子をたぶらかして』という様な怒りのメールを送り付ける。なんと、カミヤさんの携帯の連絡帳を自身の手帳に手書きで写し、同僚の男の子を彼氏だと思い込んでいたのだ。

そして、カミヤさんが母に『メールを同僚に送ったでしょ』と問いただすと、シラーっとして何も言わないのだ。だが、そんな母だから彼氏が出来ても紹介しないのに、娘に彼氏がいないと思い込んだ母は毎日の様に『もう若く無いのだから車もちの保障された素敵な男性とめぐりあいなさい』というメールを送り付けるという。

『娘を守っている様だけど、強力除草剤を巻きすぎて花を全滅させてる人みたい』と例えるエイコ。しかし、カミヤさん自身が『好きにお金を使ってやりたい放題するお母さんみたいになりたいって思っている』と語るのを聞いて愕然とするのであった。

…強烈なエピソードなのに、カミヤさんがあまり母親を責めていないのが恐ろしい。携帯を置き居っぱなしにした自分が悪いとか。手帳も該当するページを黒く塗りつぶすだけだし、最終的に『母親みたいになりたい』と思っているのがなんとも…。振り回されて嫌な思いをした=嫌いになるという程単純な関係では無いのだ。

そして、エイコが娘の話を無視する母親特有の『シラー』とした表情が、キャッチセールスやナンパを無視する女性の表情と同じだと気付くのに何とも言えない気持ちになる。

第2話 いい気になるな~ムスメを罵倒し続け、自慢と見栄で生きる母と突然キレるエロ本好きの父

OLのともこさん(37歳)は自身の育った家の異常な食卓について語る。普段は石像の様に動かないくせに、ともこさんと弟が時計を見たりするだけで突然キレる父親。そして、一方的にしゃべり続ける母親。そんな『地獄の食卓』だったのだ。

母は基本的に全てをともこさんのせいにするので、父の異常さを訴えても『あんたの心が腐っている』で一蹴。母自身もともこさんが幼い頃から何をしてもビンタし、『生ゴミ』と呼ぶ。そして、逆に甘やかされて育った弟は次第に母に同調するでも姉をかばうでもない『石像』と化してしまったのであった。

そして、母は周囲に『幸せアピール』をするためにやたらと旅行に行きたがった。一方的に喋る母と何でキレるか分からない父と片道5時間くらいかけての地獄のドライブ。しかし、観光地に着くと必ず『こんなところ歩けるか』と父がキレるため、10分ほどしか現地にいられず、また片道5時間かけて家まで戻る。そして、帰宅後母は知人や親せき5・6件に『旅行に行った』と電話で自慢するのだ。

自分の母は変かと問うともこさんに、『100点満点でヘン』と答えるエイコ。しかし、今までともこさんがこの家庭の異常さを周囲に語っても、あまりの異様さから理解してもらえず困惑されるだけだったのだ。

そして、父親の書斎には隠すことなく、官能小説やエロビデオやDVDがギッチリ並べられ、母はゴミを溜め込んでいるため、家は立派なゴミ屋敷なのだが、母はそれを認めない。

だが、子どもに興味がないわけでは無く、何故かともこさんに『いい気になるな』と言いながら噛みつき続ける母。ともこさんが病気になると『あんたが悪い』と責めながら、何故か薬を捨て続け、そんな母を父は見て見ぬフリ。

ある雨の日、素で両親に殺意を抱いてしまったともこさんは『ヤバイ』と自覚して家を出て、レオパレスに逃げ込み、それから6年間会っていないのだ。

しかし、それ以降母親からどんどん物を送られてくる様になったともこさん。ただの食料の時があるが、腐ったお菓子やカビだらけのお風呂用のイスなど嫌がらせの様な物が送られてくる。そして、馬鹿馬鹿しくなったともこさんは現在、母の日のプレゼントを贈るのを止めて、引っ越し先を教えず、メールだけの仲になり、弁護士に相続放棄の相談をしているのだという。

家族の影響で、男の人に対して『石像化』してしまうものの、会社で他の人から普通に接してもらい、平和に昼食を取れるだけで幸せに感じているのだという。

…よく、娘をイジメ、息子は甘やかすという母親を見るけど、そうやって育てられた息子は内心どう思っているのだろう。このともこさんの弟は母親と同調してお姉さんをいじめるよりはマシだと思うけど、純粋に心が病んでしまっているように見える。あと、ともこさんが思わず親に殺意を抱いたのが雨の日だというけど、雨の日って精神的に来るよね。

そして、この『いらないものや腐った食品を送りつける』って、毒親のマニュアルでも存在するのかってくらいよく見る。『ゆがみちゃん』でもあったな。『心配し気遣っている様に見せかけてその実、子どもの事など何も考えていない』ということの表れかな?

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第3話 一流大に行くのよ~学歴の低い次男は隠蔽!?

『うちの母は子どもの学歴にこだわりを持ちすぎている』と語る主婦兼大学職員のまきさん(35歳)。兄が二人いるが、次男があまり勉強が出来なかったため、母は『外では兄は1人しかいないと言え』とまきさんに言い、自身も次男の部分だけを切り取った家族写真を他人に見せていた。そして、母の親戚や親しい人も皆母のように学歴に異様にこだわる人ばかりで、“できの悪い子ども”は居ない者として扱うのが当然といった雰囲気だった。

学歴にこだわり、霊的能力があると言い張る母を信じて勉強一辺倒だったまきさん。しかし、高校3年生のとき、急に『美大に行きたい』と思うようになった。当然、母は反対し、ある日、包丁を壁に突き刺しながら叫ぶのだ。

「まきちゃんが一流大に入らないと…」
「うちの頭の良さがまぐれだって思われるじゃない!!」

うちの母ってヘンですか? 田房永子 29-30/122

見栄のため、どうにか3人の子どものうち、2人は一流大に入れたいと言う、母の本音を知ったまきさんは、母の勢いに負け、母の望む大学に進学するのであった。

しかし、そんなまきさんに母は今度は『朝日新聞に入社しなさい』と迫る。あまりの無理難題に一流国立大学の大学院に進学してお茶を濁したまきさんだったが、意外にも母は喜ぶ。

「一流国立に2人入れれば東大に1人入れたのと同じよね!」

うちの母ってヘンですか? 田房永子 29-31/122

母はなんと、子どもが東大に行っていないということがコンプレックスだったのだ。

そして、母はまきさんの結婚相手にも血液型、家族の学歴、得意科目にまで注文をつける。そして、まきさんの彼氏がお眼鏡に叶わないと、まきさんにダメ出しをし続け、それを聞くと不思議とまきさんも彼氏に魅力を感じなくなり別れてしまうのであった。

だが、最終的にまきさんは母の条件にぴったりな人に恋に落ち、猛アタックの末、結婚した。

その後、まきさんは子どもを生んだ後も大学院の博士課程に通っていたものの、途中で重度のうつ病になり、中退することになった。

そこで、病床の中、初めて母に『私から学歴が無くなっても愛してくれる?』と尋ねたまきさん。だが、母はしきりに『博士課程を終了してるなら、“中退”ではないのね』と確認してくるだけだった。

そんな母に『だめだこりゃ』と見切りをつけたまきさん。すると、その後、面白い逆転現象が起こる。大学院を辞めたあと、派遣社員になったまきさんより、親戚のコネで大企業に入れた次男をチヤホヤするようになったのだ。

そして、散々幼少期無視されてきた次男は、その穴を埋めるかのように母にべったりになり、『お母さんには霊能力がある』と何を決めるにも母に相談するようになったのだ。

母はその後も定年した父の尻を叩いて大企業に再就職させたり、まきさんを派遣社員から大学職員にさせたり、結果的に皆を自慢出来る職場に入れたのだ。

きっと周囲からは“アゲマン”に見えるであろう、母のヘンさは分からない…まきさんはそう諦めているのだ。

…次男が写った部分を切り抜いて正方形になってしまった写真が怖い。そして、この次男の状態は家庭板でいうところの典型的な“はっちゃけ”なのがまた…。でも、エイコが言うよう、世間的にこのまきさんの母は、“立派な親”なんだろうな…。ただ、エイコがまきさんの生活を『お母さんとまきさんの自我が入り交じった生活』と評するのにはゾッとした。…一体、誰の人生なのか…。

第4話 お見合いお見合いお見合い!~恋愛を否定し見合いを強要する両親の元で育った娘は…

母親との関係が原因でウツになったエイコ。看護師のさとこさん(51)さんも母のことでウツになったと言う。

母はさとこさんが小さい頃からさとこさんの部屋のゴミ箱をあさり、チェックしており、さとこさんのことは何から何まで筒抜けだった。

そして、さとこさんが部屋で咳払い一つするだけで『そんなんじゃ、自己管理できてないと思われてお見合いできない』と飛んで来る。そう、幼少期からさとこさんは、お見合い結婚した両親から『恋愛結婚する奴は動物と一緒で汚らわしい』『お見合いでいい人と結婚するのよ』と熱烈な”恋愛禁止教育”を受けてきたのだ。

そんな風に育てられたさとこさんだったが、ある日テレビでかぐや姫の『神田川』を聞いて『私も恋愛して同棲したい』と強く想う様になり、『好きな人が出来たら駆け落ちできる、どこでも働ける職業を』と考えて看護師を目指して猛勉強を始めた。

しかし、さとこさんが19歳になると母は見合いのセッティングを始める。だが、まだ会ってもいない勝手に新居を決めようとするさとこさんの母に周囲はドン引きで、結果、誰も見合い話を持って来なくなった。

すると母は今度は『あんたが痩せてて見栄えが悪いのが原因』とさとこさんを詰り始める。そんな母の攻撃のせいでさとこさんが拒食症と鬱になると『まるで私がイジメているみたい』と怒り精神科にもろくに通わせない。

このままじゃ殺されてしまうと思ったさとこさんはレオパレスに逃げ込み、一人暮らしを始める。そして、さとこさんが50歳、母が83歳になった今はもう、結婚のことを言わなくなったという。

『母は私のことをいまだに処女だと思っている』そう言って笑うさとこさんに実際のところを尋ねるエイコ。すると、さとこさんは現在妻子持ちの男性2人と付き合っており、いままでも不倫を繰り返してきたことを明かす。…厳しく恋愛を禁止された反動で、”恋愛体質”になってしまったのだ…。

…厳しくされすぎて反動が…というのはよく聞くこと。そして、またしてもレオパレス登場。レオパレスって色々言われているけど、安くすぐに入れる場所って必要だよね…。

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第5話 うちの子をヨロシク~エイコの母とそっくりな母を持つ男性…しかし、受け取り方がエイコと違くて…

エイコの母は、”侵略型”…ムスメの交友関係、テリトリーに平気で踏みこみ、いつの間にかエイコの友人や知人と勝手に交流を始めるタイプでエイコはそれが嫌で仕方がなかった。

会社員のケンさん(34)の母も同じタイプだと言う。小学生のとき、月3~4回の頻度でミニ四駆等の流行っているおもちゃをケンさんの同級生達に無料配布し、ケンさんの友人と親しくなったり交友関係に踏み入ってきたのだ。

だが、『自分が若い人と喋りたかっただけ』と言うエイコに対して、ケンさんはこう評価する。

「母なりに俺の友達作りをサポートっていうか、ムスコをヨロシクーって意味でやってたと思うんだよ」

うちの母ってヘンですか? 田房永子 45/122

その好意的な受け取り方にエイコは驚くのであった。

そして、ケンさんの母は良くも悪くも目立つため、恥ずかしさを誤魔化すために母の変なエピソードを面白おかしく話しているうちに母は同級生の間で有名人&人気者になってしまい、卒業式の退場の時に卒業生ひとりひとりと母がハイタッチするという異常な光景が生まれる事になる。エイコもケンさんの気持ちがよく分かった。自分の精神を守るため、エイコも同級生達に目立つ母のことを笑い話にしていたのだ。

「侵略型の母親はどーにかして子どものテリトリーで自分が主役になるんですよ」

うちの母ってヘンですか? 田房永子 48/122

そう主張するエイコ。そして、エイコの母がエイコの結婚式で”やらかした”ように、ケンさんが親族向けの結婚式の翌日、妻にサプライズで用意した友人向け披露パーティーでも、どこから聞き付けたのか母がやって来て、受付の横で結婚式の写真を配ったり、スピーチをしたり場を盛り上げるのであった。

その話を聞いたエイコは『侵略されまくってる』と心配するが、ケンさんはあまり気にしてないようで今一つ二人の会話は噛み合わない。

その様子を見た編集者のスガは同じタイプの母親を持ちながらこうも違うのは男女差なのかと不思議がるのであった。

…『親が変過ぎてそれを自他ともに誤魔化すために笑い話として消化する』というのは『酔うと化け物になる父がつらい』でもあったな…。でも、“毒親”の話だと圧倒的に娘が多く息子は出てこない。これは息子の方が溺愛型が多かったり、実際に気にならないのか、それともただ、男性は不満を持ってても発信しないのか…どっちだろう。

『酔うと化け物になる父がつらい』の記事はこちら
【漫画】酔うと化け物になる父がつらい(前編)【感想・ネタバレ】アルコール依存症の父と、振り回される娘の絶望
→【漫画】酔うと化け物になる父がつらい(後編)【感想・ネタバレ】父との関係に苦しみ続けた娘が迎えたラスト・結末は…実写映画化も

第6話 そんなんだから彼氏ができないの!~娘の恋愛観を支配する母

エイコは母から『結婚なんて誰でも出来るし、恋愛で泣くのは無駄』と言い聞かされてきたため、容姿に自信がなくても、男性には積極的で、失恋してもさほど悲しむ事もなかった。

翻訳業のケイコさん(34)も恋愛観を母に支配されたという。強烈な教育ママだったケイコさんの母は小学6年生だったケイコさんが恋に目覚めただけで『色気付いて』と髪を掴んで振り回す。だが、母の希望通り東大に合格すると、『これからは恋を楽しんで』とアドバイスし始める。

だが、母は『あなたには最上級の男性がふさわしい』とケイコさんに言い続け、勉強漬けで異性へのアプローチが分からないケイコさんは、モテモテの男性達に『付き合ってあげていいわよ』という高飛車な態度しか取れず、彼氏が出来ない。

すると母は『高学歴の女はモテないから学生時代にしか彼氏ができない』と脅し、思い詰めたケイコさんは、うつ病になってしまう。

だが、ケイコさんは悩んだ末、『自分は彼氏が欲しいのではなく、寂しさを埋めたいだけ』『それは母が自分に求めることと同じ』と悟り、『彼氏がいないと恥ずかしいという気持ちを捨てよう』と思ったことでうつも良くなり、男性の前でも等身大で過ごせるようになり、就職も無事に決まった。

そして、親戚達が就職祝いを開いてくれた日、突然イライラした母が皆の前で『そんな風にヘラヘラしてるから彼氏ができないのよ』と罵り始めた。しかし、ケイコさんはその場をこっそり抜け出し、なんとそのまま家から荷物を運びだし社員寮に引っ越したのだった。

だが、その後、母はケイコさんから合鍵を奪い度々社員寮に上がり込んできては罵り、またケイコさんも何故か仕事の悩みを洗いざらい打ち明けてしまい、そういう時は優しい母から離れられない。

しかし、その関係の不健全さに気付いたケイコさんは寮を出たさいに母に新居を知らせず、その後、出会った男性と結婚したのだった。

『この先出産などしたら母に会わなきゃならないのかと思うと不安』というケイコさんを、『実母に会わなくても子どもは産める』と経験者であるエイコは励ますのであった。

エイコ曰く、母に全てを話すという行為は快感と中毒性があるとのこと。まあ、人にモノを話すと気が楽になるからね…。

第7話 私がいないとダメなんです~娘を無能扱いし世話を焼き続けようとする母親

母親に世話を焼かれすぎて萎縮した子どもを見て複雑な思いを抱くエイコ。OLのミキさん(31)の母は家事が完璧でミキさんの世話を過剰に焼く一方で、周囲には『この子は私がいないとダメなんです』と言って回り、ミキさんは困惑していた。だが、同時にどんなに家事を完璧にこなしても感謝も評価もされない母と、仕事だけしてあとはボーッとしている父を見て、『私は“お父さん”になる』と決意。母から逃げ出すため、東京の国立大学に受験し合格した。

だが、ミキさんが一人暮らしを始めると、母はミキさんの家事に文句をつけ、『苦労をさせたくないから』と月20万も振り込んできた。『母からの仕送りを使うと人生がダメになる』と考えたミキさんは、母の仕送りはホストで使いきり、生活費等は足マニアに足を提供する…等の怪しいバイトをいくつかして月40万以上稼いでいたのであった。

だが、結婚し娘を生んだ後、色々あって産後うつになってしまったミキさん。育児できる環境を整えるため少しの間娘を実家に預けることとなった。すると預けて数日後、突然母が『この子は私達が大人になるまで育てることに決めた』と電話してきたのだ。

驚いて実家に帰ったミキさん。すると母は『あんたが育児放棄するのは私の育て方が失敗したから』『あんたは母性がない病気だから病院で診てもらいなさい』と詰る。病んでいることもあって母に抵抗できないミキさん。病院でも『母性のない病気はない』と言われてしまい、いよいよ娘を奪われかける。

しかし、ある日実家を訪ねてきた母の友人母娘が『私が引き取って孫を育てる』と当然の様に語る母に、ドン引きしている顔を浮かべたのを見て、『帰らなきゃ』と我に返ったミキさんは慌てて娘を連れ帰るのであった。そして、現在は家事のできる夫と娘の3人で働きながら幸せに暮らしているのだ。

…当然の様に思っている家庭環境を第三者に話してドン引きされて異常さに気付くって結構ありがちだよなー…と思う。

第8話9話 こんなこともできないなんて~延々と娘を罵り続ける親

体格の良い会社員のミヤコさんは、『父と母が同じ人格』だったと語る。それほどまでに二人がミヤコさんにするダメ出しと罵倒の内容が同じだったのだ。さらに、父は些細なことで機嫌を損ねると一週間近く押し黙るため、ミヤコさんは両親の顔色を窺う能力がつき、保育園からの帰り道に転んだ瞬間、『転んでしまいすみませんでした』と母に土下座で謝罪するほどだった。そして、当時習っていたバスケの試合でゴールを決めるとご褒美としてビールを飲ませるなど、とにかく変わった親だった(だめだろ)。

だがミヤコさんは『基本的な教育はしてもらったから』と両親には感謝しているのだと言う。そして、どうしてそんなにポジティブなのかとエイコ達が問うと『筋肉をつけたからかもしれない』と答えるのだ。

スパルタ教育を施す両親だったが、ミヤコさんが大学受験に失敗し、浪人を申し出ると意外にも『浪人しても、もっと上の大学に受かるわけはない』と浪人を認めなかった。それを聞いたミヤコさんは後期試験で大学になんとか合格すると実家を出た。

すると、親の顔色をうかがわなくても良い解放感から食べ過ぎて20キロ以上太ってしまう。だが、それにも関わらず自信満々で大学では『周りはバカばかり、自分はスゴい』という万能感に包まれた日々を送っていた。

「親にけなされて育つと1回万能期が来るんじゃないですか!?」

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学生時代にまったく同じ感覚に陥ったことのあるエイコはそう叫ぶ。だが、それは単純にストレスに麻痺していただけで、ミヤコさんもエイコも頻繁にウツ状態になってしまったのであった。

そして、社会人になると、母はミヤコさんのmixiに“二十歳の女の子”を名乗ってコメントをつける等の奇行をする。後に母は『霊に取りつかれていた』という言い訳をするのだが、ミヤコさんはそんな意味不明の話にもちゃんとリアクションを交えて付き合ってやるのだった。

そんな親に無理をしていたミヤコさんだったが、体を鍛えるのにハマると心身共に軽くなり、彼氏が出来て結婚もした。

そして、ある日、両親から『平日に夫婦で引っ越しを手伝え』という無茶な要求を断るという反抗が出来たのだ。だが、それでもミヤコさんは自分の意思で両親の還暦お祝いをし、喜んで涙する母を見て『親孝行できた自分を褒めたい』と満足する。

…だが、数日後に両親から届いた手紙には『こんな立派な娘を育てた私達はすごい』と書かれており、ミヤコさんは脱力するのであった。

オチがなんとも。そして、ミヤコさんがタフ過ぎる…。保育園児の娘を持ってるけど、土下座する保育園児を想像できない…。

第10話、11話 幸せになっちゃダメ~毒親の呪いに苦しんだ女性を救ったのは娘の学校の先生!?

『母から幼少期から家事を押し付けられ』『男性との性的な話を聞かされた』等々ヘビィな内容の手紙を事前に受け取っていたため、エイコとスガは話をしてくれる花絵さんは暗い雰囲気の人だろうと予想していた。

だが、予想に反して花絵さん(主婦 44歳)は華やかな“セレブリティ”といった出で立ちの人だった。

上記のことに加え、突然親戚達の前で花絵さんのヌードの撮影を提案したり、マニキュアを盗んできたりと突拍子の無い行動を繰り返す花絵さんの母は、美人で化粧もバッチリな“女っぷり”が激しいタイプ。しかし、何故か『化粧で誤魔化すのは卑怯』と言って、花絵さんには中性的にふるまうことを強要。生理用品も安物しか使わせず、ブラジャーを購入すると怒る。

そして、母自身が頻繁に恋愛相談をしてきていたので19で初めて出来た彼氏のことを打ち明けると、『絶対に認めない、許さない』と激昂し、家事の負担を増やす嫌がらせをしてくる。

そして、花絵さんが23で結婚すると、式のプランに口出しして華やかさがないものにし、

「あんただけ幸せになって憎い!」

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そう、結婚式の前日に呪詛の言葉を吐くのであった。

その後、花絵さんは嫁ぎ先に越していったのだが、その頃から時限爆弾の様に母への怒りが噴出してきて苦しむ。しかし、嫁ぎ先には知り合いもいない。仕方なく市の育児・家庭相談で幼少期の経験と現在の苦しい心境を打ち明けたが、『お腹を痛めて生んでくれたお母さんだから大事にしないと』と言われてしまい絶望する。当時はまだ”毒になる親”という言葉は無かったのだ。

母への気持ちをどう処理すればよいか分からないまま妊娠した花絵さんは里帰りするも、相変わらずな母の態度に気持ちが休まらず逃げかえり、かと思うと出産後に母が押しかけてきたりと(家事をしてくれるわけではない)振り回される。そして、知り合いのいない土地での孤独な子育て等で精神的に追い込まれ入院してしまったりする。

その後、体調は回復したものの、またも母が植えた毒が芽吹き始める。普通に笑顔を見せて成長する娘を見ては『私みたいに家事を押し付けられていない』『親戚から性的いたずらをされていない』等と、過去の自分と比較して思ってしまうのだ。

幸せな子ども生活を送っててズルい……

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そう娘に対して嫉妬してしまう花絵さんはついつい母の様に娘に当たってしまうのであった。

そして、娘は中学で不登校になってしまう。娘の学校の先生は保健室登校する娘のためにコタツを用意してくれ、花絵さんはそんな学校の対応にも『私も不登校の時期があったけどこんな風にしてもらったことはない』と不満に思ってしまう。

すると、先生はそれを見抜いたのか、『娘さんもだけど、お母さんも癒しましょう』と言って花絵さんの話を沢山聞いてくれるのであった。そして、ある日花絵さんがパニックを起こして裸足で家を飛び出してしまった時もこの先生が迎えに来てくれた。そんな先生に花絵さんは『私だって母親に甘えたかった、守られたかった』と泣きながら打ち明ける。すると先生は花絵さんの手を取って言うのであった。

「私じゃダメ?私があなたのお母さんになるから」

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その言葉に救われた花絵さんは、娘に対して愛おしさを感じられるようになり、今は甘え甘えられる母子関係を気付けるようになった。先生に毒の芽を摘んでもらったのだ。

…中々強烈な話だが、合間に描かれたエイコの祖母の話も強烈。さりげなく、娘(エイコの母)と孫(エイコ)に“太ってだらしない女”であることを強いるって…怖い。

第12話 貴女次第~娘の楽しみに何でも水を差す母

『母と娘の確執』についてテレビ等に取り上げられることが増えたが、毒母ほどそれを自覚してくれない。専業主婦のかつこさん(50)の母も過干渉であったが、かつこさんもその異様さにはっきり気付くのは遅かった。母は過干渉なだけでなく、かつこさんが夫の海外赴任について行くのを『セレブだとおもってるんじゃねーぞ』と恫喝する等、嫉妬もぶつけてくるのだ。

海外へ旅立つ直前、挨拶がてらかつこさんが数日実家に泊まると、母はかつこさんに家事を押し付け、朝から晩までこきつかうくせに、『あんたは何もしない』と詰る。あまりの理不尽さにかつこさんが怒ると、『私は悪くない、お父さんのせいだもん』と父のせいにし、かつこさんは『なんでもお父さんのせいにして、嫌なら離婚しろ』と今までの怒りをぶちまけたのであった。

すると、意外にも父は『お前の言うとおりだと思う』とかつこさんを指示し、『もうこの家には戻らない』というかつこさんに『任せておけ』と言うのであった。

その後、慣れない海外の暮らしでバタバタしているかつこさんの所へ母からの手紙が届く。その手紙は『夫や子どもを生かすも殺すも貴女次第』『こちらは楽しいことも何もない』等と罪悪感を煽り、『家の事に専念して、海外の暮らしを楽しむな』と呪いをかけるような手紙であった。母はこうやって何にでも水を差してくるのだ。

かつこさんは生身の母と会うと体調を崩すようになったため、会うのを避けていたが、母が検査入院するときには『弱った母なら大丈夫だろう』と思って会いに行った。…しかし、母はものすごく元気で、かつこさんは病室でもこきつかわれたのであった…。

…人の楽しみに水を差すのが上手い人っているよね…。

第13話 ルールどおりに暮らして~トイレを恐れて謎のルールで縛る母

会社員の月子さん(26)の母はトイレ後の手洗いに1時間かけて、それも服を脱いで部屋中のドアを開けて行う。トイレ後の手でドアノブを触りたくないのだ。

母にとってトイレは不浄の場所で、月子さんがうっかりトイレに何かを持ち込んでしまうと母は二度とそれには触らず、また、トイレの中のもの外に出すのも嫌でトイレットペーパーの芯がトイレの中に大量に溜まっている。

また、家の中でも謎の理由で触ってはいけないという場所がいくつもあるのだ。そして、『おかしい』という言葉や『血液型』の話を口にすると、『説明しろ』と延々と問い詰めてくる。月子さんと母は普通に血縁関係があるので理由は分からない。

それでも月子さんはそんな母が普通だと思っていて、二十歳の時、大学の友人達に話した際、『ヘンだし大変だったね』と言われ初めて母がおかしいと気付いたのだ。だが、月子さんが母に病院に行くことを勧めてもぶちギレるだけで聞こうとしなかった。

そして、妹の子が生まれたときに、母が赤ちゃんを抱きながら『子どもは褒めて育てなかったから孫は褒めて育てないと』と言い出す。驚いた月子さんが『なんで私達は褒めて育てなかったの?』と聞いても、無視するのだった…。

…分かりやすく病的な母親、というか強迫神経症だよね、これ。

第14話 弟を悪く言わないで~母の姉への暴力を笑いながら見ていた弟は…

映像製作業のフミエさん(30)は社会人になったばかりの頃、上司にイビられボロボロになり、両親に相談した。しかし、両親は逆にフミエさんにダメ出しするだけで、フミエさんは追い込まれた。

見かねた友人達がフミエさんが家を出て会社を辞めるのを手伝ってくれたが、引っ越しを手伝ってくれたが友人の1人は、フミエさんの母に押し掛けられ、『フミエが自分勝手なだけ』という母の言い分を信じ、絶縁状態になってしまう。

このように、母は昔から弟ばかり可愛がり、フミエさんにはキツく当たった。すると、次第に弟は母がフミエさんを殴ったりするのを見てら笑い出すようになった。勉強を強いる母がフミエさんに『死ぬ思いをすれば成績が上がるはずだ』と言って、マンションの7階のベランダから無理矢理押し出そうとしていた時すら弟は笑っていたのだ。

結果、弟は笑ってはいけない所でも笑ってしまう様になり、周囲と溶け込めず引きこもりになってしまう。

しかし、母はそんな弟のことを『すごい人になる』と言って聞かず、フミエさんが無理だろうと言うと『どうしてそんなこと言うの』と怒るのだ。

そして、そんな母は怒ると、他の部屋のベランダを飛び越えてフミエさんと恋人が同棲するアパートの部屋のベランダにやってきてすごい形相で窓を叩いてくるのだ。

現在は彼氏が母と話をつけて関わらないで済んでおり、友人や彼氏に助けられていることに感謝して生きているのだ。

…弟のメンタルがヤバいことに。そして、息子からのDVを嬉しそうに語る母はもっとヤバい。あと、他の部屋のベランダを飛び越えるって普通に犯罪。彼氏さんが理解ある人でフミエさんが逃げられて良かった。

第15話 お母さんを殺しなさい~叔母が刺客

専業主婦のサチコさん(37)は、娘を生んで自分の母親の異常さに気付いたと語る。サチコさんの母は怒ると放送禁止用語で幼いサチコさんを罵り続け、その怒りは中々収まらない。そんな家が嫌でサチコさんが家出をすると、母はサチコさんを連れ戻し、包丁を持たせて『家出したければ私を殺せ』と騒ぎ、結局サチコさんが謝り折れるしかないのだ。

そんな風に育ったサチコさんは『私が苦しめばお母さんは幸せ』と思い、大学進学後もお金をもらえなかったこともあり、バイトに追われる刹那的な生き方をしていた。

だが、ある時男友達から『幸せになりたいと思わないのか』と言われ、自分と母親の関係の歪さに気付き、『幸せになろう』と大学卒業後、その男友達と結婚するのであった。

だが、結婚式の3日前、酔っ払い運転をしていた母の車が踏切内で立ち往生し、そのまま電車と衝突する。だが、車が大破したにも関わらず母は軽い打ち身だけで済み、治療費をサチコさんに払わせようとする。怒り、母を式に呼ばないようにしようとしたサチコさんだが、叔母に説得されて呼ばざるをえなかったのであった。

そう、叔母は基本的に母からの“刺客”なのだ。サチコさんは母と没交渉なのだが、関わらせようとしてくるのだ。

そして、ある時サチコさんの姑にサチコさんの母の安否確認をしつこく迫ってきた。あまりのしつこさに母の安否確認をすることにしたサチコさん。しかし、直接関わりたくないため、母の済む自治体に問い合わせる。

すると、アッサリと安否確認をすることができ、その結果を夫から叔母に伝えてもらう。

色んな人達のおかげでサチコさんは母や伯母との接触を避けられている。不便なこともあるが、身心の健康が害されないことの方が大事なのだ。

…叔母や親戚が刺客というのもよく聞く話。『ゆがみちゃん』もそんな感じだった。 そして、夫や姑さんが理解ある人で良かった。…というか、電車と衝突して車が大破したのに軽い打ち身だけで済む、お母さんって体が鉄で出来てるのかな?

以下、考察

色々な親子像、特に距離感が難しい母と娘

『それでも親子でいなくちゃいけないの』に比べると、本作品は両親との関係を続けている、あるいは嫌がっていない人が多い印象がある。今回のこのマンガは毒親との絶縁がメインではないので(ヘンな母親…というのがテーマ)、『色んな親がいるんだなぁ…』と色々と考えさせられる。

しかし、親と子、特に母と娘って距離感が難しいと思う。個人的に身につまされたのは6話。

私自身も、父が死んで母と二人になってしまった頃、何でもかんでも母に話してしまう時期があっただが、ある日、母が会ってもいない私の友人に対して、『あの子は○○なところがあるから~』『うちの学校は××だからね~』等と、あたかもその友人の知り合いのように、そして、私と同じ学校に通っているかの様に喋っていることに気付いて心底ゾッとしたことがある。

人と対話したり、自分の気持ちを吐き出すのはとても大事なことだけど、時には心に留めて一人で向き合うのが必要なこともある。

あの時持った、母が自分の分身となってしまったような生暖かい、奇妙で気持ち悪い感覚は未だに忘れない。

私も娘が二人いるのだが、時折冷静になって、娘の自立や自尊心を育むにあたって“ヘンな母親”になっていないか見返したいと思う。

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